ネズミ駆除の方法-プロが教えるおすすめ駆除商品

家に現れるネズミの種類

日本で一般家庭でよく見られるネズミの種類は、主にクマネズミ、ハツカネズミ、ドブネズミです。
害獣駆除対策センターの2022年度の統計によると、クマネズミが53.7%、ハツカネズミが38.4%、ドブネズミが7.9%を占めています。クマネズミとハツカネズミは主に家の屋根や壁の中に住み着き、ドブネズミは床下に潜む傾向にあります。

ネズミ駆除をする際は、ネズミの習性を十分に理解した上で、被害状況に応じた薬剤を使用してしっかりと対策をとる必要があります。ネズミ駆除は被害に気づいたら早めに対応することが重要です!
被害をそのまま放置すると、最悪の場合ネズミが配線をかじり火災が発生する危険性もあります。

害獣駆除対策センター2005年~2022年統計により算出

プロが教えるおすすめの駆除商品

ネズミ駆除に効果的な商品は大きく分けて追い出し系、トラップ系、毒エサ系の3つのカテゴリーに分類されます。それぞれの特性とおすすめの商品を詳しく解説します。

追い出し系の商品とその効果

追い出し系 おすすめ商品

天井で音がする場合は、追い出し系の商品を天井裏に直接設置する必要があります。室内にもネズミが現れるなら、室内と天井裏の両方に設置することが効果的です。

追い出し系の商品は、ネズミを迅速に家屋から追い出すのに特化しています。これらの商品は、ネズミが嫌がる強い臭いや煙を利用して、彼らを居住エリアから遠ざける作用があります。

例えば、「ネズミ一発退場」のくん煙タイプは、煙を発生させることでネズミの嗅覚を刺激し、不快に感じさせる効果があります。
また、「バルサン」は家全体に煙を広げることで、隠れているネズミも追い出すことができます。

追い出し系の商品は、特にネズミが多く潜んでいる可能性がある家屋に最適です。

トラップ系の商品とその利点

トラップ系 おすすめ商品

トラップ系の商品は、粘着シートが主流で、ネズミを物理的に捕獲します。トラップを置くだけではネズミは警戒して近寄らないので、ネズミが誘引されるエサや香りを利用して、彼らをトラップの中に誘い込みます。

例えば、「プロ仕様ねずみ捕獲シート」は、強力な粘着力でネズミを捕獲することができます。
また、「SHIMADA ネズミ捕りシート」も同様に、粘着式でネズミを確実に捕らえる設計となっています。

トラップ系の商品は、特定の場所にネズミが頻繁に現れる場合に特に有効です。屋根裏などに設置することで効果が表れます。

毒エサ系の商品とその作用

毒エサ系 おすすめ商品

毒エサ系の商品は、ネズミを直接的に駆除するために用いられます。これらの商品に含まれる有効成分は、ネズミが摂取すると体内で効果を発揮し、駆除につながります。

「ネズコロンS」は、ネズミが好む味付けが施されており、ネズミが食いつきやすい毒餌です。
「デスモアプロ」は、即効性があり、大量発生しているネズミの駆除に適しています。

毒エサ系の商品は、ネズミの活動が活発な場所や、長期間にわたる駆除が必要な状況で効果を発揮します。

毒エサはネズミが現れた場所に設置してください。食べない場合は、サラダ油や被害に遭った食品の粉末を振りかけてみましょう。春と秋はネズミの繁殖と越冬のため食欲が増すため、この時期は特に効果的です。
暗い壁際に毒餌を設置すると、ネズミが食べに来やすくなりますので是非お試しください。

これらの商品を選ぶ際には、ネズミの種類や侵入経路、家屋の構造などを考慮することが重要です。また、適切な使い方や安全対策を講じることで、効果的かつ安全にネズミ駆除を行うことができます。

法的にネズミは駆除しても大丈夫?

日本の法律においてネズミは保護対象外とされており、駆除しても問題ありません。一般的に日本では、野生動物の駆除や殺処分は個人が行うことは推奨されていませんが、例外的にネズミは鳥獣保護法の対象外とされています。鳥獣保護法は、日本の野生動物を保護して絶滅から守ったり生態系の維持管理をするための法律です。現状様々な理由がありますが、ネズミが害獣として指定されており一般に感染病を感染させたりと健康と衛生的に危害を加えるため駆除の対象とされています。

ネズミの駆除後、死骸の処理方法についても、法的に定められた処分方法が存在します。一般的には、燃えるゴミとして処理することができます。処分を行う際は、子供やペットが触れられないようにしっかりと袋で包んだり、手の届かないところでゴミの日まで管理して病原菌やウイルスの拡散防止に努め、適切に処理するようにしましょう。

ネズミ駆除の流れ

個人で駆除する場合の流れは、まず毒エサ、トラップ、追い出し煙を購入し、部屋の隅に毒エサとトラップを配置します。天井裏で追い出し煙を焚き、室内を清潔に保ちながらネズミが捕まるのを待ちます。具体的にどのようにして駆除をするべきか解説いたしますので参考に下さい。

個人で駆除をする場合の流れ

1)毒エサ・トラップ・追い出し煙を買う

毒エサとトラップをネズミの被害箇所に設置します。毒エサは市販のトレイがあることが多いですが、無い場合は自分でできる限り背の低い紙皿などを用意して設置するようにしましょう。また、毒エサのトレイは直接手で触れないようにしましょう。ネズミは敏感に人間の匂いを嗅ぎ分けることができ、手垢などの痕跡を警戒してしまいます。さらに、毒エサは単体で設置してもネズミが食べる可能性は低く工夫をする必要があります。具体的には、ネズミの被害にあったパンのくずや果物を毒エサと一緒にして混ぜることでより効果的に毒エサに誘導することができるようになります。

