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ムクドリは日本全国に広く分布する鳥で、かつては害虫を食べる益鳥として重宝されていました。しかし、近年では人間の生活圏に進出し、フンや騒音、ダニなどの被害をもたらす害鳥となっています。特にムクドリは群れで行動するため、その被害は年々大きくなってきています。
ムクドリの被害から家を守るためには、どのような退避方法や対策が有効なのでしょうか?この記事では、ムクドリによる被害の実態について解説します。また、ムクドリを寄せ付けない方法や、ムクドリが家に巣を作ってしまった時の対処方法も紹介します。ムクドリの被害に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
ムクドリが人間にもたらす被害とはどういったものがあるのでしょうか。ここでは主に3つ紹介します。
ムクドリは群れでねぐらに集まると、その周辺に大量のフンを落とします。フンは歩道や車、洗濯物などを汚すだけでなく、建物の外壁や雨どいを腐食させたりすることもあります。
また、フンにはカビや細菌が含まれており、人やペットの健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
ムクドリは日没前になるとねぐらに戻り、「ギュルギュル」「ギャーギャー」「リャーリャー」と一斉に大きな声で鳴き始めます。この鳴き声は、非常に不快を感じるもので近隣住民の睡眠や生活に大きな影響を与えます。
ムクドリは春から夏の繁殖期に雨戸の戸袋や軒下などで巣を作ることがあります。
その巣の中にフンやエサのかすなどがたまると、ノミやダニなどの寄生虫が増えます。それによって、ノミやダニが人やペットを刺すなどしてアレルギーや感染症などの発症する原因になることがあります。
ムクドリを家に寄せ付けないようにするにはどうしたらよいでしょうか?ここでは3つの方法を紹介します。
ムクドリは木の上や建物の隙間などにねぐらを作ります。そのため、ムクドリの住処をなくすことが最も効果的な方法です。例えば、庭に生えている木や枝を切ったり、雨戸の戸袋や軒下などの隙間をふさいだりといった方法があります。ただどちらも、巣を作っている場合に行ってしまうと、鳥獣保護法等で罰される可能性があります。そのため、自治体に相談の上、実施するようにしましょう。
ムクドリの嫌がるものを使う方法は、住処をなくす方法と併用することがおすすめです。
例えば、天敵のモデルや置物を置いたり、鳥よけレーザーやスピーカーなどといった光や音を使ったりといった方法です。ただし、ムクドリは知能が高い鳥なので、一時的には効果があっても慣れてしまうと効果が薄くなることがあります。定期的に場所や角度を変えたり、種類を変えたりするとよいでしょう。
ムクドリを寄せ付けない方法を取っても、ムクドリが家に巣を作ってしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。ムクドリ対策とは別にムクドリを対処するための方法が必要になります。ここでは、その方法を3つ紹介します。
忌避剤は、動物ごとに嫌う臭いや味を持つもので、侵入されたくない場所に近寄らせないようにするものです。ムクドリは柑橘系のにおいが苦手であるため、侵入されたくない場所や果樹の近くに忌避剤を散布や放置することで、ムクドリが集まらなくなる可能性があります。
忌避剤には、液体やゲル、粉末などの形状があり、ホームセンターやインターネットで購入することができます。
ただし、一時的にしか効かず、広範囲に効果を得ることが難しいため、場合によっては複数個準備する必要があります。
防鳥ネットとは、ムクドリなどの鳥が巣を作れないようにするためのネットです。
糸などの素材でできており、ムクドリの体長に合わせて目の細かいものを選ぶとよいでしょう。防鳥ネットは、ホームセンターや園芸店などで購入でき、ムクドリが巣を作った場所や物に被せるか、固定することでムクドリを忌避することができます。
自分でするのが困難であれば、ムクドリ駆除業者に依頼するという方法もあります。ムクドリ駆除業者は、専門的な知識や技術を持っており、ムクドリの糞の清掃だけでなく、ムクドリの繁殖や巣作りを防ぐための対策も行ってくれます。
また、ムクドリ駆除業者は「鳥獣保護法」に則って対応を行ってくれます。自治体への手続きも合わせて行ってくれることが多いです。
ムクドリ駆除業者を探す際には、以下の点に気をつけて探すことをおすすめします。
■ 業者の実績や評判を確認する
■ 業者の料金やサービス内容が明確になっているかを確認する
■ 業者と契約する前に見積もりや説明などを行っているかを確認する
ムクドリの糞の被害と注意事項、対策方法について紹介しました。害獣駆除対策センターでは、無料で見積もりや被害についての調査を行っております。 ムクドリ以外にも、ネズミやイタチ、シロアリなども承っています。少しでもお困りのことがありましたら、問い合わせ窓口よりご連絡ください。
相談窓口:0120-072-739