ハチの特徴
アシナガバチとスズメバチ
どちらが危険?
日本でよく目にするハチの巣はアシナガバチかスズメバチ、ミツバチのいずれかです。この中でも特に危険なのがスズメバチで、具体的には年間約20人もの死者がでるほどの被害が出ています。ハチのなかでは最大級のサイズであるとともに、攻撃的な性格をしています。特にスズメバチは毒針で刺してくる以外にも毒を噴射してくることもあります。ハチの毒霧が目に入ると失明する可能性もあります。
では、アシナガバチ、ミツバチは安全かというとそうではありません。知らずに巣に近づいてしまうようなことがあれば、いずれも刺される可能性があります。ここで問題なのが、アナフィラキシーショックというショック症状です。ハチに2度刺されるとアレルギー反応で呼吸困難や全身が腫れ意識障害が現れ、刺されてから30分で心停止してしまう大変恐ろしい症状を引き起こす場合があります。
ハチに出会ったら
絶対にやってはいけないこと
ハチは害を与えなければ攻撃されることはありません。ただし、ちょっとした行動でハチを怒らせてしまう場合もありますので、ハチに遭遇した場合は最善の注意を払う必要があります。
ハチが怒る場合は、基本的に「攻撃」をされたと思う時で、「巣に近づく」「大きな声を出す」「手で振り払う」などの行為をした場合にハチが威嚇・攻撃をされたと思い反撃に出てきますので決して行ってはいけません。
もし、ハチに標的にされてしまった場合は、姿勢を低くして”背中を向けて”ゆっくりと場を離れることが望ましい。ハチは敵が逃げたと思えば攻めてこなくなりますが、下手に音を出して刺激をしておよそ30~80メートルは追いかけてくるため余計に深手を負ってしまうこととなります。