現場スタッフが害獣・害虫に関するお役立ち情報を発信します。
意外にもネズミは人間生活のすぐそばに生息している動物です。
現代ではネズミは害獣として扱われており、様々な病原菌を持っています。家の中に入られるなどの被害が出てしまうと家族に健康被害が及ぶ可能性があります。またネズミは、信じられないほど狂暴で破壊的な行動に出ることがあり、ご自宅の壁や断熱材及び電気配線を食いちぎることもあります。
家からネズミを追い払い、駆除するには正しい駆除方法で対策をしなければネズミはいなくなることがありませんので知識を持っておく必要があります。
ネズミ駆除といわれても「難しいんじゃない?」「危なくないの?」と心配する人もいますが、安全かつ効果的な方法をご紹介いたします。
害獣駆除サービスを提供しているホームレスキュー株式会社では日本全域のネズミを駆除するお手伝いをしてきましたので、このブログで、お客様にも同じことができるように、最適なネズミの駆除方法をご紹介致します。
それでは内容をご紹介いたします。
ほとんどの人はネズミがどんな生物かは知っていても、彼らがどのような場所を好んで棲みつくのかや、何を食べて生きているのはあまり知られていません。
駆除する前に動物の習性を知ることは大切なことですので、少し深掘りして知っていきましょう。
ネズミは、前歯が発達した中型の齧歯動物で、アジアやオーストラリアで生まれ、世界中に広がったとされています。 統合分類情報システム(ITIS) の研究によると、世界中には60種類を超えるネズミが生息しているとされています。
ネズミは小さい品種は尻尾までの長さが約5㎝ほどで、大きな品種であれば、猫ぐらい大きく成長する品種も存在します。
ネズミは生命力が強く最低限の環境が整っていれば過酷な環境でも生存することができます。
ネズミはどこにでも住みつくため完全に駆除するのは非常に難しい動物です。その理由として、ネズミは人間の生活に根強く適合することができる動物であり、下記の3つの物がなくならない限り、ネズミは繁栄し続けてしまいます。
ネズミは雑食性なので、口に入るものは大体何でも食べます。ネズミはゴミを漁って食料を探ったりすることはよく知られていますが、下水道の中に生息するネズミは流れてくる”汚物”でさえ食料にしてしまうことができます。また、一部のネズミは鳥やヤモリ、昆虫類までを餌として捕食する種類も存在します。
ネズミは直接水を飲まずに1か月以上生き残ることができます。これは、彼らが口にする食料などに含まれる少量の水分だけでも生存できるためです。ネズミが水を飲む必要が出たときは、水道管やペットの皿から水を飲んだり、さらには朝方に壁面や土管の表面にできる結露だけでも十分な水分を補給することもできます。
野生では、ネズミは雑草、その他の植物などで身を隠して生息しています。しかし、現代社会では家の床下や水道管に寄生すれば外敵に侵される心配もなく、豊富な食料源がすぐそばにある上に水分の補給も容易で、ネズミにとっては理想的な環境になりました。時には、室内にまで侵入して家電製品の内部に入り込んで巣をつくることもあるので注意が必要です。
少ない個体数からあっという間に大多数になることをネズミ算式に増えるといいますが、
ねずみは繁殖力が凄まじいです。
メスのネズミはわずか6時間で最大500回交尾できます。ドブネズミならば1度の妊娠で約22匹のネズミを産み、1年で最大200匹の赤ちゃんを産むことが可能です。さらには、ネズミの妊娠期間が1か月未満であることを考えると、どれほどの速さでネズミが増えるか想像するだけでも恐ろしいものです。(参考:20 Things You Didn’t Know About Rats)
もし、ネズミの繁殖が身近で発生すると、室内の食物が食べられるようになったり、糞が壁際に落ちるなどの兆候が現れ始めますので気がついたらすぐに対処した方が良いでしょう。
ネズミは個体数が増えれば増えるほど、齧歯類が媒介する病気に感染してしまうリスクが高くなります。ネズミは様々な病気を媒介していることで有名ですので必ず理解した上でネズミの駆除をするように心がけましょう。
