ゴキブリの生体や種類

世界には3000種類以上いると言われているゴキブリですが、
日本にも在来種と呼ばれる「元から日本に生息してきた種類」があります。

私たちが見かける主な種類はというと、
主に

クロゴキブリ
チャバネゴキブリ
ヤマトゴキブリ

の3種類になります。

このうちヤマトゴキブリは日本の在来種のゴキブリです。

それぞれで寿命が異なるので、説明していきましょう。

①クロゴキブリ

その名のとおり全身が黒く、ツヤツヤ、テカテカと光る羽根を持つゴキブリです。

他の2種よりも体が大きく3㎝程度の大きさです、中には4㎝を超えるような大きさの個体もいます。

海外から侵入してきた種類で、日本に限らず世界中でその姿を見れます。

特に寒い環境や35度以上の暑い環境が弱点の為、北海道よりも関東以南に特に多く見られます。

しかし屋内であれば北海道でも生息でき、飲食店などの安定した気温とエサが提供されるような場所では、地域に限らず生息しています。

クロゴキブリの寿命は約2年前後と言われています。

しかしそのうち200日前後(7ヶ月ほど)が成虫の寿命になります。

クロゴキブリの卵は、孵化するまでに30日程度かかります。

そして羽化した後、幼虫として1年~1年半程度月日を要します。

この長い幼虫期間を経て成虫となり、成虫としては7か月程度活動します。

もし卵を家屋内に生まれてしまうと、200日もクロゴキブリと一緒に生活をしていることになります。

しかし成虫期間は意外と短く、1年も生きない種類になります。

クロゴキブリ写真

②チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリは、体型が小さめで薄い茶色のような色です。

体型はコオロギに似ており、他のゴキブリよりも丸みがあります。

また体と同じかそれよりも長い触覚が目立つ点も、コオロギのような印象を持ちます。

チャバネゴキブリはアフリカ原産と言われていますが、もはや集中している地域が分からないほど世界中に広がっています。

その深刻な影響から、日本でも「侵略的外来生物」に定められています。

チャバネゴキブリは、一般的に木造家屋よりもコンクリートなど近代的なビルを好むと言われております。

一般家庭でも繁殖することがありますが、それ以上に飲食店や雑居ビルなどに生息することが多い種類です。

チャバネゴキブリの寿命は90日程度と言われています。

卵は適温とされる25度前後の環境で21~27日程度で孵化し、幼虫になります。

そして数回の脱皮を行い50日~2カ月前後で成虫へと育っていきます。

その後の成虫期間はクロゴキブリよりも短く、長くて4か月前後といわれています。。

その短い間に4~5回の産卵を行います。

チャバネゴキブリ写真

③ヤマトゴキブリ

雑木林に多く生息する、日本固有種のゴキブリです。

昔は他の種類のゴキブリよりもヤマトゴキブリの数が多く、家屋にも侵入してきていました。。

しかしクロゴキブリが増えるに従って外に追いやられ、現在では主に屋外で生息しています。

雑木林や森が近い環境では、家屋と林を行き来している場合も多くみられます。

ヤマトゴキブリは体長3㎝程度で、クロゴキブリよりも細身の体形。

黒みが強い色をしており、羽根の長いオスはクロゴキブリと同様に黒光りしている印象です。

しかしメスの個体は羽根が短く、腹部が半分露出しているのが特徴。

また体長と同じくらいの触覚を持っており、敵の存在だけでなく光にもとても敏感に反応します。

ヤマトゴキブリの寿命

ヤマトゴキブリは「樹液」を食べて生活できるゴキブリであり、元々は屋外の環境が良いほど長生きする種類でした。

しかし近年の山林や木々の減少せいでヤマトゴキブリの生活環境が悪化し、今では寿命を縮めるまでになっています。

そのため現在のヤマトゴキブリの成虫の寿命は3~5か月と、他の種類のゴキブリよりも多少、短くなっています。

しかしヤマトゴキブリのメスは、上記の2種とは違い単為生殖が可能なのです。

寿命は短めですがオスと交尾をしなくても卵を産むことができるため、生涯の産卵回数が25回前後とたくさんの数を産むことができます。

幼虫期間は4か月から1年ほどと言われています。

しかし、実際は9月まで活発に活動し、その後幼虫のまま休眠し越冬するため、翌年の活動期間を含めれば2年前後は幼虫のままでいることになります。

成虫になるまでに意外と長く活動を行っている種類であります。

ヤマトゴキブリ

ゴキブリによるウイルス・細菌には要注意。

ゴキブリは不衛生な場所を好み生息しております、そのため自身が感染していなくても、体中に細菌やウイルスを大量に付着させて歩き回っています。

噛みつかれれば(ゴキブリは噛みます)当然傷口から何らかの細菌やウイルスが侵入し、感染してしまう事があります。

細菌の種類や、噛まれた人の体質によっては、アレルギーである「アナフィラキシーショック」などを起こす可能性があるため、充分に気を付けなければなりません。

もし噛まれたことに気付いたら、まずは水洗いを十分に行い、消毒処置を行いましょう。

こうしたゴキブリによる細菌対策には「ゴキブリが侵入しない環境」を作るのが手っ取り早くベストなのですが、

口の周り

髪の毛
布団

などに「食べ物のカス」を付着させたまま寝ないようにすることで予防できます。

ゴキブリに「餌」と見られないように環境を整える事が大事です。

また糞を吸い込まないように要注意です。

ゴキブリの糞はゴマのような大きさですが、糞にも大量の菌が潜んでいます誤って吸引しないように細心の注意が必要です。

またゴキブリは糞も餌とするため、糞を見つけた場合はしっかりと撤去をしましょう。

ゴキブリの被害にお困りでしたら是非とも

害獣・害虫駆除の専門業者のホームレスキュー株式会社まで

ご連絡お待ちしております。

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