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「雨上がりの散歩のあと、なんとなく元気がない」
「水たまりに入ったのを叱ったけど、まあ大丈夫だろう」
そんな“よくある日常”の延長に、レプトスピラ症は潜んでいます。
しかもこの病気は、犬だけの問題ではありません。人にも感染しうる人獣共通感染症で、重症化すると犬の命に関わります。
近年は関東(東京・神奈川・千葉など)でも報告や注意喚起が相次いでいる状況です。
だからこそ、いま必要なのは“恐怖”ではなく、確認と準備です。
この記事は、“怖がらせるため”ではなく、守れる病気を守り切るために書きました。
読むべき人は、犬と暮らすすべての飼い主さんです。

「ネズミの尿が原因になり得る感染症」
結論から言うと、感染源として最も重要なのは「ネズミの尿」です。
レプトスピラ症は、病原性レプトスピラ(細菌)による感染症で、ネズミなどが保菌したまま尿中に菌を排出し、その尿で汚染された環境を介して犬が感染します。

ここで大切なのは、「ネズミを直接見たかどうか」ではありません。
尿は目に見えませんし、雨で広がり、水たまりや湿った土に残ります。つまり、散歩のいつものコースでも成立し得ます。
「“今年も”報告が続いているから」
結論:数字の競争ではなく、「関東で発生が続いている」という事実が重要です。
「関東で今年、例年より多い」と断言できる全国統一の公的集計(犬の届出)は見つけにくいのが実情です。
ただし飼い主目線で本当に重要なのは、“統計の勝ち負け”ではなく、関東で報告・注意喚起が続いていることです。
「関東でも起きている」だけで十分に警戒すべきです。
なぜなら、レプトスピラ症は一度発症すると進行が早く、初期が地味で見逃しやすいからです。
「“ただの体調不良”に見えるのが怖い」
結論:初期が地味で、進行が早い。だから“迷ったら即相談”が正解です。
レプトスピラ症の厄介な点は、初期が地味なこと。
「少し元気がない」「お腹がゆるい」など、よくある体調不良に見えるため、判断が遅れやすいのです。


この場合は、自己判断せず すぐ動物病院へ。
「水たまりに入った」「側溝の近くを歩いた」など、状況も一緒に伝えるだけで診断の精度が上がります。
結論:犬だけの病気ではありません。家庭内感染を防ぐ視点が必要です。
レプトスピラ症は人獣共通感染症として、公衆衛生上の注意喚起がされている感染症です。
飼い主側でリスクが上がるのは、次の場面です。
「怖いから触らない」ではなく、正しい手順で安全に処理する。
それが家族を守る一番の近道です。

