「テン」の生態・被害・対策工事について

こんにちは。
みなさん、「テン」という害獣を聞いたことありますでしょうか?
害獣と言えば、ネズミ・イタチ・ハクビシン・コウモリ・アライグマ等を想像しますよね。
そんな中、案外知られていない「テン」の生態・被害・対策工事について書いていきます。

*形態*

胴体は約50cm、尻尾の長さは約20cmで、体重は1.2kgほどあります。
イタチと同じネコ目(もく)に分類されますが、
イタチよりも少し大きく、夏と冬で体毛の色が変わるのが特徴です。
夏毛は少し黒ずんだ黄褐色で、冬毛は明るい黄褐色になります。

*生態*

日本列島ほぼ全域に生息しています。
食性は雑食で、昆虫・鳥類・甲殻類・爬虫類・両生類・果実などを食べます。

夏に交尾を行い、1回に約3頭出産します。

*被害*

家の天井裏、屋根裏に住み着き、断熱材等を荒らします。

糞尿を撒き散らし、天井にシミができ、酷いと天井が抜けてしまいます。

エサとして生き物を持ち込むので、それが腐敗して死臭がしたり、ウジがわいたりします。

また、天井に住み着くので、音がうるさく、日常生活に支障をきたします。

見た目は可愛い顔をしていますが、肉もたべるので、獰猛な一面をもっています。
過去にはトキ9羽を襲い、殺してしまうという事例も発生しています。

*対策工事*

・燻煙処理
まずは煙をいれて天井裏・屋根裏からテンを追い出します。

・糞清掃
雑菌だらけの糞を取り除きます。こびりついている場合は天井張替え等が必要になる場合もあります。

・断熱材交換
荒らされて雑菌だらけの断熱材は、撤去と新設が必要になってきます。

・外部侵入口封鎖
害獣は建物の外部に穴や隙間から侵入してきます。その穴等をパンチングメタルや金網等を使って塞ぎます。

・殺菌処理
天井裏・屋根裏は、糞尿やテンの体についてる雑菌で菌だらけになってしまいます。噴霧器を使い殺菌処理を行います。

・消臭処理
単にニオイが酷いというのもありますが、害獣の「マーキング臭」があるのでそれを消さないと、また集まってきてしまいます。
噴霧器での消臭処理が必要になってきます。

・ノミ、ダニ駆除
ノミやダニが発生してしまうと、駆除剤の散布が必要です。

・忌避剤設置
害獣が嫌う匂いを漂わせ、寄せ付けないようにします。

*まとめ*

このように、テンに住み着かれると様々な対策・修繕が必要になります。
特に被害が酷い場合には、大規模な工事になってしまうこともあります。

もし、天井・屋根裏から音がしたら、テンや他の害獣が住み着いているかもしれません。
被害が酷くなる前に一度ご連絡ください。

地域別駆除実績

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