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今回は前職が元介護職員だった害獣駆除スタッフが
高齢者のご自宅に伺って気づいたポイントをご紹介!
古くなったお家で注目すべきポイントをお届けします。
介護のためにお家に設置したい手すりや段差をなくす施工やトイレを和式から洋式への交換にかかる
介護リフォーム費用は約20万円の工事を上限として本人が負担する金額を除いて12~18万円ほどを
介護保険で給付してもらうことができます。
ご自宅を調査している中で気になるポイントはそのほかにもあります。
古くなってしまって交換したり補修しないといけないものがあります。
お湯と水の2つのひねりを使う2ハンドル式のよりもシングルハンドルタイプの方が簡単で
やけど等の事故も少ないです。近年の建物ですとシングルタイプが主流となっていますが
築年数のある建物の洗面や浴室では、まだまだ2ハンドル式の水栓が多いのが現状です。
更に使用年数がたった物は錆(サビ)によってひねり部分が固くなってしまっています。
そのため、交換することをお勧めいたします。
一般的なよくみられる電球といった照明はLEDと違い電球の寿命が短いです。
高齢者が交換作業を行うことは負担が大きいので交換期間の長いLEDタイプの電球や照明に
交換することをお勧めします。また足腰のおとろえによって立ち上がり動作に不安のある方に対しては
ひも付きの照明よりも、リモコンタイプの照明がよいでしょう。
※電球交換は介護保険給付対象外になります。
※直付け型の照明はシーリング工事が必要になります。
古くなった建物では長年の使用で床が沈み込み、床鳴りの原因や歩行が不安定になることによる転倒リスクが高くなります。
余程のことがない限りは床が抜ける等の事故は少ないと考えられますが危険を減らすため施策を行うことをお勧めいたします。
こちらの補修工事は段差などの解消による工事とは違う為介護保険給付対象外となります。
冬場はヒートショックと言って脱衣場と浴室の温度差が大きくなることによって
急激な温度変化により心筋梗塞や脳卒中などの死亡事故が毎年日本各地で起こっています。
ヒートショックを防ぐために、費用はある程度かかってしまいますが、
浴室乾燥暖房機を導入することをお勧めいたします。
床材や巾木の長年の使用によって剥がれた継ぎ目部分(ジョイント部)は小さな段差になります。
高齢者は歩く時に足を地面からあまり上げることができないため、
つまづいたり、転倒してしまう可能性が高いです。
絨毯やフロアタイル、水回りのクッションフロアなど様々な場所に継ぎ目がありますので
定期的に確認を行い張替を行うことをお勧めいたします。
※床材巾木等の張替えは介護保険給付対象外になります。
高齢者になるととちょっとした段差等でつまづいたり転倒してしまうリスクが高くなります。
例えば畳(たたみ)が敷かれている自宅では、
ヘリでつまづいたり沈み込みによる転倒リスク、
劣化によりささくれができてしまい怪我をしてしまう可能性があります。
慣れていて畳が良いとおっしゃるお年寄りの方も多いですが
リスクを少なくするためフローリングやフロアタイルへ交換することをお勧めいたします。
QOLとはQuality of life(クオリティ オブ ライフ)の略称で生活の質といった意味があります。
過ごしやすいお家にするためには機能的なことや人それぞれの好みもあるとは思いますが
日当たりがよく明るい雰囲気がおススメです。
マンションなどの賃貸物件はオーナーさんとのやり取りがあり思い通りになりにくい
場面もあるかと思いますが、内容を参考にしていただき、できるところから着手していきましょう!