アライグマは夏にも繁殖期がやってきます!

動物の繁殖期と聞くと一般的には春ごろを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ホームレスキュー株式会社で取り扱っている害獣も例外ではなく早いものであれば3月頃から
繁殖期を迎え子供の泣き声が聞こえるというお問い合わせを頂きます。
春に繁殖期を迎える害獣はハクビシン・イタチ・アライグマです。
これらは1年に1回繁殖期を迎えますがアライグマは例外で
もう一度繫殖期を迎える場合があります。

アライグマとはどんな動物?なぜ野生化した?

まずアライグマは元々アメリカ大陸に生息していた中型の動物です。
1960年代から1970年代にかけてペットブームが起こり飼育されていた個体が
捨てられたり逃げ出したものが野生化のしたといわれていります。
原因としては可愛らしい見た目に反して雑食で狂暴な性格の為手に
負えなくなり捨てられてしまったようです。それが現代では野生化してしまい
山岳地帯や都市部問わず日本全域に生息するようになっております。

アライグマによる害獣被害と感染症

アライグマは雨風をしのげ快適な環境の自宅に棲みつく事があり我々の生活や
健康に対して様々な被害をもたらします。手の指が5本あり器用で力の強い為、
自宅のちょっとした場所(壁の穴や屋根の隙間)を器用に剥がし自宅に侵入します。
そして屋根裏や床下通気口などに侵入し糞尿や断熱材を荒らす等の問題を起こし
建物に対して重大な被害をもたらします。またアライグマの体にはダニやノミが
潜んでおり断熱材等がそれらの温床になる可能性があります。そこから屋根材や
天井を伝ってリビング等の生活スペースに入り込んでしまいます。

更にアライグマの体には危険な病原菌を抱えています。
・サルモネラ菌
食中毒の原因になる菌で、アライグマの腸内に生息します。人に感染すると下痢、
嘔吐、発熱などの症状を引き起こすことがあります。
・SFTSウイルス
アライグマの体に付着しているマダニを介して人間に感染する可能性のある
ウイルスです。高熱、出血傾向、低血圧などの症状を引き起こし、重症化すると
死亡することもあります。
・レプトスピラ症
アライグマの尿の中などに潜んでおり軽度の発熱や頭痛などの風邪に似た症状から、
重篤な腎臓や肝臓の障害、出血性疾患に至るまで様々で完全に治すことはありません。
・日本脳炎ウイルス
主にアライグマの血を吸った蚊を介して人間に感染し、脳炎や髄膜炎などの症状を
引き起こすことがあります。死亡率が高く様々な後遺症になってしまう可能性があります。
・狂犬病
アライグマの唾液中に潜んでいるウイルスで主に噛まれることによって感染する可能性が
あります。神経症状や痙攣・麻痺などが起こり治療困難な病気です。
・アライグマ回虫
アライグマの腸内や糞の中に生息し人体には目などをはじめ粘膜から侵入し
神経に転移します。ひどくなると目の中などに大量の虫卵を産み脳炎を
引き起こす可能性があります。

アライグマは夏にも繫殖期があります!

アライグマは1年に1度春先に出産を行います。しかし様々な理由で春先の繁殖に
失敗してしまうと夏場にもう一度発情期がやってきます。そのため夏場にも
アライグマが増え一度の出産で3~6頭の子供を産みます。生まれた直後の
アライグマの子供は体重は60g目は閉じていてひとりで歩くことはできない為
親は子供の為にエサを調達し、子供達に食べ与えます。子供アライグマは
生後60日くらいで歩けるようになり、母親アライグマと行動しますのが、
子供アライグマを一度も見かけてないということなので、ここのアライグマは
まだ歩けないくらいなのでしょう。親は子供の為にエサを調達し、子供達に
食べ与えるのです。大人のアライグマとは違い薄い茶色の産毛が生えていますが、
ただ目の周りあるアライグマの特徴的な黒い体毛は生まれた時から生えております。
出産後4か月程は授乳期間になり1歳になる頃までは親と共に暮らします。
かわいい見た目でアニメなどでも大人気のアライグマですが性格は気性が
荒く特に発情期は獰猛になりかなり攻撃的になっている為むやみに
近づく事はとても危険ですので絶対に止めましょう。

被害を感じた場合は専門の害獣駆除業者へ!

これまでアライグマの特徴や繁殖時期について説明させて頂きましたが、これらの被害が
出た場合にどの様な対策が行えるでしょうか。個人でできることや法律の観点から対策が
難しい内容まで存在する為詳しくご説明させて頂きます。

個人で行う対策方法。

個人で行う対策方法について効果的な方法をご紹介いたします。

・生ごみを出す場所にはネットを使用する
アライグマは食性が雑食で人間の食料や生ごみを食べることがあります。そのため生ごみを
捨てる場所がアライグマにとって簡単にアクセスできる場合、アライグマが生ごみを漁り、
被害を与えることがあります。ゴミを荒らされる被害に遭う場合は予防のためのネットを
使用する事が効果的です。

・電気柵を設置し侵入させないようにする
自宅で庭や畑などを管理している場合は電気柵などの設置も効果的です。忌避剤などの
散布を行った場合ですと一時的にアライグマ被害を減らすことができますが学習能力が
高いため電気柵を設置すると危ないという事を理解させ畑に出入りしないようにさせる
ことができます。

・餌となる食べ物等を近くに置かない
自宅の中に餌となる食べ物やゴミを置かないようにすることも効果的です。餌のある
場所という認識にされてしまうと自宅に入り込まれる可能性が高まります。庭に植えている
果物や食べ物やペットの餌等を放置しないようにする事で自宅に呼び寄せるアライグマを
減らすことができます。

アライグマは法律で守られている為許可なく駆除する事ができません!

アライグマは入り込まれないようにする対策は出来ても外来生物法や鳥獣保護法という
法律に守られている為許可なく駆除することはできません。許可を取る方法としては
お近くの行政機関に問い合わせを行い捕獲などを行う許可を取る必要があります。
ただし申請を行い許可を得るまで2週間から最長1ヵ月程の日数がかかる場合が多く
被害が出てからの申請では被害が広がってしまう為すぐに対策を行いたい場合には
現実的ではないのかもしれません。

被害が広がる前に駆除業者に依頼しましょう。

すぐに対策を行う場合は専門知識を持った駆除業者に依頼する事をお勧め致します。
アライグマは放置してしまうと建物に対して取り返しのつかない被害が出てしまう場合があります。
特に発情期の害獣は気性も荒く特に狂暴になっておりますのでむやみに個人で駆除を行ってしまうと
ケガや感染症の被害に遭ってしまう可能性があります。ホームレスキュー株式会社では現地調査や
お見積もりは無料で対応しておりますのでぜひ一度お気軽にお問い合わせくださいませ。

地域別駆除実績

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