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お寺は、木造建築であることが多いため、湿度が溜まりやすく害虫の発生しやすい環境です。木材は湿気を吸いやすく、床下や隙間に湿気がたまると、シロアリやカビの原因になります。
また、周囲に豊かな植物がある場合、クロアリやカメムシなどの害虫が住み着いてしまう可能性が高くなってしまいます。
これらの害虫が発生すると、お寺の見た目が悪くなるだけでなく、建物の損傷や仏具への悪影響も心配です。ですから、定期的な対策を必ず行いましょう。
ここでは、人間に直接害は与えないが、不快なため嫌われている害虫を紹介します。
見た目が悪かったり、大量発生して室内に侵入してきたりと私たちに不快感を与えてきます。
駆除をしなくても大きな問題はありませんが、人が多く訪れるお寺の場合、現れた場合はすぐに駆除した方がいいでしょう。
クロアリはお寺のような木造建築物や庭園に現れやすい害虫です。
クロアリ自体は直接的な木材破壊をしませんが、食べ物を探して建物内に侵入することがあります。また、シロアリが潜む場所を掘り返すこともあります。
クロアリの発生時期は、主に春から秋にかけてです。具体的には4月から9月ごろが活動のピークとなります。特に気温が高い時期に繁殖が活発化しるので注意が必要です。
巣を作る際に周囲の植物や木材に潜むため、木造のお寺には多く見られます。
床下に湿気が溜まっていたり、庭の土の水捌けが悪いと発生しやすくなります。また、お寺の周囲にある草木や石畳の下はクロアリの住処になりやすいです。
室内の湿気が溜まっている場所があったり、お菓子などの食べ物、ゴミが放置されていると、引き寄せられて、窓の隙間などから侵入してきてしまう恐れがあります
クロアリ自体は建物や人体に直接的な被害を与えることはほとんどありません。
しかし、家の中で発生してしまったり、庭に大量発生していると不快なのに加え、シロアリを引き寄せる可能性があります。
建物の隙間を塞ぎ、室内の食べ物やゴミを放置しないようにしましょう。また、定期的な庭の手入れをしましょう。
近くで巣を見つけた場合は今後の被害の可能性も考えて、駆除薬を使用して駆除しましょう。
シロアリ駆除と同様、クロアリ巣が近くに何個もあった場合や、すでに大量に発生している場合は専門業者への依頼を検討しましょう。
クモは足の多さとお尻から出した糸で巣を張るのが特徴です。体長は数ミリから10cmを超えるものまで様々で、色は黒、茶色、灰色などです。
クモは、他の害虫を捕食する性質があり、お寺のような静かで人の出入りが少ない場所に多く現れます。
クモは年中見られますが、主に春から秋にかけてです。特に4月から10月にかけて活動が活発になります。
夏場は、気温が上がり昆虫の数が増えるため、それに伴ってクモの活動も増加します。ただし、クモは種類によって異なりますが、基本的に一年中見ることができる害虫であり、冬でも屋内で発生することがあります。
虫を捕食するので、お寺周辺に多くの昆虫、害虫が集まることでクモの発生する可能性が高まります。
また、建物の隙間や湿気がある場所に好んで住み着きます。周囲に木や草木が多のも、発生の原因の一つです。
クモ自体が直接人間に与える被害は少ないですが、巣によって建物の美観が損なわれたり、仏具や書物に巣を張られたりしてしまう場合があります。
また、他の害虫を捕食してくれるというメリットもあります。
建物内外の定期的な清掃と、侵入の可能性がある隙間を塞ぐことで、クモの侵入および昆虫害虫の侵入を防ぎ、クモの発生予防に繋がります。
必要に応じてクモに効果があるの駆除剤や忌避剤を使用することも効果的です。
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カメムシは、植物から水分を餌としている吸汁性の害虫です。お寺の庭園や周囲に草木が多くある場合、発生する可能性が高まります。