近年E型肺炎の媒介者であることが確認され、多くの被害者が出るようになりました。他にも食中毒の原因ともなるチフス菌を持っているため、身に覚えのない食中毒の原因がネズミにあったりすることがあります。
世界的に有名な疾病予防管理センター(CDC)によると:
“ノミが媒介する(発疹)チフスは、リケッチア・ティフィと呼ばれる細菌によって引き起こされる病気です。ノミが媒介するチフスは、感染したノミとの接触を通じて人々に広がります。ノミは、ネズミ、ネコ、オポッサムなどの感染した動物を噛むと感染します。感染したノミが人や動物を噛むと、その咬傷が皮膚を傷つけ、傷を負わせます。ノミは餌をやるとうんちをします。その後、うんち(ノミの汚れとも呼ばれます)が咬傷または他の傷にこすりつけられ、感染を引き起こします。感染したノミの汚れを吸い込んだり、目にこすったりすることもあります。 “
ネズミがご自宅に棲みついているかどうかを見分ける方法は主に4種類あります。
ネズミは強烈なアンモニア臭を放ちます。虫刺され薬のような匂いがふと匂ってきたらネズミの臭いの可能性があります。またネズミは縄張りの中では、騒がしく大きな音を立てることがあります。家の中を移動するときに天井裏や壁のきしむ音や「カサカサ」といった足音が聞こえたり、歯を研ぐために木材を齧ったり引っかく「カリカリ」「ガリガリ」といった音をさせることがあります。これらの臭いや音に気がついたら、建物内にネズミがいることとなります。
ネズミはあなたの家で糞や尿をします。彼らは決まった場所をトイレとすることは無く、意識と無関係に糞や尿をします。そのため、ネズミの通る経路に沿って小さくて黒い糞が落ちます。そしてネズミは視力が弱いため、壁に沿って決まった経路を通る習性があります。
これらのネズミの通り道にはシミなどの汚れが付きますので壁際に身に覚えのない汚れや黒い塊が落ちていることがあればネズミが住み着いている可能性が高く、ネズミの存在の有無を判断することができます。
ネズミの足跡を直接確認することで見分ける方法があります。普段目に付かない場所は、埃が溜まりネズミは好んで通る場所になることもしばしあります。ネズミは尻尾を床に引きずったまま移動しますので足跡と尻尾の跡が経路上に残ります。
豆知識:ネズミの通り道が分からない場合は、怪しい箇所(特に部屋の四隅や外壁周り)に重曹をふりかけ、ネズミが通ったかどうかを確認することで痕跡を探しましょう。
ネズミは様々なものをよく噛んだり、引っかいたりします。電気の配線を齧ったり、家具や木箱から段ボール、台所の食品の袋など様々なものを齧ります。
ネズミが室内でこのような行動を行うと、室内に糞や尿を残す可能性が高く、病気に感染してしまうリスクは高まってしまいます。
ネズミは狭い壁の中を好むことが多く、存在に気付くのが困難なことが多い。
探すべきいくつかの兆候は次のとおりです。
上記の兆候に加えて、ネズミの寿命は短く約2年前後と言われています。これらの死骸が天井裏・床下などで確認されることは多く、場合によっては室内で発見されるケースもあります。死骸を発見するほどの被害の場合は数年単位でネズミが自宅に棲みついていることとなります。あらゆる病気に感染する危険性が極めて高い為、当社ホームレスキュー株式会社のようにプロの駆除業者に依頼する方が賢明です。
ネズミのような小動物の場合、自宅のどこにでも生息できるため甚大な被害が出てしまう可能性があります。病気を広め、家に住むすべての人の健康被害が及ぶ可能性があります。
ネズミの及ぼす被害
ネズミの被害は軽視してしまうと、ネズミの数が瞬く間に増えてしまい駆除するのが困難になっていきます。早めの対策を行うように心がけましょう。
ネズミの駆除を自分で経験した人は少なく難しいと思われがちですが、正しい方法で対策をすれば駆除をすることは可能です。
ネズミは1匹1匹捕まえて駆除するより、どこから入ってきているのか調べて家に入れないように対策をするをことが効果的です。
まずは、家の外を調べることから始めましょう。多くの場合はネズミは屋外から侵入しますので、床下通気口・外壁の割れ目・換気扇・軒下と壁のつなぎ目・屋根の隙間などに注意してネズミの痕跡(糞や毛)が無いか確認してください。
