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春先になると外で蜂を見かける機会が増え、初夏の6~7月頃から働きバチが活発になってきます。
私たちの身近に生息している蜂ですが飛び回っている姿を見かけたり羽の音を聞くと刺されてしまう不安や不快感を感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は危険な蜂の中でも特に危険といわれているスズメバチについて詳しく解説ともしも自宅などの生活スペースに巣や姿を見かけた場合の対策方法をご紹介いたしますので、是非最後までご覧下さいませ。
一般的に見かける蜂の中で主に人に危害を加える可能性のある種類はミツバチ・アシナガバチ・スズメバチの3種類です。その特徴をしっかり確認し理解しておくことで飛んできた蜂形状や巣の形から何の種類なのかわかるようにしましょう。
体長は約1〜2cm程、体の色が茶色や黒で体毛が生えています。
他の蜂に比べてずんぐりで丸みのある体系をしています。
板状の巣をいくつも作成します。3種類の蜂の中でも比較的おとなしく安全です。
体長は約1〜2.5cm程、体の色が黄色と黒の体色を持つハチです。
細長く、腰部分がくびれているのが特徴です。また、長い脚を持ち、高い位置に巣を作ることができます。
巣の形は巣穴が見えておりよくお風呂場にあるシャワーヘッドの形と似ていると言われています。
体長は約2〜4cm程で大きく、体の色がオレンジ色と黒の体色を持つハチです。
腰部分がくびれておりアシナガバチと似ている点があります。違う点としてはアシナガバチは胴体と足の色が黄色に対してスズメバチは胴体はオレンジで足の色は黒色です。巣の形は丸く一般的にマーブル模様をしており特徴的です。
働き蜂 22-27mm ♂23-26mm ♀25-29mm
4~10月が活動時期
中型のスズメバチ。
雑木林の樹液を好む。巣は木上に多い。
働き蜂 21-28mm ♂25-27mm ♀28-30mm
4-10月が活動時期
中型スズメバチ。
腹部の黄色の帯が、波形になっている。
雑木林の樹液や幼虫のエサにするためにセミを好む。
オオスズメバチにくらべると頭が小さく、腹部の先が黒いスマートなスズメバチ。
腹部の先が黒いことで他のスズメバチとは簡単に見分けられる。
雑木林の樹液によく来ている。
性質は、この仲間にしては比較的穏和。巣は、樹上につくる。
幼虫のエサ:アシナガバチの幼虫や蛹。
スズメバチはハチの中でもトップクラスの毒の強さを持っており毎年死亡事故も発生しています。もしも家の敷地内にスズメバチの巣ができてしまったら一刻も早く対策するようにしましょう。スズメバチの駆除を正しく行うために、スズメバチの特徴と被害の内容、そして対処法を紹介します。
スズメバチとは、ハチ目スズメバチ科に属する昆虫のうちスズメバチ亜科に属するものの総称です。
上記でも記載したように多くはオレンジと黒の縞模様の姿であり、巣の形状はボール型でマーブル模様をしているものがほとんど。
凶暴な性格の為集団で人等の敵に襲い掛かります。針に入っている毒もとても強く、土の中に巣を作るオオスズメバチになると他の蜂を襲うこともあり毒性もとりわけ危険です。
刺されてしまうと激しい痛みを伴ったり中にはアナフィラキシーショックを引き落とし最悪の場合には死に至るケースも存在します。
スズメバチが襲い掛かる理由は巣を守る事が目的ですので、巣を見かけた場合でも安易に近づいて攻撃したりするなど蜂を刺激することは絶対にやめてください。
特に作りやすい場所は屋根裏や軒先、垣根や植え込みの中などがありこのような場所には特に注意を向ける必要があります。
巣の作成は春先頃から作られて夏から秋にかけてその大きさが大きくなってまいります。その為もしも駆除を検討している場合には巣が小さく比較的簡単に駆除できるのは初夏までの6月頃までに駆除してしまうと良いのかもしれません。
言うまでもないかもしれませんがスズメバチの姿を見た際や巣が作られてしまった場合に最も注意をしなければいけない点はスズメバチに刺される事です。
弊社で駆除を行っている害獣被害の原因となっているネズミやシロアリのような自宅や建物を齧ったり糞尿被害で傷つける事やダニやノミなどによる被害を運んでくるような心配はございませんが厚生労働省の実施する人口動態調査にて発表された2016年のスズメバチやジガバチ及びミツバチとの接触」には毎年20人近くの人が襲われて死亡しています。
[注1]北海道医療大学:わが国におけるスズメバチ等による死亡の疫学
(PDF)(http://www.hws-kyokai.or.jp/images/ronbun/all/201205-06.pdf)
スズメバチによる死亡原因は「アナフィラキシーショック」
スズメバチに刺されたときに引き起こされる症状には、激しい痛みや刺された箇所に生じる赤みや腫れが存在します。
症状の差には違いがありますが経度であれば数時間から数週間で晴れは治ります。
しかし大量の蜂に刺されてしまうと蜂の毒によって麻痺を起こし呼吸不全や心停止に至ることもあります。
アナフィラキシーショックとはアレルギー反応の一種で、ハチの毒に抵抗しようとした免疫系が過剰応答し、血圧低下や呼吸困難、意識障害を招くものです。スズメバチに刺されて死亡する原因の多くはこのアナフィラキシーショックによるものであり、アナフィラキシーショックは既に一度ハチに刺されたことのある人に起こる可能性が高いとされています。一度経験していると免疫体が短時間で形成され、その分、血管や呼吸器の圧迫も激しくなります。
もしもスズメバチに刺されてしまった場合には早急に病院で治療をうけ対応してもらうことが重要です。
さらにスズメバチの攻撃方法は刺す以外に毒を霧状にして撒く方法があり目に入ると最悪の場合は失明する可能性があります。
スズメバチの巣ができてしまった場合は一刻も早く撤去駆除をする必要があります。
その場合は個人で駆除を行うのか、害虫駆除を専門で行っている駆除業者に依頼を行うパターンの方法が考えられます。
まずは蜂を駆除するための殺虫剤を使用します。薬局や量販店などでも殺虫剤は販売されていますのであったものを購入しましょう。
さらに自治体によっては防護服や駆除機材の貸出を行っているところもあるため、自分で駆除することも不可能ではありません。
自分で駆除する場合は、ハチの活動が停止する夜間に行いましょう。
巣から2〜3メートル離れた距離で殺虫剤を噴射し続ければやがてハチは落下してきます。
ハチが反応して巣から飛び出してきてもひるまず噴射し続けることが必要になります。
上記のように個人で駆除することは可能ではありますが必要な駆除剤や防護服などの必要な物が複数あり大変です。
特にスズメバチに対しては完全防備したとしても怖いものです。
また、屋根裏など気づかない場所にハチが巣を作っている場合もあります。
自力で駆除が難しいならば害虫駆除業者へ依頼しましょう。
自宅周辺で頻繁にスズメバチを見かけるという場合もまずは専門知識を持った駆除業者に依頼を行う必要があります。
害虫駆除業者はハチ駆除にも慣れており、現地調査から巣の撤去まで速やかに行ってくれます。
人命にかかわる可能性もあるほど危険なスズメバチ。巣を作られたら早急に駆除する必要があります。
自分で駆除することも不可能ではありませんが、経験のない人には難しく、非常に危険です。
スズメバチ駆除に慣れている害虫駆除業者にお任せすることを推奨します。