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ネズミの害虫駆除をする方法12選
家に出たネズミの種類は?種類別の特徴と生態を理解して見分けよう!!
ネズミ駆除の補助金一覧を紹介
「最近、家の中で小さな黒い影がササッと動いた…」「スナック菓子・ペットフードの袋にかじられた跡がある…」そんな経験はありませんか?
それ、もしかすると“ハツカネズミ”かもしれません。
ハツカネズミはとても小さくて可愛らしい見た目をしていますが、その繁殖力や適応力は驚異的。あっという間に数を増やし、気づいたときには深刻な被害につながることもあります。
一方で、飼いやすいペットとして人気がある一面もあります。
この記事では、そんなハツカネズミについて知っておいて損はない情報をまとめました。
生態・特徴からもし家に出たときの駆除方法の流れ、飼育方法まで、プロの専門業者がわかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてください。
ハツカネズミは、哺乳綱 齧歯目 ネズミ科の小さなネズミ。
「クマネズミ」や「ドブネズミ」と肩を並べる「家ネズミ」の1匹でもあります。
特徴は一言で言えば「非常に小型で繁殖力の高い」ネズミです。
思わぬところから侵入されて、気がついた時には手遅れになっていることも・・・
ここではハツカネズミの特徴について解説していきます。
ハツカネズミは体長5~10cm(鼻先から尻尾の先端まで)であり、身近なものだと紙幣の長辺くらいの大きさです。
他の家ネズミ(ドブネズミ、クマネズミ)と比べると半分ほどのサイズで、非常に小柄なのが特徴です。
そのため、家に出た場合ハツカネズミを見分けるのはそこまで難しくありません。
毛色は灰色や灰茶色が一般的で、尻尾は胴体と同じ長さほどで、体に対し耳は大きく丸いのが特徴です。
結論から言うと、1年中活発に活動します!
特に気温が下がる秋から冬にかけては、温かく食料のある屋内へと侵入する傾向が強くなります。
この時期は特に被害件数が急増する傾向にあります。
また、これらの時期に関わらずどんな季節でも活動をしているため、一年を通して警戒が必要な生物でもあります。
意外と見落とされがちなのが「夏場の被害」です。
暑いと活動が低下しますが、全く活動しないわけではありません。
気温の上昇とともに、ハツカネズミが暑さから逃げるために屋内に移動してしまします。特に夏休みに家を留守にしていた場合、”戻ってきたら台所や収納スペースに糞や食害の痕跡が…”という被害報告も少なくありません。
雑食性であり、野生では種子、穀物、昆虫、果実、野菜などを中心になんでも食べます。
ハツカネズミは乾燥食品やペットフードなどを特に好む傾向があり、例えばスナック菓子の袋や犬のエサの袋が噛みちぎられていた場合、ハツカネズミの被害を疑いましょう。
ハツカネズミはエサを隠す習性があり、壁の隙間や家具の下に運び込まれて衛生的にあまり良くありません。
掃除をした時に思わぬところから食べ物が落ちていた場合、ハツカネズミからの食害をすでに受けているかもしれないので注意しましょう。
ハツカネズミの名前の由来は「20日(はつか)で子供を産める」ことから来ていると言われています。
その名の通り繁殖力は恐ろしく高く、オスとメスが揃えば1年中いつでも繁殖が可能です。
1回の出産で4〜7匹、1年で10回以上出産します。2〜3ヶ月で数十匹規模にまで増加してしまうので、人目に触れる段階ではすでに繁殖が進んでいることも多く、迅速の発見と迅速な対処が重要になってきます。
ハツカネズミは、哺乳類の中でも非常に適応力が高く、世界中のほとんどの地域に生息しています。
実験動物としての歴史も長く、遺伝学や医学研究の分野で欠かせない存在です。そのため学術的にもよく研究されており、他の齧歯類と比較しても詳細な生態が解明されています。
ネズミ類の中でも人間の生活環境との接触が最も多い種であり、知らず知らずのうちに共存していることも少なくありません。
ハツカネズミは、哺乳類の中でも非常に適応力が高く、世界中のほとんどの地域に生息しています。
そのため都市部、郊外、農村部などあらゆる場所で適応が可能で生息可能です。
特に冬場は温かくて食料のある屋内へと移動する傾向があり、倉庫、飲食店、住宅、工場などで頻繁に発見されます。
