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ヤンバルトサカヤスデは台湾原産の外来種で、4〜6月・10〜11月に大量発生し家屋への侵入被害が拡大中
この記事の目次
2026年6月、和歌山県田辺市は、ヤンバルトサカヤスデの家屋への侵入を防ぐため、対象となる駆除薬剤の購入費を補助する制度を案内しました。
「ヤンバル」という名前から、沖縄周辺だけに生息する虫だと思っていませんか。実際には鹿児島県本土だけでなく、本州の一部でも確認されており、生息地域の拡大が問題になっています。
人を咬んだり刺したりする虫ではないものの、大群で壁を上り、玄関や窓から室内へ入り込む可能性があります。
この記事では、
について解説します。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
田辺市が2026年6月に案内した制度では、市内に居住し、家屋への侵入防止を目的として対象薬剤を購入した人に対し、購入費の2分の1以内が補助されます。
補助対象となるのは市が指定した駆除剤です。最初に購入した日から直近の3月末までに、3kg入りを最大5袋まで申請できます。
申請に必要な主なものは以下のとおりです。

申請期限は、対象薬剤を購入した日から30日以内となっています。制度を利用する場合は、薬剤を購入する前に最新の条件を確認しておくと安心でしょう。
自治体が個人向けの補助制度を設けた背景には、毎年の大量発生や住宅への侵入が、地域住民の負担になっている事情があると考えられます。ヤンバルトサカヤスデは、もはや南西諸島だけの問題ではありません。
詳細は公式ホームページをご確認ください。

ヤンバルトサカヤスデは、台湾を自然分布域とする外来種です。名前に「ヤンバル」と付いていますが、沖縄固有の在来種ではない点を押さえておきましょう。
日本では1983年に沖縄島で初めて記録され、その後、奄美諸島や鹿児島県本土、八丈島、静岡県、神奈川県などへ分布を広げてきました。

成虫の体長は、およそ2.5~3.5cm。淡褐色と濃褐色の縞模様があり、身近な在来種のヤスデよりも大きく見える場合があります。
主に落ち葉や朽木、堆肥などの腐った植物質を食べ、日当たりが悪く湿った場所を好みます。昼間は石や朽木の下に隠れ、夜間に活動するため、日中に姿が見えなくても周辺に潜んでいるかもしれません。
ヤンバルトサカヤスデによる主な問題は、次のとおりです。

農作物を積極的に食い荒らしたり、人を襲ったりする害虫ではありません。しかし、数十匹から数百匹もの大群が住宅の周囲に現れれば、日常生活への影響は決して小さくないでしょう。

ヤンバルトサカヤスデが離れた地域へ広がる大きな原因は、成虫が自力で長距離を移動することではありません。人による土や植物の運搬が、分布拡大の要因と考えられています。
土の中には、目に見える成虫だけでなく、卵や小さな幼虫が潜んでいる可能性があります。発生地域から次のようなものを運ぶと、知らないうちに別の土地へ持ち込んでしまうかもしれません。
大量発生している場所の土や植物を、確認せず別の場所へ移すのは避けてください。庭木を知人へ譲る場合や、別の所有地へ移植するときも注意が必要です。
これまで見られなかった地域で似たヤスデがまとまって発生した場合は、むやみに移動・廃棄せず、写真を撮って自治体の環境担当窓口や専門業者に相談しましょう。

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ヤンバルトサカヤスデが目立ちやすい時期は、主に4~6月と10~11月です。地域や気候によって差はありますが、降雨後など湿度の高い夜には、隠れ場所から出て集団で移動します。
春から初夏には幼虫、秋には成虫の集団移動が起こりやすいとされています。梅雨が終わって姿を見なくなっても、秋に再び現れる可能性があるため、途中で対策をやめないほうがよいでしょう。
特に発生しやすいのは、以下のような環境です。

玄関前に突然現れたように見えても、普段は敷地内や隣接する斜面の落ち葉の下に潜んでいた可能性があります。建物の周囲だけでなく、発生源になりそうな場所まで確認してみてください。
ヤンバルトサカヤスデは、外部から強い刺激を受けると、シアン化水素を含む悪臭ガスを放出することがあります。
人を咬まないからといって、素手で触ったり、大量に踏み潰したりするのは危険です。
特に、次のような対処は避けましょう。

ヤンバルトサカヤスデを焼いたり熱湯をかけたりすると、悪臭ガスが発生するおそれがあります。大量に吸い込んだ場合、頭痛や吐き気、下痢などの症状が出る可能性もあるため、刺激を与えないでください。
処理する際は手袋を着用し、顔を近づけないようにしましょう。室内で臭いを感じた場合は、その場を離れて十分に換気することが大切です。体調に異変を感じたときは、無理をせず医療機関へ相談してください。
また、自治体への相談や補助制度の申請で、発生状況の写真が必要になるケースもあります。駆除を始める前に、個体の模様・発生場所・侵入状況が分かる写真を残しておくと役立ちます。
ヤンバルトサカヤスデ対策では、目の前にいる個体を駆除するだけでなく、敷地内の生息環境を減らすことが重要です。
まずは、建物周囲の環境を見直しましょう。

