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家に害虫がよく現れる・・・
害虫被害をもう受けたくない・・・
春になる前対策を行うかどうかで、1年の間どれだけ害虫被害を抑えられるかが決まると言っても過言ではありません。
重要である理由は以下のとおりです。
春は気温の上昇に伴い、多くの害虫が冬眠から目覚め、繁殖を開始する時期です。
春の前に害虫対策を行えば、害虫の増殖を未然に防ぐことができます。
特にゴキブリやシロアリなどの繁殖力が強い害虫は、春前の対策が被害拡大の防止に直結します。
春は幼虫が生まれる時期でもあります。
そこから成長し、夏頃には成虫となります。夏は害虫の活動がもっとも活発になるため、春のうちに卵や幼虫を駆除しておくことで夏の大量発生を防ぐことができます。
春といえば新しい植物を育て始める時期ですよね。
植物に被害を及ぼす害虫(アブラムシやヨトウムシなど)は春から増加し、成長期の植物に深刻なダメージを与えます。
その被害を抑えるために、植物を育て始める際に必ず対策を行なっておきましょう。
室内に害虫を侵入させないために、春前には以下の対策を行うことをおすすめします。
害虫の侵入理由として最も多いのが、窓や玄関ドアの隙間からの侵入です。
特に築年数が古い家だと経年劣化によって窓枠やドア枠が歪んでしまい、隙間ができてしまっていることがあります。
ほんのわずかな隙間でも、アリなどの小さい虫はもちろんゴキブリやムカデ、ナメクジなどが侵入してくる恐れがあります。
春までにご自宅を確認し、隙間があった場合は対策をしましょう。
対策の方法としては、隙間テープなどで物理的に塞いでしまうのが最も効果的です。
害虫は、室外機のドレンホースから侵入しエアコンから出てくることがあります。
主にゴキブリやムカデが侵入してくる恐れが高いので早急に対処しましょう。
ドレンホースからの侵入を防ぐためには「防虫キャップ」を使用しましょう。
ホースの先に設置することができ、ホースの機能はそのままに物理的に侵入を防ぐことができます。
外と直接繋がっているタイプの換気扇や風呂場やトイレ等にある換気口は絶好の侵入スポットになっています。
換気扇カバーや換気口のフィルターを使用して、物理的に侵入を防ぎましょう。
殺虫剤が無いときに害虫が急に現れた時にどうしていいか分からないですよね。
殺虫剤を用意しておくことで、いざ害虫が現れた時にすぐ駆除することができます。
殺虫成分の高い殺虫剤や、ペットやお子さんのいる家庭でも安全に使用することができる凍結殺虫剤を用意しておくことをおすすめします。
また、家に殺虫剤がある時はわかりやすいところに置いておくことで、害虫が発生しても冷静に対処できるようにしておきましょう。
今ある殺虫剤が少なくなっている可能性もあるので、容量があるか確認しておくことも大切です。
ベイト剤(毒餌)や粉剤などの忌避剤を設置することで、害虫を寄せ付けないようにして侵入を防いだり、近づいてきた害虫を駆除してくれます。
特に以下の忌避剤を使用することをおすすめします。
他にも過去に被害があったなど、被害の可能性がある害虫に効く忌避剤を使用しておくと良いでしょう。
害虫はホコリや食べ物のカスを好みます。そのため、掃除を行わないと侵入してきた害虫が住み着いてしまいます。
年末に大掃除を行うか、春前までに一度ホコリが溜まっている場所や台所周りを掃除しておくと被害を最小限に抑えることができます。
家の中や周りに湿気が多い場所があると、害虫が集まってくる可能性が高まります。
湿気が溜まりやすい場所は以下の通りです。
【室内】
【家の周り】
家の中だとシンク下や風呂などは湿気が溜まりやすく、水回りは特に注意すべきです。
また床下も湿気が溜まりやすく、そこに害虫が住み着いていたりシロアリが発生してしまう原因になります。
家の周りだと雑草が生えていたり、落ち葉が溜まっていたりすると湿気が溜まって害虫が集まってきてくるので特に注意が必要です。