カメムシの最大の特徴は、その強烈な悪臭です。何もしなければ安全ですが、危険を感じると悪臭を放ちます。
カメムシは春から秋(4〜11月)にかけて発生し、特に秋には大量発生する恐れがあり、毎年ニュースになっていたり、政府から注意報が出されます。
秋は越冬場所を探すため、建物内に侵入してくる傾向があるので注意が必要です。
お寺の庭園や周囲の草木がカメムシの発生源となります。カメムシは植物の水分を吸汁して餌とする吸汁性の害虫なので、草木、特に果樹には引き寄せられてきます。周囲に草木が多い場合は注意が必要です。
また光に引き寄せられる習性があるので、街灯や玄関先の光に引き寄せられる習性があります。
また、白い洗濯物に引き寄せられる習性があり、洗濯物にくっついて室内に侵入してくることもあります。
カメムシから放たれる悪臭の不快感が一番の被害でしょう。建物内に侵入してきた際、駆除の方法を間違えると悪臭が放たれてしまう恐れがあるので、正しい駆除方法を行うことが重要になってきます。
また、大量発生すると、窓や壁に集まることがあり、不快感と同時に、建物の景観を損ねることもあります。
お寺周囲の不必要な雑草は定期的に狩るようにしましょう。
また、森が近くにあったり、庭園に植物を多く植えている場合は、建物にできる侵入の可能性がある隙間を塞ぎ、カメムシの侵入を防ぐことで対策しましょう。
隙間を埋めても洗濯物から侵入してくることもあります。目視でカメムシがいないか確認したり、洗濯物をはらってから取り込むことで侵入の可能性を防ぎましょう。
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ヤスデは、長い体に多くの足、ムカデのような見た目が特徴の害虫です。しかし平べったいムカデより厚みのある丸っこい見た目をしています。
体長は1cmから10cmと様々で、色は黒色や茶色の種類がいます。湿気の多い場所を好みむので、湿った床下や建物の隙間から侵入してきます。
また、群れを作って動く習性があるため、大量発生する可能性が非常に高いです。
ヤスデが発生しやすいのは梅雨の5〜7月と秋の9〜11月です。雨が多く降る時期に活動が活発になります。
湿気の多い場所や、風通しが悪い場所がヤスデの発生原因です。
お寺の床下に湿気が溜まっていたり、落ち葉が落ちていたり、周辺の植物が茂った場所に住み着くことが多く、発生する原因となります。
また庭の土の水捌けが悪いと、土の中からヤスデが地上に出てきやすくなってしまいます。
ヤスデ自体は木材や建物に直接的な被害を与えることはありませんが、見た目が非常に気持ち悪いです。
侵入できる隙間があった場合、家の中にも侵入してきます。
また、群れで動く習性があるため、大量発生する可能性が高いです。群がっているのは非常にグロテスクで不快なので駆除することをおすすめします。
湿気がたまらないような対策を行いましょう。
床下は湿気が溜まりやすいので、換気口を設置したり除湿剤を用いて除湿しましょう。落ち葉ある場所や雑草が生えている場所は雨の後湿気が溜まってしまうので、極力取り除きすみつくのを防ぎましょう。
土の水捌けが悪いとヤスデは地表に出てきます。そのため、土の水捌けをよくすることで、土の中から出てくるのを防ぐことができます。
気持ち悪いヤスデが家の中に入ってくるのは非常に不快だと思います。侵入を防ぐためには、玄関の開けっぱなしにしないこと、窓の隙間などの侵入経路を塞ぐことが重要になってきます。
手に付けられないほど、大量発生した場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
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ここでは人間に被害を与える可能性がある害虫を紹介します。