わずか2cm程度の隙間があれば侵入が可能であり、断熱材の裏や屋根裏、床下、壁内などの見えない場所に生息し繁殖を進めてしまうこともあります。
ネズミといえば、「チューチュー」泣くと思われがちですが
ハツカネズミは、「ピーピー」「キーキー」「キューキュー」「キュッキュッ」と鳴きます。
また、喜怒哀楽に応じて声の高さが変わり、嬉しいときは高い鳴き声を出し、怒っているときは低い鳴き声を出します。
屋内でハツカネズミを見かけた時や被害が見られるときは、すでに数匹〜十数匹が繁殖して住み着いているかもしれません・・・
ハツカネズミは以下のような被害をもたらします。
→ 漏電・火災リスク
ハツカネズミは伸び続ける前歯を削るために、さまざまなものをかじります。
電気コードや配線がかじられると、ショートを起こし、最悪の場合は火災につながることもあります。また、断熱材や防水シートを巣作りに使用するため、建物の断熱性能の低下や雨漏りの危険性が高まります。
→ 飲食店や家庭での衛生問題
小さい体ながら、食品の袋を噛みちぎれるほどの力があります。
食品袋や段ボール箱をかじって中身を荒らします。
被害を受けてもただ袋を噛みちぎられただけのように感じますが、実際は非常に汚いネズミが袋の中に侵入しているため、衛生状態は最悪です。被害を受けた食品は絶対に食べないようにしましょう。
飲食店では営業停止やクレームの原因にもなり得るため、早期の対策が必要です。
→ニオイや衛生面での二次的な健康被害
ハツカネズミの排泄物が、屋根裏などの狭い空間に蓄積されると強烈な悪臭を放ちます。
特に気づきにくい場所をしていることが多く、臭いでようやく発覚するケースも少なくありません。
→ 二次的な健康被害
ハツカネズミの体にはノミやダニが付着しており、家の中を動き回ることで至る所に撒き散らし、人間やペットに被害を及ぼすことがあります。
ダニやノミはかゆみや皮膚炎を起こすほか、感染症のリスクもありますので早急に対処しましょう。
個人で駆除する場合は根気が必要になってきます。
まずは以下のものを購入しましょう。
【必要な物】
まずは必要なものを購入し、部屋に毒エサとトラップ、忌避剤、屋外にも忌避剤を配置します。
天井裏で追い出し煙を焚き、室内を清潔に保ちながらハツカネズミが捕まるのを待ちます。
具体的にどのようにして駆除をするべきか解説いたしますので参考に下さい。
駆除の流れ |
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① 毒エサ(2〜3種類)・トラップ・燻煙剤・忌避剤を設置する |
② ハツカネズミが住み着きずらい環境をつくる |
③ ネズミの被害がなくなるまで根気よく繰り返す |
④ できるだけの予防をしよう |
まずは購入してきた毒エサ(2〜3種類)・トラップ・燻煙剤・忌避剤を設置しましょう。
それぞれの詳しい設置箇所・使用方法を解説いたします。
毒エサはネズミの通り道に設置しましょう。
例えばネズミの糞が落ちている場所や、部屋の壁際がネズミの通り道になります。キッチンなどで食品被害にあっている場合、被害を受けた食べ物の近くに毒エサを置くと効果的です。
ネズミにも味の好みがあります。1種類だけを設置しても効果を発揮しないネズミが出てきてしまうことがありますので、必ず複数種類(2〜3種類)の毒エサを設置しましょう。
また、食品被害を受けた食べ物や、ハツカネズミの好きなスナックやペットフード、パンのくずや果物を毒エサと一緒にして混ぜることで、より効果的に毒エサに誘導することができるようになります。
毒エサのトレイは直接手で触れないようにしましょう。ネズミは敏感に人間の匂いを嗅ぎ分けることができ、匂いで警戒されて近づかなくなってしまうことがあります。
これを食べたネズミは内出血をおこし、数日かけて徐々に死に至りますので、他のネズミに警戒心を抱かせません。
クマネズミ、ドブネズミ等の大型ネズミはもちろん、これまで効きにくかったスーパーラットなど、どんなネズミにもしっかり効きます。
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アース製薬公式ショップネズミが好む味付けが施されており、ネズミが食いつきやすい毒餌です。
雨や水に強いため、水回りにも使用することができます。
薬がなくなったら補充し、減らなくなるまで続けて下さい。
¥1,300
