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埼玉県大里郡寄居町よりご相談のお電話をいただきました。
春先から軒下に、細長く1センチほどで真っ黒な糞のようなものが落ちるようになったとご連絡をいただきました。コウモリの被害でほぼ間違いありません。
被害状況の確認と必要な対策をご提案するため、スタッフが伺いました。黒い糞は下に落ちているものだけでなく、よく見ると屋根の上や、二階窓の周りにこびりついています。調査を進めますと屋根周りからコウモリが侵入している可能性が高い事が分かりました。
今回は足場を立て、屋根周りを重点的に対策することとなりました。
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コウモリは鳥獣保護法により、直接捕獲できません。そのため、忌避剤を使用して追い出しを行います。
その後、コウモリの糞を掃除します。今回はお客様が気になるという事でほとんどお掃除されていましたが、コウモリの糞にはコウモリが媒介する菌やウイルスが付着している可能性もあり、大変危険です。お客様自身でお掃除される場合は、手袋やマスク、帽子を着用し、清掃用具は専用としましょう。
住宅に棲みつくコウモリは、非常に小型種のアブラコウモリ（別名：イエコウモリ）がほとんどで、一般的に1.5センチほどの隙間から侵入できます。日本の木造住宅は外壁材の内側に通気のための隙間があったり、軒下に通気口が設けられたりすることが多いのですが、それらがコウモリの侵入口になります。通気を妨げない部材を使用し、侵入口を塞いでいきます。
最後に消毒を行い、残存する菌やウイルスの対策とします。
今回は、数日おきに5日間施工を行い、徹底的に対策いたしました。着工から1カ月ほどかかりましたが、これで安心です。
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