バイ菌を持っていたり、古紙を食べてしまったりしてしまうので、放っておくと私たちに大きな被害を与えてしまう恐れがあります。
見つけた場合はすぐに駆除して、原因を突き止め、再発を防ぐようにしましょう。
ゴキブリは温かく湿気の多い場所を好む害虫で、古い木造建築物や厨房などに頻繁に出現します。
特に食べ物や湿気がある場所に住み着き、夜間に活動することが多いです。
見た目は茶褐色や黒色の個体が多く、種類によって大きさが異なり、一般的なゴキブリは体長約2cm~5cm程度です。細長い体と平らな形状をしており、素早く動くのが特徴です。
ゴキブリは光を避けるため、暗い場所に隠れながら俊敏に移動し、壁や天井を自在に登ることもできます
ゴキブリの発生時期は、主に暖かい季節である5月から10月にかけてです。特に夏場(6月~9月)は、気温が高く湿度も高いため、ゴキブリの活動が最も活発になります。
冬は越冬のため姿を表さないことが多いですが、暖かい地域では1年中活動を続けている場合もあります。
ゴキブリは食べ物のカスや湿気、ホコリなどが発生の原因になります。特に掃除が行き届いていない場所は発生の可能性が非常に高いです。
室外機や換気扇から簡単に侵入してきますし、小さい個体などは窓に隙間があった場合侵入してくる恐れがあります。
お寺の厨房や倉庫、仏具の収納場所などはゴキブリの巣になりやすいので注意が必要です。
ゴキブリは病原菌を運ぶため、いろいろな場所を汚染し、衛生面で深刻な問題を引き起こします。
感染症の原因にもなるため、特に飲食物を扱うキッチンや宴会場などの場所では注意が必要です。
定期的に掃除を行い、ゴミや食べ物の管理を徹底しましょう。
室外機のドレンホースに防虫キャップをつけたり、換気扇に防虫ネットをつけて侵入を防ぎましょう。
また窓などにある侵入の可能性がある隙間を塞いでゴキブリの侵入を防ぎ、忌避剤を設置したりや侵入した際の保険としてトラップを使用することで発生を予防しましょう。
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ムカデは体長が5cmから15cmで、黒色や赤褐色をしており、長い体と多数の足が特徴です。
湿気の多い場所や暗い場所を好み、お寺のように静かな環境の床下や壁の隙間に潜むことが多いです。
咬まれると強い痛みを伴い、場合によってはアレルギー反応を引き起こすこともある危険な害虫なので注意しましょう。
ムカデの発生時期は、主に梅雨時期から夏にかけて発生します。特に5月から9月にかけて活動が活発になります。
ムカデは湿気を好むため、梅雨時期や雨が多い季節に発生しやすく、気温と湿度が高くなる6月から8月頃が繁殖のピークとなります。
夜行性で、夜間に活発に動きます。冬の間は寒さを避けるため、活動が低下し、寒冷地では冬眠することが多いですが、暖かい地域では冬でも活動する場合があります。
湿気の多い場所や、建物周辺の草木の茂った場所がムカデの好む環境です。
特にお寺の石畳の下や、古い木造建築物や落ち葉の下はムカデが住み着きやすい場所です。
ムカデは体が平べったいので、わずかな隙間から室内に侵入してきます。
もし咬まれてしまうと強い痛みや炎症を引き起こし、場合によってはアナフィラキシーショックというアレルギー反応を引き起こすこともあります。
アナフィラキシーショックになると呼吸困難やめまいを引き起こすことがあるので異常を感じたらすぐに病院に行きましょう。
湿気がたまらないような対策を行いましょう。
床下は湿気が溜まりやすいので、換気口を設置したり除湿剤を用いて除湿しましょう。
落ち葉ある場所や雑草が生えている場所は雨の後湿気が溜まってしまうので極力取り除き、住み着くのを防ぎましょう。
侵入を防ぐためには、玄関を開けっぱなしにしないこと、窓の隙間などの侵入経路を塞ぐことが重要になってきます。
ムカデの駆除方法を専門業者が紹介!!