次に、家の中から通気口・排水溝・壁から線が出てきている配線などの侵入経路を確認しましょう。ネズミが家に入ってくる場所が特定できたら、入り口を封鎖した上で付近に粘着トラップや毒餌を設置しておきましょう。
小さい種類のネズミであれば、親指が通るほどの隙間があれば穴を通り抜けることができます。これらを念頭に置いて、内壁または外壁の隙間を塞ぎます。
また、ネズミは強靭な歯を持っているため木材程度の硬さの物であれば穴をあけて塞いだ穴を突破してきます。スチールワイヤーウールや金属製のキックプレート、セメントパテまたはコーキングなどの硬い素材の物で穴を塞ぐようにしましょう。封鎖した後、定期的に対策箇所を確認して、ネズミの引っかき跡などが新たに付いていないか確認をして随時メンテナンスをするようにしましょう。
対策に行き詰った時:侵入経路を特定できなかった場合は、専門家でなければ見つけられないネズミの痕跡もあります。当社ホームレスキュー株式会社のようにプロの駆除業者に相談するようにしましょう。全国エリアでサービスのご提供ができますのでお気軽にお問合せ下さい。
ネズミはゴミや汚れが沢山ある家を好みます。逆を言えば、綺麗にさえしていればネズミは出てこなくなることもあります。できれば毎日が好ましいですが、マメに掃除をすることでネズミが居なくなる可能性もありますので掃除を徹底的に行うようにしましょう。
ゴミや食べ物を全て蓋のある容器に入れるようにして、ネズミの標的になる可能性がある物を片付けます。さらに、排水溝を綺麗に保つように心がけるようにしましょう。
そのようにすることで、ネズミを誘引する可能性を低減できます。
ネズミは草木やゴミの山、不用品の積み重ねなど、隠れる場所を求めてやってきます。
そのため、ネズミ駆除の効果を高めるためには、環境の整備も重要です。
庭や周辺の植物を整理し、草や雑草を刈り取りましょう。草木が密集していると、ネズミが潜みやすくなります。
不用品やゴミを処分し、散乱させないようにしましょう。
特に、ネズミが巣を作りやすい紙くずや段ボール箱などは、きちんと処分することが大切です。
家の周りの地面や壁、フェンスの下など、ネズミが潜り込む可能性のある場所を点検し、隙間や穴を修理します。
ネズミは小さな隙間からも侵入できるため、細部まで注意が必要です。
殺鼠剤や急性の毒餌は、人体に害が出ることが考えられますので、個人で使用するのは危険性があります。できれば、粘着トラップや蓄積毒(有効成分:ワルファリン)の物を使用して駆除する方法を採用しましょう。
ご自身で罠で捕まえる時は、ネズミの行動経路上にトラップを仕掛けることが最も有効です。調査をして見つかったネズミの糞があった場所や、足跡が見つかった場所にトラップと毒餌を壁伝いに設置してください。
また、毒餌を使用することが怖い場合は粘着トラップの中央部分にバナナ・リンゴ、ひまわりの種などを置いてネズミをトラップに誘引することで捕獲するようにしましょう。(トラップの仕掛け方)
注意:ネズミが引っかかったら、自分で処分しなければなりません。当社ではトラップにかかったネズミ1匹の回収も行うことができますのでお気軽にお問合せ下さい。
小さなお子さんやペットを飼っている場合や、体が弱い人が住んでいる場合は市販商品でも人体に害が出る場合がありますので、自然由来の商品で駆除をすることをお勧めしています。
ネズミの嫌う自然由来の商品:
などをネズミの侵入が考えられる箇所にたっぷり塗ります。(食品系の物は腐るため油・オイル系がおすすめです)
壁の中にネズミが入り込んだ時の対策は、個人で駆除する対策を行うことは非常に困難です。
対策方法を間違えてしまえば、物件価値が落ちてしまったり駆除には逆効果の対策をしてしまうこともありますので、プロに相談することが最もネズミを駆除するのに手っ取り早い方法です。ホームレスキュー株式会社は駆除専門業者ですのでネズミで困ったお宅の駆除を数多く担当させていただきました。
無料で調査とお見積りをご提供するサービスからご利用いただけますのでまずはフリーダイヤルにご連絡いただければ弊社の専任スタッフがお客様のご相談に親身にご対応致します。