侵入の原因にもなりますので雑草を減らし、冬の間に落ちた枯れ葉は掃除しておきましょう。
またプランターの下も湿気が溜まりやすくなっています。地面に直接置かず高さを出したり、鉢底ネットを使用して、通気性をよくしましょう。
春は様々な虫が活動を始める時期です。そのため害虫被害を受けやすい時期でもあります。
ここでは春に注意すべき害虫を4種類紹介します。
ゴキブリの発生時期は、主に暖かい季節である4月から10月にかけてです。
冬はほとんど活動しないため出現する可能性は低いですが、油断は禁物です。
春に気温が高くなると冬眠が明け、産卵のために急に活発になるため侵入に危険性が高まります。
また、体が平たいことから意外にも少しの隙間から侵入してきてしまいます。
春までに隙間対策や忌避剤の設置などの対策を必ずしておきましょう。
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ムカデは主に5月ごろから秋にかけて発生します。
ムカデのポイントは湿気と隙間です。
湿気が溜まっている場所に集まるため、落ち葉があったり、床下に湿気が溜まっている場合はムカデを寄せ付けてしまい侵入の危険性が高まりますので、湿気対策を怠らないようにしましょう。
ムカデの特徴といえばその平べったい体です。狭い隙間でもスルスルとすり抜けて侵入してきてしまうので隙間の対策をしましょう。
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クモは年中見られますが、他の虫を捕食するため、虫の数が増える春から秋にかけてで活動が活発になります。
そのため家に虫がいると住み着いてしまうため、他の虫の侵入の対策をすることがクモの対策になります。
基本的に害はありませんが、クモの巣を張られてしまうと不快だったり、「セアカゴケグモ」という凶暴で強力な毒を持った種類もいますので注意が必要です。
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クロアリの活動時期は4月から9月で、特に春と夏は活発に活動します。
冬眠から覚めたクロアリは産卵のために多くの餌が必要になるため、働きアリたちが餌を求めて春は特に活動が活発になります。
そのため、食べ物や飲み物を放置するとその匂いに引き寄せられて、大軍で侵入してくることがあるので、食べ物放置をするのは極力やめましょう。
クロアリは非常に小さいのでわずかな隙間からでも侵入してきます。たとえ隙間の対策をしても、気づかない隙間からも侵入してくる恐れがあるので、隙間対策に加えて粉状の忌避剤を家の周りに囲むように撒くことで対策するのがおすすめです。
植物に被害を与える害虫も春になると活動が活発になります。
大切な植物を守るために、春前に以下の対策をしておきましょう。
植物に被害を与える害虫の被害を抑えるために防虫ネットは最も効果的です。
防虫ネットは植物を育てているプランターや庭植えの植物に被せて使用することで物理的に植物を守ることができます。
ワラジムシやアブラムシなど、湿気によってくる害虫は多くいます。
そんな害虫を引き寄せないようにするためにも家の周りに湿気が溜まる場所を無くしましょう。
家の周りの湿気が溜まりやすい代表的な場所は以下の通りです。
雑草が生えていたり、落ち葉等は雨が降った後などに湿気が溜まってしまうので、雑草なるべく減らし、冬の間に落ちた枯れ葉は掃除しておきましょう。
またプランターの下や落ちている石の下も湿気が溜まりやすくなっています。地面に直接置かずプランタースタンド等で高さを出したり、鉢底ネットを使用して、通気性をよくしましょう。
浸透移行性殺虫剤は植物を育てる土に撒くことで、根や葉から吸収された殺虫成分が植物全体に行き渡り、植物全体が殺虫効果を持たせることができます。
これを使用するとアブラムシなどの吸汁性害虫やヨトウムシなど食害性害虫を駆除することができます。
土の上に撒く粒剤タイプと水に溶かす粉末タイプがありますのでご自身に合ったタイプを使用しましょう。