あわせて、玄関ドアの下、窓サッシ、基礎と外壁の境目、配管まわりなども点検してください。わずかな隙間から入り込むことがあるため、用途に合った隙間材や防虫網で補修します。
ただし、床下換気口など、建物の換気に必要な部分を完全に塞いではいけません。通気を保ちながら侵入を防げる方法を選びましょう。
発生地域では、表面が滑らかなステンレス板などを外壁下部へ取り付ける「ヤスデ返し」が使われる場合もあります。
薬剤を散布するときは、ヤスデへの適用がある製品を選び、ラベルに記載された使用場所や使用量を守ってください。
ヤンバルトサカヤスデの発生源が、自宅敷地内にあるとは限りません。隣接する斜面、空き地、林、道路脇の側溝などに生息していれば、自宅の周囲を対策しても再び移動してくることがあります。
すでに発生が広がっている地域では、個人宅だけで完全に駆除するのは難しいかもしれません。そのため、自治体では、地域全体で環境整備や一斉駆除に取り組むよう案内しています。
次のような状況では、自治体や害虫駆除業者への相談を検討しましょう。

ヤンバルトサカヤスデは台湾原産の外来種で、土や根付き植物などの移動に伴い、本州を含む各地へ分布を広げています。人を咬んだり刺したりはしませんが、大量に集団移動し、住宅へ入り込むことから不快害虫として問題になってきました。
見つけた際は、踏み潰したり熱湯をかけたりせず、まず発生状況を写真で記録してください。落ち葉や側溝を清掃して湿った環境を減らし、建物の侵入口も確認しましょう。
広い範囲で発生している場合や毎年繰り返す場合は、一軒だけで抱え込まず、自治体や専門業者へ相談することが重要です。

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結論:体長2.5〜3.5cmと大型で、淡褐色と濃褐色の明瞭な縞模様が特徴的です。
在来種のヤスデと比較すると、ヤンバルトサカヤスデは体が大きく色の縞模様がはっきりしています。集団で移動する習性も強いため、大量に発生している場合はヤンバルトサカヤスデの可能性が高くなります。
不明な場合は写真を撮影して自治体や専門業者に確認を依頼しましょう。
結論:発生が深刻な地域では補助制度や一斉駆除の取り組みがある場合があります。
ヤンバルトサカヤスデの発生地域では、自治体が駆除薬剤の補助や地域全体での一斉駆除を呼びかけているケースがあります。まずはお住まいの自治体の環境課や生活衛生課に問い合わせてみましょう。
制度の有無や内容は自治体により異なるため、まずは問い合わせをおすすめします。
結論:すぐにその場を離れて新鮮な空気を吸い、症状がある場合は医療機関を受診してください。
ヤンバルトサカヤスデが放出するシアン化水素を吸い込んだ場合、頭痛、吐き気、めまい、下痢などの症状が出ることがあります。無理をせず、すぐに換気の良い場所へ移動することが重要です。
大量に駆除する際は、マスクの着用と十分な換気を徹底しましょう。
結論:DIYでも可能ですが、建物構造を傷めないよう注意が必要です。
ヤスデ返しは、外壁の下部に滑りやすい素材(ステンレス板など)を取り付けてヤスデの侵入を物理的に防ぐ方法です。ホームセンターで材料を購入して自分で取り付けることもできますが、外壁への穴あけや固定方法には注意が必要です。
賃貸住宅の場合は管理会社の許可が必要です。
結論:ビニール袋に密閉してから燃えるごみとして処分するのが一般的です。
ヤンバルトサカヤスデの死骸は悪臭の原因となるため、速やかに処分することが重要です。素手で触らず、手袋やほうきとちり取りを使って集め、袋を二重にして密閉してから廃棄しましょう。
大量の死骸がある場合は専門業者に清掃・処分を依頼することも検討しましょう。
結論:自治体や自治会を通じて地域全体での対策を呼びかけることが効果的です。
ヤンバルトサカヤスデは広範囲に生息するため、一軒だけで対策しても隣接地から移動してくる可能性があります。個人で隣家に直接話すのが難しい場合は、自治体の環境担当課や自治会・町内会を通じて情報共有と一斉対策を提案しましょう。
地域全体で同時期に環境整備と駆除を行うことで効果が高まります。
結論:環境整備により生息しにくい環境を作ることが基本で、物理的な侵入防止も有効です。
薬剤を使わない方法としては、ヤンバルトサカヤスデが好む湿った環境を改善することが最も重要です。落ち葉や枯れ草を除去し、日当たりと風通しを良くすることで、生息数を減らすことができます。
ただし大量発生時は環境整備だけでは不十分な場合もあり、薬剤併用が必要になることもあります。
結論:冬季は活動が鈍くなり目立ちませんが、落ち葉の下などで越冬しています。
ヤンバルトサカヤスデは温暖な地域原産のため、寒い時期には活動が低下しますが死滅するわけではありません。落ち葉や朽木の下で越冬し、春になると再び活動を開始します。冬の間に環境整備を行うことが翌年の発生予防につながります。
冬の間に発生源となる環境を改善しておくことで、春の大量発生を抑制できます。
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