チャタテムシは体長は約1mmから2mmと非常に小さな害虫です。
非常に小さいため単体ではなかなか見つけることができないかもしれません。
雑食なため、カビや古本・古紙、お米などを餌とします。
そのため、カビが発生しやすい場所やホコリが多い環境を好み、書物や仏具、紙製品なども好んで食害します。
年間を通じて見られますが、特に梅雨時など雨が多い時期や湿気が高い時期に大量発生することが多いです。
湿度が高くなると繁殖が活発化し、建物内の至る所で発生する可能性があります。
湿気の多く換気ができていなかったり、カビが生えていたり、紙が多く保管されている場所が発生原因となります。
また、お寺などの木造建築物は特に湿気が溜まりやすく、カビが生えやすいです。また古い書物なども多く保管されているとチャタテムシが発生しやすくなります。
書物や仏具、紙製品を食害するため、歴史的な価値があるものが多いお寺にとっては深刻な問題となります。
また、カビを媒介するため、建物全体の衛生状態にも悪影響を及ぼすことがあります。
数匹だけだとそこまで気にならないですが、放置しておくと大量発生してしまう恐れもあります。大量発生すると建物内の壁や隙間を埋め尽くすように発生する可能性があるので、少数でもチャタテムシらしき虫が見つかった場合は発生原因を特定して早急に対処をしましょう。
湿気を抑えることが最も重要です。
定期的な換気を行い、除湿機を使用して湿度を管理しましょう。
特に貴重品を保管している保管庫や押入れの中は重点的に換気しましょう。カビを発生させないような予防策も大切になってきます。
また、清潔にしておくことも予防になるので、掃除をしっかり行い、不要な紙は捨てましょう。
ハエは黒色や茶色で体長5mm~1cm程度、蚊は小さく黒や灰色で体長1〜2mm程度です。
繁殖力が高く、ハエは食べ物の汚染や病原菌を運ぶリスクがあり、蚊は人を刺し血を吸うことで痒みなど不快感を引き起こします。
ハエと蚊は春から秋(4月~10月)にかけて発生します。特に夏場(6月~9月)は蚊の活動がピークを迎え、気温が25℃以上で湿度が高い環境で急激に増えます。
日本の多くの地域では、梅雨明けから初秋にかけて蚊の発生が最も多くなります。
ハエや蚊はお寺の周囲にある水場や植物が多い場所がハエや蚊の発生源となります。
ハエと蚊は水場で繁殖し、草木が多く植えられていたり、ゴミや食べ物の残りカスが放置されると、発生が促進されてしまいます。
なので、雨の後の水たまりや池があったり、植物を多く植えていたり、お寺の裏が森だった場合に多く発生することがあります。
ハエは食べ物の汚染や病原菌を運ぶリスクがあり、蚊は人を刺し血を吸うことで痒みなど不快感を引き起こします。
また、蚊の一部もデング熱や日本脳炎などの病原菌を媒介する可能性もあるため、注意が必要です。
池や水場の管理、不要な雑草などは刈り、ゴミを放置しないことがハエや蚊の発生を抑えるために重要になってきます。
また、市販の忌避剤の使用すること、窓や玄関ドアを開けっぱなしにしないことで建物内への侵入を防ぎましょう。
ここではお寺の建物そのものに被害を与える恐れのある害虫を紹介します。
お寺は木造建築のことが多いため、被害を受ける可能性が非常に高いです。
特に歴史のあるお寺では木材が古くなっていたりすると、大きな被害を受ける可能性が高く、最悪の場合倒壊の危険性が高くなるため注意が必要です。
予兆を見つけることで迅速な駆除を行い、被害を最小限に抑えましょう。
キクイムシは体長は約3mmから5mmと小さな虫で、木材を食害し、小さな穴を木材に開ける害虫です。特にお寺のような木造建築に多く発生します。
キクイムシは開けた穴に卵を産み付けます。木の中で孵化した幼虫が木材内部を食い荒らしながら成長し、最終的に大量の小さな穴(虫孔)とフロスと呼ばれる木くずを残します。
特にお寺のような木造建築は注意すべき害虫です。
成虫は春から初夏(4〜8月)にかけて活動が活発になります。
しかし幼虫は年間を通じて木材の内部で活動しています。
木に卵を産み付けるため木造建築では発生する危険性が高いです。