おすすめの粒剤殺虫剤
家庭園芸用GFオルトラン粒剤
GFオルトラン粒剤は撒くことで葉や茎から吸収されて植物体内にゆきわたり、広範囲の害虫に対して効果が持続する優れた浸透移行性殺虫剤です。 葉っぱや果実を食害する害虫に効果覿面で、他の葉を食い荒らす害虫(アオムシ、ハマキムシ等)や吸汁する害虫(アブラムシ等)にも優れた防除効果を発揮します。 土の中にいる害虫の退治はもちろんのこと、成虫の産卵も予防してくれます。
スプレータイプは葉っぱや花、果実に噴射しておくことで害虫の被害から守ってくれます。
噴射しておくことで、一定期間予防してくれるので春前には使用しておきましょう。
また、葉っぱに卵を植え付ける害虫は卵を産まなくなるので、産卵を予防する効果があります。
おすすめの殺虫剤
虫と病気に効く予防&退治スプレー
虫と病気に効く予防&退治スプレーはスプレーするだけで、様々な害虫の予防や退治することができます。花や野菜、庭木などに幅広く使用でき、いろいろな病害菌や虫から植物を守ります。室内園芸の虫対策にも使用できます。浸透移行性があるため、効き目が葉から吸収され全体に広がります。
春は植物害虫が増加します。
放置しておくと大切な植物が台無しになってしまうことがあるので代表的春の植物害虫を確認しておきましょう。
ここでは春に注意すべき植物害虫を4種類紹介します。
アブラムシとコナジラミは非常に似ています。
両種は1年通して見られますが、春に孵化が始まると、数が急速に増えるため春先は注意が必要になってきます。
両種は1匹1匹は非常に小さいですが、大量発生し、大切な植物を吸汁する吸汁性害虫です。
アブラムシは茎をコナジラミは葉っぱを吸汁します。
また、被害を受けると成長が阻害されたり、最悪の場合「モザイク病」や「すす病」といった病気にかかってしまうことがあります。
防虫ネットや浸透移行性殺虫剤を使用して対策するのがおすすめです。
アブラムシの駆除方法と予防方法を専門業者が徹底解説!!
ナメクジは暖かく雨が多い4月から6月にかけて活動が活発になります。
あまり害虫のイメージがない方も多いと思いますが、キク科やアブラナ科の植物の葉を好んで食べる食害性害虫です。
湿気が多いプランター下や落ち葉の下に住み着き、夜間に活動し植物の葉っぱを食い荒らします。
時には室内へ侵入してくることもあります。
土に撒く毒エサやナメクジトラップ、防虫ネットを使用して対策するのがおすすめです。
ナメクジが大量発生!!どのように駆除すればいいのか専門業者が解説!!
ワラジムシは1年を通して見かけますが、暖かくなる春は繁殖活動が盛んになるため数が急激に増加します。
植物の若い苗や根をかじってしまい、成長を阻害されてしまう食害性害虫です。
昼間は石の下や落ち葉の下、プランターの下に潜んでおり、夜行性のため知らないうちに被害に遭っていたなんてこともあります。
家の周りの湿気対策をすることで被害を防ぎましょう。
また粒剤の誘引駆除剤や防虫ネットを使用して対策するのがおすすめです。
ワラジムシの駆除方法と特徴を専門業者が解説します!!
ハダニは1年を通して見かけますが、暖かくなる春は繁殖活動が盛んになるため増加し、6月から8月にはさらに繁殖活動が活発になり、数が急激に増加し大量発生する恐れがあります。
口についた針で葉の細胞液を吸い取る吸汁性害虫です。
吸ったところは白色や褐色の斑点となり、被害が大きいと葉全体が白くなり光合成ができなくなり成長に影響を与える可能性があります。
非常に小さく見えないほどの大きさなので目視で確認するのが非常に難しく、葉裏に生息するためさらに見つけづらいです。
被害に遭う前に浸透移行性殺虫剤やスプレー式殺虫剤を使用したり、防虫ネットを使用して対策しましょう。
春に行うべき害虫対策と注意すべき害虫を紹介してきました。
春は特に害虫に注意しなければいけない時期です。
そのため春までにどれだけ害虫対策を行えるかで、1年間安心して生活できるかどうか決まります。
この記事で紹介をした対策を行なって快適な生活を送りましょう。