粘着トラップはできる限り壁際に設置してください。これらのトラップは半分で折りたためるようになっているものが多く壁面にL字にして設置すると、トラップの淵を歩かれて取り逃す心配が減ります。

追い出し煙は天井裏や床下で焚くことが最も効果的な使い方です。しかし、追い出し煙を過信ないようにしましょう。これらの商品はネズミを一時的に家から退散させるのに高い効果が望めますが、結局は大半のネズミが家から半径30メートル以内に留まることが当社実験で確認できており、1日~4日以内には自宅に戻ってきます。

2)ネズミにとって不快な環境をつくる(掃除する)

ネズミは狭い隙間や暖かくて静かな場所を好みます。よくネズミの被害に遭うお宅では、室内に不用品が沢山置いてある場合がほとんどで、反対にミニマリストのお部屋のように室内の物が綺麗に整理されている状況であればネズミが出ることはありません。まずはお部屋を掃除して、ネズミが安全に徘徊できない環境づくりをすることが大切です。

さらに、食べ物を放置しないようにしましょう。ネズミはサラダ油のボトル程度の強度のプラスチックは簡単に食い破ることができる動物で、タッパに入れても突破されてしまいます。冷蔵庫の中に食べ物を隔離し、乾燥食品(インスタント麺やふりかけ類など)は厳重に箱にしまい込んで食べ物をネズミに盗まれることにないようにしましょう。

3)根気よくネズミの被害がなくなるまで繰り返す

ネズミの被害は簡単に止まるものではありません。ネズミとの根競べをするようにして、被害を徐々に減らしていく必要があります。これらの作業は少なくとも月1回は工程を繰り返し対策を行えばやがては被害が収まります。

ネズミは衣服を着る必要はありませんが、人間同様に衣食住のライフラインを必要とする動物です。食べ物と住処を断つことでネズミの被害をとめることができるためしっかり掃除をしておきましょう。

4)できればやっておきたい対策

可能であればネズミの侵入経路の補修をするようにしましょう。ネズミが屋内に侵入するのに使う場所は「床下通気口」「外壁のヒビ」「シャッターの隙間」「排水溝の隙間」「長押の上隙間」など様々な隙間から侵入してきます。これらの場所を通られないように補修することができるのであれば自分か友人にDIYで対策をしましょう。

また段ボールで対策をしないようにしましょう。段ボールは簡単に穴を開けられてネズミが突破してしまいます。最低でも木の板以上の強固な部材を使って侵入防止対策をしましょう。

無理と感じたら)プロに相談してみる

ネズミは鼠算という言葉があるように、アッという間に増えていきます。プロに駆除を依頼する場合の駆除費用の基準はどれほど重度の被害であるかによって駆除費用が決まります。ネズミが大量に住み着いており、大家族を築いているならばそれ相応の駆除費用が発生してしまいます。個人で限界があると感じた場合は早めにプロに相談するのが近道なことも多いでしょう。

プロが行う駆除では、業務用追い出し煙で室内からネズミを一掃し、行動経路を慎重に調査して2度と家に入ってこられないように対策をします。その後、毒エサとトラップを置き、数日待って新しい痕跡を確認してほかに侵入経路が無いか確認したりして、痕跡がなくなり次第駆除完了といった手法を取ります。

ネズミ駆除は薬剤を使用してネズミそのものを駆除すれば完了!と思いがちですが、ネズミが侵入出来る穴があれば、必ず再発します。侵入口を特定し、穴を封鎖することが再発を防ぐ重要なポイントです。

ネズミ駆除の料金

ネズミ駆除の料金は被害状況により大きく異なります。
被害が出始めたばかりなら、ネズミの追い出しも簡単で侵入口と特定もしやすく、作業内容も簡単な為、比較的安い料金(5万円以内)での駆除が可能です。
一方、被害放置していて、家全体にネズミ被害が広がっている場合には、断熱材の入替や電気配線の修繕まで必要となるケースもあり、駆除費用もかなりかかることとなります。

ネズミ駆除は早めの対策が必要ですので、何か少しでも気になることがあれば、早めにご相談ください。

ネズミ駆除業者を選ぶ時のコツ

ネズミ駆除業者は全国にたくさんいます。業者の中には、施工内容以上の料金を請求してくる悪徳業者もいます。また駆除業者の中には、施工を他社に依頼する紹介業者もいます。紹介業者の場合は料金に手数料が上乗せされている可能性があります。悪徳業者に捕まらない為に選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。

①ホームページに創業年数や従業員数などの記載があるか②自社施工かどうか③無料調査・見積もりをしてくれるかどうか

また契約前には必ず相見積もりをして費用を比較検討いただくことをお勧めします。

まとめ

ネズミ駆除は、適切な方法と商品を選び、法的な側面も考慮しながら進めることが重要です。個人でも対応可能ですが、屋根裏や床下などの駆除、侵入口の封鎖など個人では対応が難しい場合はまずはお気軽にご相談ください。無料の調査・お見積りをご提案いたします。

相談窓口:0120-072-739

地域別駆除実績

関西エリア

関東エリア

東海エリア