コウモリ駆除の金額・相場!|プロが紹介

当社ではコウモリ駆除の相場や料金についてお問合せをいただくことがございますので、相場や駆除料金をご紹介いたします。また、この記事では他にも安く駆除するコツや業者選びで知っておきたい情報をまとめていますので是非参考にしてください。

コウモリ駆除の相場

(害獣駆除対策センター2019年~2023年実績より算出)

コウモリの通気口部分の駆除費用は1万円から10万円で、天井裏での駆除の場合は20万円以上です。コウモリは天敵のカラスやイタチなどの天敵から身を守れる狭い隙間を好むため、通気口や新築の天井裏に好んで棲みつきます。通気口の駆除であれば、重機などを使う必要がなく手の届く範囲での駆除ができますので比較的安く駆除をすることが可能です。ただし、天井裏を住み家にしている場合は対策が大がかりになりやすいです。そのような場合では高所作業車や鉄筋の足場を設置する必要がありますので費用が掛かってしまう傾向にあります。

  • 1万円~10万円(47%):通気口の駆除、コウモリの捕獲(一般宅、マンション)
  • 10万円~40万円(16%):天井裏・軒下を高所作業車で駆除(一般宅)
  • 40万円以上(37%):天井裏・軒下を足場を設置して駆除(一般宅、工場)

特に、コウモリの駆除費用を大きく影響さえるのは鉄筋の足場が必要かどうかで費用が変わります。安くても足場の設置には40万円以上の費用が掛かります。もし、足場の設置で高額な見積もりが出てしまった場合でも対処する方法はありますので次に安く駆除を依頼するコツを紹介します。

安く駆除を依頼するコツ

相見積もりを必ず取る

相見積もりを必ず取るようにしましょう。相見積もりをすることを業者に一言伝えるだけで料金を安く提案するようになります。そして複数業者の見積もりを確認して、料金・駆除方法・保証期間をそれぞれ比較検討しましょう。

他の注意点としても、害獣駆除の業界には下請け業者にお仕事を丸投げしている会社が存在しています。2次下請けや3次下請けの業者が駆除を行うまでにマージン(中間金)が20%以上、上乗せされています。お電話で相談した会社と実際に調査に訪れた会社が違う会社である場合はマージンが発生してしまうため料金が相場より高く提示されることがほとんどです。

足場設置はできる限り避ける

鉄筋の足場を設置するには安くても外壁一面単位で約25万円の設置費が発生してしまいます。そこからコウモリの駆除費用が10万円~20万円掛かりますので合計で40万円以上にも及ぶ費用が必要になってしまいます。そのためできる限り足場の設置は避けたい作業です。足場の設置が見積もりに含まれていれば、駆除業者に高所作業車での駆除ができないのか相談しましょう。ほとんどの害獣駆除業者は高所作業車を使う免許を持っていますので積極的に質問してください。

高所作業車での代用ができそうな場合は、高所作業車の費用は高くても10万円以内で使用できます。例えば、足場を外壁4面分に設置するには100万円(1面=約25万円)かかりますので1/10の費用で済みます。多額の駆除費用を抑えることができます。必ず足場ではなく高所作業車での駆除が可能なら変更しましょう。

見積項目の削減

駆除業者と言っても会社によって駆除方法が違います。トラップの枚数、忌避剤の使用や侵入経路の封鎖方法が見積書で金額で確認しておきましょう。不要な作業工程を削減して駆除料金を安くしましょう。

駆除で削減できる工程としては、主に消毒作業部分修繕が削減できる項目です。コウモリの被害には、天井のシミや汚れが発生することがあります。これらの汚れをそのままにしても問題ない場合は削減することを検討しましょう。ただし、侵入経路の封鎖をすることは必ず対策したい工程です。「防除作業」や「侵入対策」などの項目は必ず依頼するようにしましょう。

過剰営業に注意

害獣駆除を行っている会社には様々な業者がいます。中には嘘をついてでも契約書にサインを急かすように誘導する業者もいます。しつこい営業を掛けてくる会社には冷静に”家族と相談して返事する”と伝えてから比較検討するようにしましょう。他にもさまざまな過剰営業の事例を紹介します。

こんな業者には注意!

