現場スタッフが害獣・害虫に関するお役立ち情報を発信します。
3月に入りましたね。
人間にとっては暖かく過ごしやすい季節になってきました。
しかし害獣業界では大変な時期にはいってしまします。
それは害獣達の「出産の時期」です。
イタチやアライグマ、ハクビシン等、害獣と呼ばれている動物の繁殖期に入ります。
今回は当社「ホームレスキュー」でもお問い合わせの多いイタチの
「出産・子イタチ」
に絞ってお話していきます。
イタチは3月から5月にかけて繁殖期が訪れ、交尾を終えると、
メスのイタチは約1ヶ月の妊娠期間を経て出産します。
一度に1頭から平均で4、5頭の子供を出産します。
その後1ヶ月~1ヶ月半は授乳期間となります。
メスは自分の行動圏内の巣「皆様のお家の屋根裏等」で出産した子どもを育てます。
イタチは一夫多妻制で、オスは繁殖期には数頭のメスと交尾し、
育児はメスのみで行うため、オスはほとんど単独で生活しています。
(ただしチョウセンイタチは、オスも子育てを手伝う場合があるようです)
他記事でもありますが、お問い合わせをいただくイタチ駆除はほとんどが
チョウセンイタチになります。
お客様からも良く聞かれる質問でもあります。
「駆除したイタチがメスだったとしたら、ツガイならオスもまだいるんじゃないの?」
基本的にはツガイでいることは少ないので、1匹駆除した後にまだ残っている場合は
「子イタチ(または逆のパターン)」の可能性が高いです。
話に戻ります。
5月、6月頃に誕生した子イタチは、生後70日から80日で大人のイタチと同じ体重になり、
8月頃には子ども達だけで一群となって生活し、10月頃にはそれぞれ独り立ちします。
イタチの生活パターン
イタチは基本的に、夜行性と言われ、日が暮れると巣から出て活動し、明け方になるとまた巣に戻り休息するのですが、
場所によっては、昼間でも活発に活動することが分かっています。
お客様からも(いつも物音がするのは同じくらいの時間なの)とお聞きしますね。
イタチ同士、個体間のコミュニケーションは、フンや尿など排泄物を用いることが多いようです。
イタチには、肛門の左右に1対の肛門腺があり、フンの排泄時に臭い付けを行います、
敵に遭遇したり、身の危険を感じると、肛門腺から非常に臭い黄色の液を分泌します。
これが独特なニオイで非常に臭いんです。
本来イタチは、河川や池などの水辺や沼などを好み、その近くでエサとなる動物や昆虫を捕食しながら生息しています。
山や低地の田畑、平野の草むら、人家周辺など広範囲で生息が確認されており、
行動圏は、オスで5ha、メスで2ha程と言われています。
1haは10000㎡です。
なんと一晩で7~9kmほど移動することもあるほど、行動範囲が広いんです。
イタチのエサは、基本的にノネズミが全体の5割から8割を占める程です。
(イタチにとってネズミは最高のご飯なのです)
ネズミの被害のあるお宅に後からイタチも侵入してくるパターンは非常に多いんです。
寒さを凌ぐため、また安全な巣を確保するために人家の屋根裏などに侵入するイタチが後を絶ちません。(餌もありますしね)
これから出産の季節になりますので、屋根裏からの物音が気になっていた方は、
早急に専門業者の当社までご連絡下さい。
子供を天井裏で産まれてしまうと取り出すのが非常に困難になってしまします。
そうなる前にイタチの事を熟知した、専門駆除業者の
ホームレスキュー
までご連絡下さい。
現地調査・駆除の御見積は無料にて承っております。
些細な事でもお気軽に!!
お持ちしておりまーす(^0_0^)
最後に!
子育て中のイタチは敏感になっており気性も荒く非常に狂暴です。
業者に頼むまでもない。と、安易なお考えでの自身での駆除は極力お止め下さい。
まずはお電話を。