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奈良県天理市より、瓦の上や玄関先にコウモリと思われる糞が落ちているので見に来て欲しいとご依頼をいただきました。
現場調査に伺うと、1階の屋根の瓦部分だけでなく、エアコンの室外機付近にも大量のコウモリの糞が落ちており、コウモリが屋根裏に住み着いていることが確認できました。
コウモリは軽い体重を保つために、毎日大量の糞をします。
溜まった糞には病原菌や寄生虫がついている場合が多く、病原菌を含んだ糞は乾燥すると粉々になり。空気中に漂うようになります。それを吸い込むことにより、ハウスダストと同じようなアレルギー反応が出ることがありますので、注意が必要です。
また大量に溜まった糞からはドブの臭いに似た悪臭が漂う為、糞を片付けるだけでなく、消臭や消毒作業が併せて必要になります。
掃除・消毒が完了したら、侵入口の特定を行います。
コウモリの糞の大きさや落ちている場所からコウモリが現在もいるかどうかや個体数の数、コウモリの行動範囲も分かりますので、掃除の際にはしっかり観察を行い侵入口の特定に繋げます。
侵入口が特定できましたら、コウモリの潜んでいる隙間や穴にスプレーを噴射し、コウモリを追い出します。
コウモリは数センチの隙間からでも侵入することが出来るため、換気口や屋根と外壁の隙間などの小さい穴もパンチングメタルなどを使用し塞ぎます。
コウモリは長年同じ場所に住み着き、侵入口を塞いでも別の隙間から再度侵入することもある為、施工後、数週間は経過観察が必要です。
今回は再発もなく駆除に成功しました。
コウモリが営巣すると駆除が困難になりますので、早めの駆除が必要です。是非お気軽にご相談くださいませ。