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ハトは都市部に多く生息する鳥ですが、その糞は人間にとって大きな被害を引き起こす可能性があります。ハトの糞はアレルギーや感染症の原因、糞のにおいによる不快感などの健康面に関する問題だけでなく、不動産の価値の低下、景観を損なうなどといった経済的な問題を引き起こすこともあります。では、ハトの糞に対してどのような対応をしたらいいのでしょうか?
そこで、この記事ではハトの糞の被害と注意事項、対策方法について詳しく解説します。
ハトの糞を放置し続けると様々な被害が発生します。では、なぜ被害が発生するのでしょうか?
ここでは、ハトの糞による代表的な3つの被害について紹介します。
ハトの糞にはカビや細菌などの病原体が含まれており、それらが空気中に浮遊・飛散したり、皮膚や粘膜に触れたりすることでアレルギーや感染症に罹患する恐れがあります。
代表的な感染症としては、クリプトコッカス症やヒストプラズマ症といった真菌への感染が挙げられます。クリプトコッカス症やヒストプラズマ症の真菌は、土壌中に自然に発生する菌になります。
そのため、土を触らない生活をしていれば基本的に感染することはありません。しかし、ハトの糞の中にはこれらに感染する菌がいるため、注意しなければなりません。
特に、免疫力が低下している人や高齢者、小児などで重症化することがあります。感染すると、発熱や頭痛、咳などの症状が数か月続く可能性があります。
ハトの糞は白く、とても目立ちます。また、ついてからしばらく放置すると、糞が付着してしまい、落とそうとしてもなかなか落ちません。そのため、景観を損なってしまう可能性があります。
特に家やビルといった不動産などは、景観を損なったことでの物件価値の低下や糞のにおいなどによる不快感から退去につながる可能性もあります。
また、ハトの糞は酸性であることから、建物や車などの塗装や金属部分を腐食させることがあります。ハトの糞をそのまま放置し続けることで、駐車場にある車や装飾物などへの影響がある可能性もあります。
ハトの糞は乾湿問わず、悪臭を周辺に放ちます。そのにおいは、人間の嗅覚にとって不快であり、精神的なストレスや不眠などの原因になることもあります。また、熱によってにおいがさらに強くなる性質があります。そのため、夏などは気を付ける必要性があります。
また、ハトの糞があるところにハトが集まりやすいという習性があります。そのため、放置し続けることで糞の量が増えます。また、その習性から糞の溜まるスピードが他の鳥より早い傾向があります。そのため、ハトの糞を見つけたら早急に対応しなければなりません。
ハトの糞には、意外にも危険性があります。ではどのような点に気をつければよいのでしょうか?
ここでは、ハトの糞で気を付けるべき3点について紹介します。
ハトの糞は乾燥すると粉状になり、空気中に飛散しやすくなります。飛散した糞が体の中に入ってしまったら、アレルギーや感染症に罹患する可能性があります。
そのため、掃除機やほうきなどで糞をかき集めたり、払い落としたりすることは避けましょう。
ハトの糞に触れる際には、防疫のため、必ず手袋やマスクなどの防護具を着用しましょう。
また、作業後には石鹸とぬるま湯で手をよく洗いましょう。指消毒剤などで除菌することもおすすめです。
ハトは、「鳥獣保護法」という法律で保護されています。そのため、勝手に捕獲したり、駆除したりすることが禁じられています。
もし、罪に問われてしまった場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。また、ハトを威嚇するだけでも罪に問われるケースがあります。
ハトに糞をさせないためにはどうしたらよいのでしょうか?
ここでは、ハトに糞をさせないための対処方法について3点紹介します。
ハトよけネットとは、ハトの侵入を物理的に防ぐネットです。ベランダや窓などハトに近づいてほしくない場所を広範囲にわたって覆うことで、ハトが入ってくることを止めることができます。また、ハトの侵入を止めることができるため、糞の量自体を減らすことにも役立ちます。
ただし、ハトが慣れてしまうとあまり効果がないこともありますので、定期的にネットの位置や色を変えるなどの工夫が必要です。
ハトよけネットを設置しても、完全にハトの糞を防ぐことはできません。そのため、消毒液に浸したモップやスポンジなどで定期的な清掃を行い、ハトが集まるのを抑止しましょう。特に洗浄手法はにおいを抑えることができるため、効果があると言われています。
自分でするのが困難であれば、ハト駆除業者に依頼するという方法もあります。ハト駆除業者は、専門的な知識や技術を持っており、ハトの糞の清掃だけでなく、ハトの繁殖や巣作りを防ぐための対策も行ってくれます。
また、ハト駆除業者は「鳥獣保護法」に則って対応を行ってくれます。自治体への手続きも合わせて行ってくれることが多いです。
ハト駆除業者を探す際には、以下の点に気をつけて探すことをおすすめします。
■ 業者の実績や評判を確認する
■ 業者の料金やサービス内容が明確になっているかを確認する
■ 業者と契約する前に見積もりや説明などを行っているかを確認する
ハトの糞の被害と注意事項、対策方法について紹介しました。害獣駆除対策センターでは、無料で見積もりや被害についての調査を行っております。 ハト以外にも、ネズミやイタチ、シロアリなども承っています。少しでもお困りのことがありましたら、問い合わせ窓口よりご連絡ください。
相談窓口:0120-072-739