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シロアリは木造住宅にとって大きな脅威です。
なぜならば、シロアリの好物である木を食べることで、木造住宅の構造を弱らせてしまうためです。また、被害が一度発生すると、瞬く間に広がってしまいます。そのため、住宅の寿命を縮めるだけでなく、住民の安全や健康にも影響を及ぼす可能性があります。
では、シロアリが家に住み着いたらどうしたらいいのでしょうか。この記事では、シロアリの生態や家を崩すまでの過程、駆除方法について紹介します。
ぜひ参考にしてください。
シロアリは、白色もしくは黄白色の体で、体長は1㎝以下と非常に小さい昆虫です。
倒木などを分解して土に還す、自然界には欠かせない益虫です。しかし、木材を食べてしまうシロアリの生態が住宅に被害を与えてしまうことから、人間にとっては害虫だと認識されています。
シロアリは女王と王のペアを中心として繁殖する点が特徴です。
シロアリの巣(コロニー)のようなものがある程度大きくなると、「ニンフ」と呼ばれる階級のシロアリが繁殖し、羽アリになって飛び立ち、着地した先で雌雄のペアになって新しいコロニーを作って増殖してしまいます。建物を構築する木材や断熱材を餌とするため、住宅やその付近で繁殖してしまうと建物の寿命に関わってきます。
シロアリは、家に住み着いてから早ければなんと15年足らずで家を崩壊させます。
では、いったいどのような過程で家を浸食していくのでしょうか。ここでは、シロアリが家に侵入してから崩壊させるまでの過程を3段階に分けて紹介します。
シロアリが家に侵入するきっかけは、主に2つあります。
■ 羽アリが飛んできて家の隙間や穴から入り込む
■ 庭の木など家の近くにあるシロアリの巣から地中を通って家に侵入する
シロアリの侵入しはじめは、数が少ないです。床下や壁の中、キッチンや浴室、湿気を吸った古くなった畳などといった湿度が高く、人目につきにくい場所に巣を作り始め、被害も限定的です。そのため、シロアリが侵入し始めたことに気づきにくいです。
シロアリは水分や餌が十分にある生活しやすい場所を見つけると、他の場所に住んでいる仲間に信号を送り、寄せ付けます。それによって、シロアリの巣が拡大しはじめ、家の木材や断熱材などへの浸食が始まります。
シロアリは、木材の中心部から食べていきます。そのため、外見上は被害がわかりにくいです。浸食が進むにつれ、木材の内部が空洞化していき、強度がどんどん低下していきます。
シロアリが浸食しはじめの兆候として、以下のようなサインがあります。
■ 家の周りなどで羽アリを多く見かけるようになった
■ 木くずを家の中で見かけることが増えた
■ 粒状のフンを見つけた
■ 床が沈む、軋むようする音や感触が出るようになった
シロアリの浸食が進行すると、巣が家の中で複数作られ、他の巣のシロアリと共存しながら、繁殖をさせていきます。それによって、さらにシロアリが増え、ひどい場合だと数百万匹以上が家の中で巣を作って生活します。
そうなると、シロアリのエサとなる木材内部の空洞化がより一層進行します。家の柱が折れたり、床が朽ちたりと深刻な問題に直面する可能性があります。最悪の場合、台風や地震によって家そのものが倒壊する恐れもあります。
シロアリが家へ侵入・浸食したのを確認したら、迅速かつ適切な対応を行う必要があります。
ここでは、シロアリの対処方法を3つ紹介します。
燻蒸とは、シロアリに対して有毒なガスを家の中に充満させてシロアリを対処する方法です。
対して駆除剤は、シロアリの習性・特性を利用して誘引し、巣ごとシロアリを駆除する方法です。
どちらも、シロアリを駆除するために、巣や餌場などに直接アプローチができるため、高い効果が期待できます。また、時間や手間、コストも比較的安価であるため、パフォーマンスが非常に高いです。
しかし、これはあくまでも一時的な対策にしかなりません。燻蒸や駆除剤のエリア外にいるシロアリには効果がありません。そのため、浸食が進んでしまっている場合には、あまりおすすめできません。
シロアリの被害を受けた場合は、ハウスメーカーや運営会社への相談も有効な方法です。シロアリの駆除や予防に関するアドバイスやサービスを提供している場合もありますし、場合によっては補填してくれることもあります。
運営会社に相談するときは、契約書や保証書などの書類を用意しておくとよいでしょう。
自分でするのが困難であれば、シロアリ駆除業者に依頼することもできます。シロアリ駆除業者は、シロアリの種類や被害の状況に応じて、最適な駆除方法を提案してくれます。また、シロアリの予防や定期点検などのサービスも行ってくれます。シロアリ駆除業者に依頼するときは、以下のようなことに注意してください。
■ 業者の実績や評判を確認する
■ 業者の料金やサービス内容が明確になっているかを確認する
■ 業者と契約する前に見積もりや説明などを行っているかを確認する
シロアリの確認方法、対処方法と対策について紹介しました。害獣駆除対策センターでは、無料で見積もりや被害についての調査を行っております。 シロアリ以外にも、ネズミやイタチ、アライグマなども承っています。少しでもお困りのことがありましたら、問い合わせ窓口よりご連絡ください。
相談窓口:0120-072-739