Amazonで購入粘着トラップはできる限り壁際に設置しましょう。また、平置きはしてはいけません。
設置方法
ネズミはトラップの縁(ふち)を歩いて通ることができるため、壁際にL時に置きましょう。
粘着トラップは警戒されやすいため、中央にエサを置いてネズミが引っかかりやすくする。
L字置きとトラップにエサの両方の合わせ技でよりネズミが引っかかりやすくなります。
ネズミは狭いところを好んで通るため、粘着トラップを折り曲げて加工して設置する。
トラップは折りたためるようになっているものが多く、壁面と床に対しL字にして設置したり、トラップ+エサの合わせ技をしたり、トンネル形にして設置すると、ネズミを取り逃す可能性を減らすことができます。
超強耐水紙・高性能特殊粘着剤を使用しているため、非常に強力な捕獲力があります。
6等分に折り目がついているため、お客様の使い方に合わせて自在に変形させることができます。
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Amazonで購入燻煙剤が最も効果的に機能するのが、天井裏や床下で焚く方法です。
しかし、追い出し煙はネズミを一時的に家から退散させることができますが、結局はほとんどのネズミが家から半径30メートル以内に留まることが当社の実験で確認できており、1日~4日以内には自宅に戻ってきます。
そのため、完全にいなくなるまで繰り返し行うことが非常に大切です。
隠れたネズミにまで届いて一撃退散させる、アースのくん煙タイプの忌避剤です。
倉庫、屋根裏、通路、床下などからねずみを一発で退散させます。
ハッカオイルと琉球ハーブ(月桃)を主体とするハーブ成分と煙成分配合なので、嫌なにおいがありません。
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Amazonで購入さらに追い討ちで忌避剤を設置しましょう。
忌避剤は、ネズミが嫌う臭いや成分を利用して追い払ったり、寄せ付けないようにする商品です。
家の周りの侵入する可能性のある箇所(天井裏、点検口、通気口など)に設置することで、燻煙剤で追い出したネズミが再び侵入する確率を減らすことができるため、必ず設置しましょう。
ハーブの香りでネズミの侵入を防ぎます。
天井裏、床下、ネズミの通路、侵入口、被害箇所に設置するだけで2週間~1ヶ月間効果が持続します。
ネズミの通路や侵入口・被害箇所へ1か所に2~3個まとめて設置してください。
¥762
Amazonで購入ハツカネズミは狭い家具の裏や暗く静かな押し入れの中を好みます。
物が散乱していたりする場合、ハツカネズミにとって住み着きやすい環境になってしまうのでお部屋を掃除して、ハツカネズミが好む場所を減らす環境づくりをすることが大切です。
また、食べ物を外に放置しないようにしましょう。
冷蔵庫の中や押入れの中に隔離し、お菓子や乾燥食品(インスタント麺やペットフードなど)は外に放置しないようにしましょう。
ハツカネズミの被害は簡単に止まるものではありません。
毒エサ・トラップ・追い出し煙を何度も何度も繰り返し、ハツカネズミと根競べをするようにして、被害を徐々に減らしていく必要があります。
これらの追い出し作業を少なくとも月1回は行えばやがて被害が収まりますので、根気良く行いましょう。
可能であればハツカネズミの侵入経路を防ぎましょう。
ネズミは驚くほど小さな穴や亀裂からも侵入できます。侵入口の目安としては、一円玉程度の大きさ(20mm程度)がネズミの通れる隙間の幅です。
一円玉を持ちながら、家の周りを点検し、侵入してきそうな箇所を見つけたら塞ぎましょう。
段ボールで塞ぐのは辞めましょう。
段ボールは簡単に穴を開けられてしまいます。最低でも木板以上の部材を使って塞ぎましょう。
ネズミの駆除方法は下記の記事でも詳細に解説しておりますので、併せて参考にしてください。
ネズミの害虫駆除をする方法12選
ハツカネズミは非常に小柄で柔軟な体を持つため、一円玉程度の大きさ(20mm程度)があれば通ることができます。
以下のような場所は、特に注意が必要です。
これらの場所がハツカネズミの侵入口になります。
とくに築年数の経った住宅では、経年劣化によって侵入しやすい状況になっていることがあります。
ハツカネズミからの被害を受けないために、日常的な予防が非常に大切です。
以下のことは日常から気をつけておきましょう。
