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シバンムシは漢字では【死番虫】と書きます。
シバンムシが大量発生すると、コチコチという音が聞こえるのですが、この音が死神の持つ時計の秒針の音に聞こえたのが語源で【death-watch beetle】という名前となりました。
実際のこの音は求愛行動によるものです。
日本で多く見られるのは【タバコシバンムシ】と【ジンサンシバンムシ】という種類です。
タバコシバンムシはその名の通りタバコや、畳などを食べます。
ではジンサンとは何でしょう。
実はこれは「人参(ニンジン)」のことです。
生薬などの乾物を食べてしまう事からこの名前がつきました。
同様の理由から英語では【drugstore beetle】といい、またの名を【クスリヤナカセ(薬屋泣かせ)】と言われています。
どちらのシバンムシも体長は2mm程で、カブトムシのメスに似た見た目をしています。
全体が微細な体毛で覆われており、頭部は大きいですが下を向いている為背面からは見えません。
驚くと足を体の下に引っ込めて死んだフリをします。
たまごは0.5mm程度と非常に小さく、
シバンムシと人類の付き合いは長く、1992年にツタンカーメン王の墓が発見された際、乾燥した樹脂の中からシバンムシの死骸が発見されています。
前述した2種類で、一般家庭で最も多くみられるのが【タバコシバンムシ】です。
元々タバコの葉に被害が大きかった事からついた名前ですが、好物はタバコだけではなくずば抜けて雑食です。
粉、菓子、乾麺などの食品、畳なども餌とします。
ジンサンシバンムシは食品の他、漢方薬等にも発生します。
食品以外にもドライフラワーや絵画、書籍等を食べる種類も存在し、乾燥したものは何でも食べてしまいます。
フォトフレームの装飾に貝殻型のパスタ(コンキリエ)が使用されている事がありますが、こういったものにも発生する事があるので注意が必要です。
シバンムシは人を攻撃する事はなく、毒などもありません。
食害以外は無害ですが、二次被害としてシバンムシの幼虫にはアリガタバチが寄生します。
名前の通りアリによく似たハチの仲間で、毒針で刺されると赤く腫れて水ぶくれや化膿に繋がります。
ご自宅で可能なシバンムシの対策や駆除は以下の通りです。
シバンムシが発生するのはそこが彼らにとって餌が豊富で快適な環境であるからです。
小麦粉や乾麺、調味料などをしっかりと密閉した容器に移して保管しましょう。
販売時に入っている包装はシバンムシが穴を開ける事が可能な為、プラスチックなどの容器に入れ替えて保管する事をお勧めします。
また、長期間放置していた場合は内部にシバンムシが混入していないか確認して下さい。
調理後のキッチンや食事後の食卓には食べかすが落ちていないか確認して下さい。
小さな虫の為、見つけたらガムテープや粘着テープなどで貼り付けて取り除きましょう。
ヒバとはヒノキ科アスナロ属の針葉樹です。
別名「アスナロ」とよばれることも多く、日本国内では石川県の能登ヒバと青森県の青森ヒバが特に有名です。
このヒバを水蒸気蒸留して作られるオイルに含まれるシトロネラなどの成分が虫を寄せ付けません。
ヒバ精油 | 10~20滴 |
無水エタノール | 5ml |
水 | 100cc |
スプレーボトル |
【作り方】
上記の精油スプレーを、使用前にもよく振ってから散布して下さい。
ゴキブリホイホイならぬシバンムシホイホイ…シバンムシの好むフェロモンで寄せ付け、粘着シートで捕らえるトラップが市販されています。
外に設置すると逆に虫を寄せ付けてしまう為、使用時は設置場所に注意しましょう。
害獣駆除対策センターでは、24時間無料で相談を受け付けております。
エリアによっては、最短30分で訪問可能です。
まずはお気軽にお問い合わせください。
相談窓口:0120-072-739