木材の中でもナラやケヤキの広葉樹を好む性質があります。特に新築の家はキクイムシに狙われやすいので非常に注意が必要です。
お寺の柱や梁、床板などが被害を受けやすいです。他にも木製の仏壇やタンスなども被害報告があります。
木材内部を幼虫が食害するため、建物に重大な被害を与えます。具体的には木材表面に無数の穴が発生ます。外見は穴が空いているだけですが、木材内部では被害が進行している可能性があるので注意が必要です。
特にお寺のような歴史的価値のある木造建築にとっては、柱や梁が弱くなっている場合も多いため、倒壊の危険が高まる可能性があります。また、木材表面に無数の穴が開き、見た目にも悪影響を及ぼします。
お寺のような木造建築では建物の内部から侵食し、最悪の場合倒壊の恐れもあるので特に注意すべき害虫です。
まずは外からの侵入を防ぐことが最も大切になってきます。
防虫処理をした木材を使用した家具を使用したり、木材に防虫処理を施すことが効果的です。
しかしお寺などの木造建築の場合、外に出ている木材部分が多いと防虫処理をするのが非常に大変なため、建物全体の防虫を行なってくれる専門業者にお願いすると良いでしょう。
一度卵を産み付けられてしまうと自分で対処するのは非常に難易度が高いので、もし不自然な穴があったり、フロス(木屑)が落ちていたら、まずはキクイムシの被害を疑い、すぐに害虫駆除の専門業者に依頼しましょう。
歴史のあるお寺は、すでに木が古くなっている場合も多く、被害の進行が早く、広範囲に広がっている恐れがあるので早急な駆除が必要になってきます。
キクイムシの生態や駆除方法を専門業者が解説します!!
シロアリは木材を食害する害虫で、特に湿気の多い場所を好みます。
シロアリは木の中にに巣を作り、コロニーを形成して集団で活動します。お寺などの木造建築はシロアリの被害を受けやすいです。
見た目は名前の通り白色またはクリーム色で、細長い形状をしており、体長はおよそ3mmから10mm程度と、種によって大きさに差があります。
主に春から初夏(4月~6月頃)にかけて活動が活発化し、特に梅雨時期に繁殖が増加します。暖かく湿気の多い環境が好まれるため、湿度が高い季節は注意が必要です。
また、シロアリはコロニーの中で一年中活動しており、温暖な地域では、年中シロアリの被害が発生する可能性があります。
お寺のような木造建築や、湿気が多い場所がシロアリの発生源となります。
特に基礎部分が地面に直接接触している場合や、水漏れしている場合、シロアリが発生しやすくなります。
シロアリは木材を食べるため、お寺の基礎や柱などに甚大な被害を与えることがあります。特に発見が遅れると、建物全体の構造に深刻なダメージを与える可能性があり、倒壊の危険性もあります。
シロアリは蟻道と呼ばれる足跡のようなものを残すので基礎の部分に下記の画像のようなものがあったらシロアリ被害を疑いましょう。
湿気を抑えることが重要です。
定期的な室内の換気や、基礎部分・床下の湿気対策(防湿シートや通気口の設置)を行うと良いでしょう。また、シロアリ忌避剤を使用した定期的な予防も有効です。
シロアリの兆候が見られた場合は、早急に専門業者に相談しましょう。
シロアリ駆除ってどうしたらいいの?専門業者の解説
シロアリの駆除っていくらぐらい?/p>
カミキリムシは、体長が10mmから30mm程度で、黒色や茶色、白斑が入る種もあります。
キクイムシと同じで、幼虫が木材の内部に潜り込み、木を食害することで知られる害虫です。成虫は主に外部の木に卵を産み付け、幼虫が木の内部を食い荒らします。最終的に最終的に大量の小さな穴(虫孔)とフロスと呼ばれる木くずを残します。
フロスはキクイムシのように粉状ではなく、かりんとうのような形をしているのが特徴です。
お寺などの古い木造建築では、建物に重大な影響を与えることがあります。
春から夏にかけて発生し、成虫が活動するのは主に夏の時期です。
幼虫は年間を通じて木材の中で成長を続け、木を食い荒らします。
お寺のような木造建築物や周囲の木々がカミキリムシの発生原因です。
特に古い木材に卵が産み付けられ、幼虫が内部に侵入して被害を広げます。周辺にある庭木や古木も発生源となり得ます。