実際は専門業者に対策してもらうのが一番ですが、こういった心がけを行うことで、家にネズミが出る確率は大幅に下がります。
自分で駆除するのは面倒・・・
予防しても駆除しても全然改善されない・・・
何年もハツカネズミの被害にあっている・・・
そんな時は害獣駆除のプロ専門業者に依頼して駆除してもらいましょう。
プロの業者に任せれば、的確にネズミの侵入場所を特定し、確実な追い出し、徹底した再発防止策をすることが可能です。
ホームレスキュー株式会社は皆さまが安心して生活できるよう、プロの害獣駆除の職人が確実な駆除・予防いたします。
駆除依頼を希望の方はお気軽に相談・見積もりしてさい。
業者に依頼する際には、以下の3点のポイントに注意します。
1.信頼性
業者の評判や口コミを確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。また、害獣駆除は経験が非常に重要な世界なので、HPを見て実績のコラムがあったりと、実績が豊富そうな業者を選びましょう。
2.料金や作業内容
HPを見たり、電話をかけたりして費用や作業内容を確認し、明確であるかを確認しましょう。詳細な料金は実際に現場を見ないとわからないことが多いため、費用や作業料金が明確な複数の業者から見積もりを取って比較しすることを推奨いたします。また、最低料金がある場合があるため必ず確認しましょう。
3.保証内容
ネズミはしつこいため、駆除したはずなのに駆除できてなくてすぐに再発してしまったなんてこともあります。
そんなとき、保証がなかったり中身のない保証の場合、追加で費用がかかってしまいます。保証内容が明確であり、保証期間が長く安心できる業者にお願いしましょう。
ホームレスキュー株式会社は皆さまが安心して生活できるよう、プロの害獣駆除の職人が確実な駆除・予防いたします。
駆除依頼を希望の方はお気軽に相談・見積もりしてさい。
ここまで害獣として紹介してきたハツカネズミですが、実はハツカネズミは一般的に広く飼育されています。
ここではおまけとして、ハツカネズミを買う場合に必要なものと大切なことをまとめましたので、飼育を考えている方や、この記事を見て飼ってみたいとなった方は参考にしてください。
ハツカネズミを飼うためには、まずは環境を整えましょう。
以下は飼育に必要な基本アイテムのリストです。
【必要な飼育用品リスト】
最低でも星マークのものは揃えましょう。
飼育を行う場合は、広めのケージが推奨されます。脱走防止のためにハムスターやネズミ用のちゃんとしたものを選びましょう。
歩きやすくする&湿気や臭いを抑えるために、床材を敷きましょう。また、給水ボトルや餌入れも用意し、マウス用の餌も用意しましょう。
隠れ家となる箱やハウス、運動用のホイールなどを用意することで、ストレスの少ない環境で飼育することができます。
基本の主食は市販のマウス用ペレットですが、栄養の偏りを防ぐために野菜や果物のかけらを適量加えるとよいでしょう。
余った果物や野菜をあげる程度でも良いですが、糖分や水分が多すぎるもの(スイカ、ぶどうなど)をあげるのは控えておきましょう。
また、水は1日ごとに入れ替えて、餌入れは汚れたらこまめに交換しましょう。
ハツカネズミは非常に敏感で、ストレスや環境の変化によって体調を崩してしまうこともある繊細な動物です。
ケージの掃除は週に2〜3回を目安に、糞や尿のにおいがこもらないように心掛けましょう。
夜行性であるため、昼間はあまり構わず、物音があまりしない静かな場所に設置しましょう。
かじる習性があるため、指を入れたり、近くにある電気コードなどをかじられないよう工夫が必要です。
ハツカネズミの生態や特徴、駆除方法について解説しましたがいかがでしたでしょうか。
人間に飼育されていたり、研究に使用されていたりと、意外にも人間に身近な害獣です。
しかし、体は小柄ながら繁殖力が高いため、他の家ネズミと遜色のない危険性があります。
もしハツカネズミの被害に遭っている疑いがある場合は、根気良く駆除するか、専門業者に依頼して迅速に駆除しましょう。
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家に出たネズミの種類は?種類別の特徴と生態を理解して見分けよう!!
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