ネズミ駆除の金額や相場をわかりやすく解説

当社ではネズミ駆除の相場や料金についてお問合せをいただくことがございますので、相場や駆除料金をご紹介いたします。また、この記事では他にも安く駆除するコツや業者選びで知っておきたい情報をまとめていますので是非参考にしてください。

ネズミ駆除の相場

(害獣駆除対策センター2019年~2023年実績より算出)

ネズミ駆除の費用は、1万円から高くても30万円程度です。被害の進行度合いと対策範囲によって料金が異なります。害獣駆除対策センターの統計によると、メンテナンスや軽微な被害から大量のネズミの一斉駆除などの実績からそれぞれの価格帯が公開されています。

  • 1万円~5万円(45%):ネズミ1匹の駆除、メンテナンス、部分塞ぎ(店舗、一般宅)
  • 5万円~15万円(30%):追い出し作業、侵入経路塞ぎ、消毒(一般宅)
  • 15万円以上(25%):大量のネズミ駆除、大がかりな防除作業&消毒(工場、一般宅)

ネズミの駆除料金は、被害の放置度合によって駆除料金が大きくなります。被害が拡大する前に駆除を依頼したほうが安く済みますので早めに相談するようにしましょう。また他にも、安く依頼するために知っておきたいことを紹介しますので是非参考にしてください。

安く駆除を依頼するコツ

相見積もりを必ず取る

相見積もりを必ず取るようにしましょう。相見積もりをすることを業者に一言伝えるだけで料金を安く提案するようになります。そして複数業者の見積もりを確認して、料金・駆除方法・保証期間をそれぞれ比較検討しましょう。

また、害獣駆除の業界には下請け業者にお仕事を丸投げしている会社が存在しています。2次下請けや3次下請けの業者が駆除を行うまでにマージン(中間金)が20%以上、上乗せされています。お電話で相談した会社と実際に調査に訪れた会社が違う会社である場合はマージンが発生してしまうため料金が相場より高く提示されることがほとんどです。

見積項目の削減

駆除業者と言っても会社によって駆除方法が違います。トラップの枚数、忌避剤の使用や侵入経路の封鎖方法が見積書で金額で確認しておきましょう。不要な作業工程を削減して駆除料金を安くしましょう。

駆除で削減できる工程としては、主にはトラップの数や忌避剤の使用が削減できる項目です。ネズミを駆除する場合、侵入経路の封鎖をすることは必ず対策したい工程ですので「防除作業」や「侵入対策」などの項目は必ず依頼するようにしましょう。

過剰営業に注意

害獣駆除を行っている会社には様々な業者がいます。中には嘘をついてでも契約書にサインを急かすように誘導する業者もいます。しつこい営業を掛けてくる会社には冷静に”家族と相談して返事する”と伝えてから比較検討するようにしましょう。他にもさまざまな過剰営業の事例を紹介します。

こんな業者には注意!

  • 調査で天井裏を覗かなかった:プロの駆除業者であれば天井裏に実際に営業スタッフが登ったりして調査をします。調査せずに提出された見積書は信用しないようにしましょう。
  • 契約を急かす営業:悪い会社ほど相見積もりで他の会社の料金を見せないようにします。「いまスグ契約書にサインしたら割引きます」などと契約を急かします。
  • 薬剤の費用が高額:消毒液や忌避剤(ネズミを追い出す煙)が高額な会社には注意しましょう。原料はとても安価で、この項目が数十万円もすることはありえません。
  • 見積書に鉄筋足場とある:ネズミ駆除で鉄筋の足場を設置することはありません。より高い金額で契約するために悪徳業者が見積書に含める項目です。

このように危険な会社は多数存在しています。悪い会社に引っかからないようにしましょう。また、契約してしまった後でも、解約したい場合は最終手段の「クーリングオフ」という手段があります。ハガキに解約の旨を記して発注業者に送りましょう。

当社は自信を持ってサービスを提供しておりますので、ぜひ当社の見積書と他社の見積もりを見比べて比較してください。

被害を放置しない

ネズミの駆除費用は被害の放置度合によって費用が変わります。ネズミは短期間で何度も繁殖してしまいますので駆除すべきネズミの個体数が多ければ多いほど駆除が大がかりになります。そして駆除費用もネズミの被害量で大きく変わりますので例を紹介します。

例えば、「昨日、天井裏で何か物音が聞こえた」という被害の場合
ネズミは1匹から数匹程度の被害で駆除費用も1万円から高くても数万円程度になります。

しかし、「何年も前から音が聞こえて、お部屋の中でもネズミを見た」という被害の場合
大量のネズミを駆除する必要があり、塞ぐべき侵入経路の穴が無数にあることが考えられます。このような状況であれば数十万の駆除費用が必要となります。

このように、ネズミの被害の放置度合によって駆除料金が増えてしまいますので早めに業者に調査だけでも依頼して相談するようにしましょう。

ネズミ駆除の失敗例

失敗例①

60万円でネズミ駆除を依頼したものの、被害が止まらない

このような場合、駆除の知識が不足している業者に依頼してしまったことが原因です。たいていの場合はネズミの侵入経路を見つけられなかった場合にこのようなことが発生します。

対処方法:
保証サービスを提供する信頼できる業者を選ぶことで、このような失敗を避けることができます。保証サービスとは仮にネズミの駆除が失敗しても無料で再び調査をしてくれる会社です。

失敗例②

高圧的な営業で断り切れずに契約してしまった

相見積もりで他の会社の価格帯を知ってほしくない会社が契約を無理に押し進めます。他の会社の悪口を必用に言ったり今すぐ契約したら割引キャンペーン対象外になるなどと言ってくることもあります。

対処方:
「相見積もりを取る」「家族と相談しないと決断できない」と伝えるようにしましょう。もし、押し切られてしまった場合は必要に応じてクーリングオフを検討しましょう。

失敗例③

何か月もメンテナンスにも関わらず、被害が止まらない

ネズミの被害は侵入経路を対策しなければ止まることがありません。中途半端な対策を続けることで生じる問題です。駆除業者としては、定期的な収入源として良いように搾取されている可能性があります。

対処法:
粘着トラップでの駆除より、侵入経路を塞げる専門業者に依頼したほうが良いでしょう。ネズミの被害を根本から解決すれば定期的に支払う費用より出費が少なくて済みます。

【ネズミは個人で駆除しても大丈夫?】

鳥獣保護法により、ネズミは保護対象外とされており個人での駆除に問題はありません。ネズミがトラップに捕まった場合は、燃えるゴミとして処分することが可能です。最も安く駆除する方法は、自分で行うことですが、その方法については別記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。


【自分で駆除が難しいならプロに相談しましょう】

害獣駆除対策センターでは、無料の調査から駆除を発注するかどうかを検討することができます。被害を放置すればするほど、必要な駆除と消毒作業が増えてしまいます。自分で駆除が難しい場合は、早めに専門家に相談することをお勧めします。

この記事の作成者
害獣駆除の専門家 ケーシーさん

害獣駆除センター
害獣駆除の専門家
元田 ケーシー


害獣駆除センターの害獣駆除の研究員です。害獣の生態や効果的な忌避方法を研究しています。記事で執筆している内容は、自社で試験調査した内容や、国内と海外の学術論文を基に情報提供しています。

地域別駆除実績

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