アライグマの生態

4月になりましたね、桜も咲き始めて
外に出たくなる季節になってきましたね。
今回はアライグマの生態について書いていきますね、と言うのも、先週2日続けてアライグマの子供を捕獲してきました。
アライグマをはじめ色んな害獣が出産の時期に入ってますからね、どちらも民家の天井裏で出産してました。
アライグマの親も子供を守るために
気が立っているので大変な作業になりました。そんな事なので今回は皆さんに
アライグマの危険性について書いていきますね。

実際の野生のアライグマは可愛らしいイメージとかけ離れています。
非常に食欲旺盛かつ雑食で、農作物を食い荒らします。
農業関係者がアライグマの食害で受ける年間被害総額は3億円とも4億円とも言われています。
肉もよく食べ、鶏程度の大きさの動物であれば食物とみなします。
家畜やペットをアライグマが食べるといった事件も後を絶ちません。
アライグマは警戒心があまりなく、人間の住む家のすぐ近くまで平気でやって来ます。
中には人間が現住する家屋の屋根裏に住み着くことも…。
こういった場合は屋根裏に糞尿を垂れ流すので悪臭の原因となりますし、天井裏を走り回るので天井板が破損したり腐食したりすることもあります。
あまりにも人間に対して害をなし、また日本固有の生態系に対して大きな影響を与えることから、平成17年には「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」に基づき特定外来生物に指定されました。
現在も各自治体でアライグマの被害報告が絶えず、年間3万頭を超えるアライグマが害獣として捕獲されていますが、捕獲数は年々増加の一途を辿っています。
アライグマは各種感染症のキャリアでもあるので、農業関係者のみならず多くの人に被害をもたらす危ない動物です。
見た目が可愛いからと言ってアライグマに触ると、思わぬ感染症にかかることもあるのです。

アライグマは繁殖力が強く、妊娠率はほぼ100%に近いと言われています。
1回の出産で3~6頭の子供を産み、2年で性成熟します。
日本には人間以外にアライグマの天敵がほぼいないため、このサイクルで爆発的に増殖を続けています
人間に駆除されない限り増えていくとも言われています。
可愛い見た目とは裏腹に、狩猟犬を逆に噛み殺したり、ペットの犬を連続して襲った例もあります。人間にも噛み付くことがありますが、雑菌の温床なので噛まれたり引っかかれたりした場合はすぐに病院で診察を受けましょう。
ここでは、アライグマから人間に感染する可能性のある感染症等について紹介します。
アライグマは原産地である北米では狂犬病のキャリアとして知られています。
狂犬病は近年日本での報告がありませんが、発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。
その他にも、アライグマはアライグマ回虫という寄生虫を持っており、その卵はアライグマの糞に含まれてます。
この卵が何らかの形で人間の体内に入った場合、卵が孵化して寄生虫が中枢神経へと迷走し、重い精神系の障害を患い、場合によっては死に至ります。
アライグマの糞を直接摂取することはないでしょうが、アライグマが糞をした川の水を飲んでしまうケースが考えられます。
また、アライグマの糞が乾燥し、それが風で舞った結果口に入る可能性もないとは言えません。
農業関係者の場合、アライグマが農地に糞をしている可能性もあるので、アライグマによる被害があった畑等に侵入する場合は十分に注意して行動する必要があります。
土の上だけでなく、農作物の一部に糞が付着している可能性も考慮しなければなりません。
さらに、アライグマからは他の病気の原因となる菌も多く検出されます。
日本脳炎ウイルスやカンピロバクター、サルモネラ菌などです。
これらはあくまで検出されたものなので、他の病原体を保有するアライグマが存在する可能性は十分にあります。
このため、アライグマを見かけても近づかないことと、万が一接触した場合は速やかに消毒し医療機関の指示を受けることが大切です。そうなる前にアライグマを家で見かけたらホームレスキュー株式会社に連絡を下さい、害獣対策のプロの私達に任せて下さいね。

地域別駆除実績

関西エリア

関東エリア

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