  • 調査で天井裏を覗かなかった:プロの駆除業者であれば天井裏に実際に営業スタッフが登ったりして調査をします。調査せずに提出された見積書は信用しないようにしましょう。
  • 契約を急かす営業:悪い会社ほど相見積もりで他の会社の料金を見せないようにします。「いまスグ契約書にサインしたら割引きます」などと契約を急かします。
  • 薬剤の費用が高額:消毒液や忌避剤(コウモリを追い出すスプレー)が高額な会社には注意しましょう。原料はとても安価で、この項目が数十万円もすることはありえません。
  • 見積書に鉄筋足場とある:コウモリ駆除で鉄筋の足場を設置することはありません。より高い金額で契約するために悪徳業者が見積書に含める項目です。

このように危険な会社は多数存在しています。悪い会社に引っかからないようにしましょう。また、契約してしまった後でも、解約したい場合は最終手段の「クーリングオフ」という手段があります。ハガキに解約の旨を記して発注業者に送りましょう。

当社は自信を持ってサービスを提供しておりますので、ぜひ当社の見積書と他社の見積もりを見比べて比較してください。

被害を放置しない

コウモリの駆除費用は被害の放置度合によって費用が変わります。コウモリは天井裏をトイレとして使うことが多く、1年も放置すれば糞が山盛りに溜まります。これほど被害が進行すれば、天井の板が腐ったり、害虫や病原菌が蔓延したり様々な被害に膨れていきます。このようなことにならないように放置しないようにしましょう。一部コウモリの被害例を紹介しますので心当たりがある場合は早めの対処をおすすめします。

例えば、「今年からコウモリ被害が始まった」という家と「何年もコウモリ被害を放置している家」という状況に違いがあれば駆除料金が大きく違います、

最近始まった被害の場合:
侵入経路を封鎖して、簡単な掃除をするだけで問題ありませんので1万円~5万円で駆除できます。
何年も放置した場合:
被害を放置している場合は溜まった糞の掃除や消毒など大変な作業が発生します。コウモリの駆除費用だけで最大30万円ほどの料金がかかることがあります。

このように、コウモリの被害の放置度合によって駆除料金が増えてしまいますので早めに業者に調査だけでも依頼して相談するようにしましょう。

コウモリ駆除の失敗例

失敗例①

60万円でコウモリ駆除を依頼したものの、被害が止まらない

このような場合、駆除の知識が不足している業者に依頼してしまったことが原因です。大抵の場合は、工務店や下請け業者が誤った侵入経路箇所を封鎖したことによってこのようなことが起こります。特に、軒下の対策で失敗する例が多い。

対処方法:
保証サービスを提供する信頼できる業者を選ぶことで、この失敗を避けることができます。保証サービスとは仮にコウモリの駆除が失敗しても無料で再び駆除をしてくれるサービスです。

失敗例②

高圧的な営業で断り切れずに契約してしまった

相見積もりで他の会社の価格帯を知ってほしくない会社が契約を無理に押し進めます。他の会社の悪口を必用に言ったり今すぐ契約したら割引キャンペーン対象外になるなどと言ってくることもあります。

対処方:
「相見積もりを取る」「家族と相談しないと決断できない」と伝えるようにしましょう。もし、押し切られてしまった場合は必要に応じてクーリングオフを検討しましょう。

失敗例③

通気口に棲みついたコウモリの対策をしたら他の通気口に移った

家に現れるコウモリはアブラコウモリというハムスターほどのサイズのコウモリがほとんどです。狭い隙間があればどのような場所でも入り込んで棲みつきます。通気口、天井裏、瓦の下、シャッターボックスに好んで棲みつきます。

対処法:
1か所対策してもコウモリの被害は収まることが少なく、他の隙間もすべてしっかり対策をして初めて駆除が成功する場合がほとんどです。1か所だけの対策をするだけではなく、コウモリが入る可能性がある場所すべてに網を設置するようにしましょう。

【コウモリは個人で駆除しても大丈夫?】

鳥獣保護法により、アライグマは保護対象とされていますので危害を加えたり捕まえてはいけない動物です。ただし、追い出すために忌避スプレーを吹き付けることは問題ありません。他の記事で適切な駆除方法を紹介していますので是非参考にしてください。


【自分で駆除が難しいならプロに相談しましょう】

害獣駆除対策センターでは、無料の調査から駆除を発注するかどうかを検討することができます。被害を放置すればするほど、必要な駆除と消毒作業が増えてしまいます。自分で駆除が難しい場合は、早めに専門家に相談することをお勧めします。

この記事の作成者
害獣駆除の専門家 ケーシーさん

害獣駆除センター
害獣駆除の専門家
元田 ケーシー


害獣駆除センターの害獣駆除の研究員です。害獣の生態や効果的な忌避方法を研究しています。記事で執筆している内容は、自社で試験調査した内容や、国内と海外の学術論文を基に情報提供しています。

地域別駆除実績

関西エリア

関東エリア

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