害獣駆除のお仕事とはとても悲惨!?

あまり聞きなれないかもしれませんが、皆さんは“害獣駆除”というお仕事はご存じですか。一般的に害“虫“駆除の言葉のほうが普及していますが、そもそも害獣駆除とはどのようなお仕事なのかご紹介いたします。

害獣駆除とは、野生動物の主にネズミ・アライグマ・ハクビシン・コウモリ・鳩・カラスなどの動物を駆除するサービスです。クマやイノシシ・シカなど大きな動物の駆除をイメージをしがちですが、大型のクマやイノシシの駆除は猟銃が必要とされるため、猟友会のお仕事として分かれています。そのため民間企業が運営する一般的な害獣駆除業者は、民家や公共施設に入り込む小型の野生動物を駆除する事がお仕事です。

害獣駆除業者の業務内容について

さて害獣駆除業者はどのようにして野生動物の駆除を行っているのでしょうか。もし残虐な駆除をしているのであれば社会的に大きな問題になってしまいます。
弊社では野生動物の殺傷は行うことは無く、稀に捕獲を行うことはあるものの直接の駆除を行うことはありません。
その理由は、ネズミを除くほぼ全ての動物は鳥獣保護法により守られており、殺傷はおろか捕獲も許されおらず、いかなる直接的駆除は法律の罰則対象になる為です。
稀に行う捕獲作業は、役所で申請をする必要があり許可が下りるまでに市役所によっては許可が下りるまで数日かかる場合があり、急を要する現場には不向きで、捕獲もよほどのことがない限り行うことはありません。
法律にて対応方法が限られているので、弊社では天井裏・床下・壁の中などに野生動物が入り込んでしまうと動物の嫌う臭いがする専用の煙(忌避剤)を充満させて炙りだしを行います。
害獣に自ら出て行ってもらった上で、戻ってくることの無いように出入口となる穴や隙間を塞ぐ対策を行うことが、一般的な駆除方法です。

とはいえ害獣駆除は、野生動物が住み家にしている縄張りに踏み込み作業をするので、危険も伴います。
忌避剤を用いて害獣を追い払う際、一部の害獣は自分の縄張りを守るべく襲い掛かってくることがあり、ベテランの駆除スタッフであれば動物を刺激しないように対応できるものの、駆け出しのスタッフは害獣を怒らせてしまい襲われることもあります。
さらにはネズミやアライグマなど危険なウィルスや寄生虫を有している動物に噛みつかれてしまうと、治療薬がまだ開発されていない病気に感染する恐れや後遺症を残す寄生虫に感染してしまう可能性もあります。
このような事態にならないよう、弊社では駆け出しのスタッフには十分な研修を経験してから駆除を行います。

むせ返すほどの汚物の掃除に心を折られるスタッフ多数

ドラマや映画などで、グロテスクなものやショックの大きい景色を目の当たりにして、吐き気を催す場面を見たことはありませんでしょうか。害獣駆除の仕事ではこのような情景に遭遇することがしばしあります。スタッフはある程度経験を積むまで、掃除や道具を運ぶなどの軽作業から駆除業者の仕事を始めるます。そこで最もスタッフが辞めてしまう原因となる作業が、害獣のフンや残していった汚物を掃除することです。彼らが掃除するものはただの糞ではなく、山盛りになった糞尿の中に、腐った果実や害獣が狩ってきた鳥、小動物の死骸が混ざっており悪臭を放っています。その悪臭からは経験の少ないアルバイトスタッフが仕事の過酷さから音を上げてしまう場面も存在します。

被害を訴えるお宅の状況が酷いことが多く、毎度のようにこれらの汚物の対処しているそうです。害獣のあるご自宅のほとんどは、天井や床下で気づかない間に始まり、徐々に動物が音を出して走り回るようになってからやっと業者に相談するかどうか考え始める事が多く“きっとそのうち勝手に出ていくであろうと思っていた”と多くのお客様がお話されます。残念ながら、一度住みつかれてしまうと勝手に出ていくことはほとんど無く、動物が自分の家・縄張りとして定めてしまいます。そのため放置すれば放置するほど被害が深刻になっていくそうです。最悪の事態にならないよう早めにご相談くださいませ。

さて、話をアルバイトスタッフの業務に戻します。
大変な汚物掃除作業ですが、夏場の駆除は過酷さを極め天井裏の気温はサウナに入るような暑さになります。天井裏という密閉された空間で蒸された害獣のフン・果実の食べ残し・小動物の死骸は目に染みるほどの悪臭が溜まっています。
そんな害獣駆除のお仕事は心身ともに大変な仕事ですが、同時に被害に遭っているお客様の生活が健康的で安心に過ごせるようになる、価値・やりがいのあるお仕事だと実感しています。害獣被害がある限り、全力で取り組みたいと考えています。
ホームレスキュー株式会社では一緒に働いてくれるスタッフや協力してくださる協力会社様を募集しておりますので詳しくは採用情報をご覧いただけますと幸いです。

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