ネズミの対策を行った後、ネズミが出なくなったからと言って油断はできません。家の周囲にネズミがはびこっているような環境のままなら、ネズミが再び家に入ってくる可能性が高まってしまいます。さらに、ネズミは冬になると暖かい場所を求めて何としてでも家の中に入ろうとしてきます。ネズミの被害が再び始まってしまうことは多々考えられますので、屋外での駆除とネズミが出にくい環境づくりを行うようにしましょう。
室内の駆除が終わったらやる事
ネズミは開けた空間を嫌います。芝生と庭を整え、清潔で、不要なものは置かないようにしてください。綺麗に保てば、ネズミが入ってくる確率をグンっと下げることができます。他にも、窓や扉などは絶対に開放状態にしないようにしておきましょう。もし、完全に窓が閉まらない場合や扉の上下に隙間が空いている場合は市販の隙間埋めスポンジ等を設置してネズミの侵入を阻止するようにしましょう。
最後に、庭に柿の木やその他の木の実が生る木が生えている場合はネズミをご自宅に招き入れる原因になる可能性があります。これらの果物や木の実が地面に落ちてネズミが寄ってきますので実のなる時期は注意が必要です。
ネズミの駆除や防除は些細な対策の積み重ねが必要ですので、細かなことにも配慮するようにしましょう。
ネズミは自然界では、肉食動物の捕食対象となる動物です。猫の臭いを敏感にかぎ分け寄り付かなくなる可能性が高くなります。しかし、近年の家猫はネズミを捕食した経験もノウハウも持っていないためネズミを駆除してくれることは無いと思っておきましょう。あくまで猫の体臭で寄せ付けなくなることが期待できるだけで、猫を飼ってもネズミが出る家は出てしまいますので、あくまで対策の一環として考慮に入れましょう。
ネズミは二酸化炭素濃度の変化にとても弱い動物です。忌避剤や毒薬を使いたくない場合は、ドライアイスでの駆除がよく用いられます。ドライアイスを設置することで、二酸化炭素を発生させてネズミを麻痺・駆除することもできます。最も効果的な用法としては、床下などのネズミの出入り口にドライアイスを置いて完全に無くなるまで待つだけで充分です。
また、ドライアイスは皮膚についてしまったら低温火傷する可能性があるため、使用する際は最善の注意を払いましょう。
屋外では粘着トラップと呼ばれる罠は使えません。そのため、屋外でネズミを捕獲するようのベイトステーションというネズミの罠カゴをお買い求めください。ネズミを脱出不可能な箱に誘引して捕獲すると言った手法の箱状の罠でうまく利用すれば数多くのネズミを捕獲することが期待できます。
ベイトステーションの使用方法は商品によって様々ですので商品説明を元に適切に使用するようにしましょう。
豆知識:罠を仕掛ける時に、ネズミを誘引するための餌を設置することになります。ネズミにも好き嫌いがあり、室内でもし食べられた食品などがあれば、それと同様の食品を設置することでネズミが捕まりやすくなります。どのような餌を置けば良いか分からない場合は、いろいろと試して自宅に現れるネズミの好き嫌いを把握することから始めましょう。
ネズミはミントやハーブ系の植物の臭いを嫌いとします。庭にハーブ系の植物を周囲に植えることでネズミの防除効果が期待できますので室内駆除後に試してみることをお勧めします。
注意:ネズミが嫌う物を屋外に置くのは問題ありませんが、毒餌を設置することはやめましょう。庭に毒性のあるものを設置すると、近隣の放し飼いの猫や鳥類が誤って食べてしまう可能性があります。様々なトラブルの原因になりますので毒餌の使用は注意をするようにしましょう。
個人でネズミの駆除をするにしても、個人で対策が一人ではできないことや
どうしてもネズミの被害が止まらない。
そんな時は駆除の専門家であるホームレスキュー株式会社に是非ご相談ください。
当社は様々な実績を元にネズミの確実な止め方をご提案することもできますので
一度ご相談いただければネズミの専門スタッフが無償で調査からお見積りまで
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参考サイト:SmithPestManagement