木材内部を幼虫が食害するため、建物の耐久性が低下し、最悪の場合は倒壊の危険があります。
また、木材に無数の穴が開くことで、建物の美観も損なわれます。穴のサイズはキクイムシよりも大きいのが特徴です
そのため見た目以上に内部の被害も大きく、歴史的価値の高いお寺にとって、非常に深刻な被害となります。
対策方法はキクイムシと同様です。
まずは外からの侵入を防ぐことが最も大切になってきます。
防虫処理をした木材を使用した家具を使用したり、木材に防虫処理を施すことが効果的です。
しかしお寺などの木造建築の場合、外に出ている木材部分が多いと防虫処理をするのが非常に大変なため、建物全体の防虫を行なってくれる専門業者にお願いすると良いでしょう。
一度卵を産み付けられてしまうと自分で対処するのは非常に難易度が高いので、もし不自然な穴があったり、フロス(木屑)が落ちていたら、まずはキクイムシの被害を疑い、すぐに害虫駆除の専門業者に依頼しましょう。
歴史のあるお寺は、すでに木が古くなっている場合も多く、被害の進行が早く、広範囲に広がっている恐れがあるので早急な駆除が必要になってきます。
お寺のような木造建築は、湿気による被害を受けやすい環境にあります。
湿気が溜まっている部分があると、ホコリやカビが発生してしまう原因になってしまい、本記事で紹介した様々な害虫が発生する恐れがあります。
また、湿気が原因のカビで、書物や仏具などの貴重な物品に被害を与える可能性もあります。
湿気対策を行うことが、お寺を害虫から守るため、お寺の建物や保存されている物品を守るために非常に重要になってきます。
湿気が溜まる一番の原因は風通しが悪いことです。
特に古い建物は窓や扉が閉め切られ、湿気がこもりやすくなります。定期的に窓や扉、ふすまを開けて自然の風を通すことで、建物内の湿気を逃がしましょう。
特に湿度が高くなる梅雨の時期や雨が多い時期には、1日複数回の換気を行いましょう。
お寺の大きな部屋や書庫、仏具収納スペースなど、湿気が溜まりやすい場所には、除湿機を設置しましょう。また、物置の中には除湿剤を設置するのがおすすめです。
風通しが悪い場所だと、換気をしても十分に除湿できない場合もあります。除湿機を使用することで確実に除湿することができます。
特に押入れや物置は十分に換気しきれない場合が多いので、除湿剤を使用することをおすすめします。
おすすめの除湿剤
オカモト:水とりぞうさん
水取りぞうさんに入っている白色粒状の塩化カルシウムは、空気中の水分(湿気)を吸収して液体になる性質(潮解性)があり、これを応用した除湿剤です。
タンス、押入れ、靴箱の中などに置いて使用しましょう。
3〜5ヶ月の間使用ことができ、除湿ができていると容器の中に水が溜まっていきます。
水が溜まっていると除湿できている証拠なので、効果が目に見てわかります。
使用する際は裏面の使用上の注意を読んで正しく使用することをおすすめします。
床下も湿気が溜まりやすい場所の一つです。床下はなかなか見れない場所なので気がつかないうちに害虫が住み着いてしまう可能性があります。
対策のためには、通気口を設けて風通しを良くしたり、防湿シートや防除剤を利用することで対策することができます。
床下は自分でやるのは非常に難しいので、専門の業者に床下の改善工事をお願いしましょう。
雨漏りをしていると、湿気が溜まってしまう原因となります。
雨どいが詰まっていたり、屋根に損傷があると、雨漏りの可能性が高まってしまいます。お寺の屋根や雨どいの定期的なメンテナンスを行い、雨漏りするのを防ぎましょう。
特に雨漏りが発生すると湿気以外にも建物や仏具などの貴重品にも深刻なダメージを与える可能性があるため、早期発見・修理が必要です。
お寺の周囲には多くの植物が植えられていることが多いですが、これらが湿気を溜める原因にもなります。
雑草が多く生えていたりするとそこに害虫が住みつき、家の中に侵入してきてしまう恐れがあります。
特に建物に近い場所に植えられた木や草花は、根が湿気を含みやすく、そこから建物に湿気が伝わることがあります。周囲の植物は定期的に剪定し、建物の外壁や基礎部分から一定の距離を保つようにしましょう。