ツツガムシ病に、ご用心。

マダニと同様に森林や草地、畑等の屋外に生息していますが、マダニとツツガムシでは大きさが異なります。
マダニは比較的大型で、吸血前の成虫で1~5mm程度であるのに対し、ツツガムシは1mm以下の大きさです。
また、幼虫~成虫まで吸血するマダニと違い、ツツガムシの場合は吸血をするのは幼虫のみです。
幼虫はネズミなどに吸着し吸血します。
満腹になると地上に落ちて土の中に潜ります。

ツツガムシの種類

アカツツガムシ

新潟、秋田、山形の河川敷に生息

フトゲツツガムシ

全国 特に東北、北陸、山陰地方の山間部に生息

タテツツガムシ

房総、東海、九州など太平洋側の温暖な地域の山間部に生息

ツツガムシ病

ヒトがツツガムシ病に感染するのは、有毒ツツガムシの幼虫が人に吸着した時のみです。
ツツガムシに刺されると必ずなる訳ではなく、リケッチアという病原体を持つ個体に刺されると発症します。

症状

①ツツガムシ病の病原体を持ったツツガムシの幼虫に刺されてから7~10日程潜伏期間があります。
潜伏期間を終えると39度を超える発熱、全身倦怠、寒気、頭痛、関節痛等の風邪と似た症状が出ます。

②発熱が2~5日程度続いた後、ほぼ全身に直径2~3mm程度の赤い発疹が現れ、刺された部位の近くのリンパ節が腫れてきます。
刺し傷は赤く隆起した小さな発疹となり、水泡となった後、内部が化膿します。

③発熱から一週間前後で刺し傷の中央部が黒いかさぶた状となり、その周囲が赤くなります。
傷口の跡は2週間ほど残ると言われています。

予防

ツツガムシ病にはワクチンがない為、予防する事が重要です。
幼虫はとても小さく、痛みや痒みをほとんど伴わない為、気付かない事が多いです。
肌を露出しない服装の着用や、草むらなどのツツガムシの生息地への立ち入りを極力避ける事など、
アウトドアを楽しんだあとは帰宅後すぐに入浴してツツガムシを洗い流しましょう。
ツツガムシは体にとりついてもすぐに吸着するわけではなく、まずは体中を動いて柔らかく湿った部位を探します。
気に入った場所を見つけてからくちばしを皮膚に刺しこみ、数時間かけて管を作り、そこから人間の体液を吸いだします。
このとりついてから病原体が体内に入るまで、約6~10時間程度必要であると言われているので、その前に洗い流してしまう事が有効です。
一度とりついたツツガムシは1~2日程吸着したままになります。

昔は死に至る病として恐れられていましたが、アカツツガムシの生息地域である河川にコンクリートの堤防が築かれたり、河川敷が整備される事によりツツガムシの数が減少し、感染者も減少していきました。

万が一刺されてしまった場合はすぐに病院へ行きましょう。

最後に

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