レプトスピラ症は、すべてを避けきれない環境感染症である一方、ワクチンによって発症や重症化を防げる可能性がある病気でもあります。
散歩や生活環境に気をつけていても、水や土を完全に避けることは現実的ではありません。
だからこそ重要なのが、事前に免疫をつけておくという選択。
ただし、どのワクチンでもよいわけではなく、「何種を接種しているか」「レプトスピラが含まれているか」を正しく理解することが、予防の第一歩になります。
結論:混合ワクチンは“何種か”で守れる範囲が変わります。確認が最優先。
ここがこの記事の核心です。
レプトスピラ症はワクチンで予防できる可能性がある一方で、「何種を打っているか」で守れる範囲が変わります。
「ワクチンを毎年打っているから大丈夫」
そう思って油断してはいけません。
なぜなら、“そのワクチンにレプトスピラが入っていない”可能性があるからです。
「8種・10種なら入っていることが多い」
結論:6種は未対応の可能性がある。8種・10種はレプトが含まれる設計が多い。
混合ワクチンは、ざっくり次のように理解すると失敗しにくいです。
6種混合
8種混合
10種混合
また、“日本で予防可能な型は2または4種類”という整理もあり、「2種で十分」という臨床判断を示す病院も存在します。
つまり、10種が常に正解という話ではなく、生活環境と地域性で決めるべきでしょう。
8種・10種、どっちが向く?
結論:正解は1つじゃない。犬の生活に合わせて“相談しやすくする”ための整理です。
※最終判断は獣医師に任せましょう。
8種が候補になりやすいケース
10種(またはL4追加)を相談したいケース
10種だけでなく“レプト単体追加”の考え方もある
結論:10種以外にも設計はある。生活環境に合わせて“最適化”する発想が重要。
病院によっては、次のような考え方で説明しています。
また、レプト単体ワクチンは
「6週以内に2回接種しないと効果が得られない」と明記している病院もあります。
ここは自己判断せず、
生活環境(川沿い・草地・雨上がり散歩・ネズミの気配)を伝えた上で獣医師と相談してください。
レプトスピラ症のワクチンを打つ上での注意点をご紹介します。
「抗体価は下がりやすいが、基本は“年1回”で考える」
結論:半年説はある。ただし現場では年1回が一般的。単純化せず“管理”として考えるのが安全。
「レプトスピラワクチンは抗体価が半年ほどしか持続しないと言われる」という解説は、複数の動物病院コラム等で見られます。
一方で臨床現場では、成犬は年1回のブースター(追加接種)が推奨される説明が一般的です。
さらに、「免疫がつきにくく、持続も弱いので初回は2回接種」など、初回プロトコル(1回で終わらない)を強調する病院もあります。
これが、一番安全でしょう。
※ワクチンは万能ではなく、血清型の一致が重要。
過剰な期待をしない、という注意喚起も大切です。
断言より「早めに動く」が正解
結論:“不足断言”はしない。ただ、予約が取りにくくなる季節はある。だから先に動く。
「全国的に不足」と断言できる一次情報は確認できませんでした。
ただし、現実として、
という“起こり得るリスク”はあります。
そのため記事では、こう書くのが誠実で強いです。

ワクチン以外の予防法もいくつかあるので、ご紹介します。
ワクチンと同じくらい“行動”が効く
結論:散歩の場所を少し変えるだけで、リスクは確実に下がります。
散歩で避けるべきポイント
理由:尿で汚染された水・土壌が感染源になり得るためです。
帰宅後のケア
ネズミ対策は“感染症対策”でもある
結論:ネズミがいる限り、感染症リスクは残る。だから住環境からも潰す。
ここは、リフォーム・害獣対策の現場から、あえて強く言います。
自宅周辺にネズミがいる限り、レプトスピラ症のリスクはゼロになりません。
家の周りで要チェック(ラットサイン)
“駆除だけで終わらせない”再発防止の住まい対策
関東(東京・神奈川・千葉・埼玉など)でも、「ネズミがいるかも」「ペットがいるから不安」というご相談は増えています。
害獣駆除対策センターでは、次をワンストップで対応します。
感染症の話は、怖い話で終わらせたくありません。
“今日からできる手”を増やすために、私たちは住まい側から支えます。
ワクチンを打っていれば100%防げますか?
100%ではありません。
レプトスピラは血清型が多く、流行型とワクチン型が一致しないと効果が期待しにくいことがあります。
ただし、重症化リスクの低減など“備え”として重要なので、獣医師と相談してください。
ワクチンの効力は半年で切れますか?
「抗体価は半年程度と言われる」一方で、実務上は年1回の追加接種が一般的です。
生活環境によっては「季節前の追加相談」を提案する例もあります。
8種・10種ならレプトスピラが入っている?
入っている設計として説明されることが多いです。
8種=レプト2種、10種=レプト4種、という整理がよく用いられます。
ただし製品差があるため、接種証明書で確認が確実です。
室内犬でも感染しますか?
可能性はあります。
ベランダ・庭・玄関周り・排水周りなど、汚染水や土壌に触れるルートがゼロではありません。
ネズミを見ていないのに、対策は必要?
目撃ゼロでも“痕跡”が出ていることはよくあります。
フン・かじり跡・物音など、ラットサインがあれば早めに調査した方が安全です。

レプトスピラ症は「犬の病気」ではなく「暮らしの問題」
レプトスピラ症からペットを守るためにするべきことを3つにまとめました。
害獣駆除対策センターは、ネズミ駆除から再発防止まで丁寧に対応。
ペットの命を守るためにも、少しでも不安があるならば、ぜひご相談ください。

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