シバンムシとは?何でも食べるって本当?ヒバ油、トラップの効果も解説

シバンムシ
AI要約

シバンムシは体長2mmの害虫で、乾燥食品・畳・乾物など何でも食害します

AIによる【要約】

シバンムシの基本情報【要約】

  • 体長2mm程度の茶色い虫で、カブトムシのメスに似た見た目
  • 全体が微細な毛で覆われており、頭部が大きく下向き
  • 漢字では「死番虫」と表記、英語名は「death-watch beetle」
  • 驚くと足を引っ込めて死んだフリをする習性がある
  • ツタンカーメン王の墓からも死骸が発見された歴史ある害虫

日本でよく見られる2種類【要約】

  • タバコシバンムシ:家庭で最も多く見られ、食品・畳を食害
  • ジンサンシバンムシ:漢方薬など生薬を食べることから命名
  • 英語名は「drugstore beetle」で薬屋泣かせと呼ばれる
  • 卵は0.5mm程度と非常に小さく発見が困難
  • 求愛行動でコチコチという音を出すのが特徴

食害の範囲【要約】

  • 小麦粉・乾麺・菓子類などの乾燥食品を好む
  • 畳・ドライフラワー・書籍・絵画も食害する
  • フォトフレームの装飾パスタにも発生することがある
  • 販売時の包装は穴を開けられるため密閉容器が必要
  • タバコシバンムシは特に雑食性が強い

アリガタバチによる二次被害【要約】

  • シバンムシの幼虫にアリガタバチが寄生する
  • アリに似たハチの仲間で毒針を持つ
  • 刺されると赤く腫れ、水ぶくれや化膿につながる
  • シバンムシ自体は無害だが二次被害に注意が必要

環境整備による予防【要約】

  • 小麦粉・乾麺・調味料はプラスチック容器で密閉保管
  • 長期間放置した食品は混入がないか確認する
  • 調理後のキッチンや食卓に食べかすを残さない
  • 畳・乾物・ペットフードなども定期的に点検

ヒバ精油スプレーによる対策【要約】

  • ヒバ精油10〜20滴、無水エタノール5ml、水100ccで作成
  • シトロネラなどの成分が虫を寄せ付けない効果がある
  • 使用前によく振ってから散布する
  • ヒバは青森ヒバや能登ヒバが有名

その他の駆除方法【要約】

  • 粘着テープやガムテープで見つけたら即座に捕獲
  • 市販のフェロモントラップで誘引して粘着捕獲
  • トラップは屋外設置すると逆効果なので室内のみ使用
  • 発生源を取り除くことが根本的な解決につながる
こんな人におすすめ
家の中で小さな茶色い虫を見かけて正体が気になる方
食品棚や畳からシバンムシが発生して困っている方
ヒバ油やトラップの効果を知りたい方

はじめに

家の中で小さな茶色い虫を見かけて、「これは何の虫?」「食品から出てきたけど大丈夫?」と不安になったことはありませんか?

もしかすると、その正体はシバンムシかもしれません。
シバンムシは小麦粉や乾麺、菓子類、畳など、乾燥したものを中心に幅広く食害する害虫です。さらに、発生を放置するとアリガタバチによる二次被害につながることもあります。

この記事では、シバンムシの生態や「何でも食べる」と言われる理由、ヒバ油やトラップを使った対策方法までわかりやすく解説します。

死番虫

シバンムシは漢字では【死番虫】と書きます。
シバンムシが大量発生すると、コチコチという音が聞こえるのですが、この音が死神の持つ時計の秒針の音に聞こえたのが語源で【death-watch beetle】という名前となりました。
実際のこの音は求愛行動によるものです。

薬屋泣かせ

日本で多く見られるのは【タバコシバンムシ】と【ジンサンシバンムシ】という種類です。
タバコシバンムシはその名の通りタバコや、畳などを食べます。

ではジンサンとは何でしょう。
実はこれは「人参(ニンジン)」のことです。
生薬などの乾物を食べてしまう事からこの名前がつきました。
同様の理由から英語では【drugstore beetle】といい、またの名を【クスリヤナカセ(薬屋泣かせ)】と言われています。

シバンムシの生態

どちらのシバンムシも体長は2mm程で、カブトムシのメスに似た見た目をしています。
全体が微細な体毛で覆われており、頭部は大きいですが下を向いている為背面からは見えません。
驚くと足を体の下に引っ込めて死んだフリをします。

たまごは0.5mm程度と非常に小さく、

シバンムシと人類の付き合いは長く、1992年にツタンカーメン王の墓が発見された際、乾燥した樹脂の中からシバンムシの死骸が発見されています。

シバンムシによる食害

前述した2種類で、一般家庭で最も多くみられるのが【タバコシバンムシ】です。
元々タバコの葉に被害が大きかった事からついた名前ですが、好物はタバコだけではなくずば抜けて雑食です。
粉、菓子、乾麺などの食品、畳なども餌とします。

ジンサンシバンムシは食品の他、漢方薬等にも発生します。

食品以外にもドライフラワーや絵画、書籍等を食べる種類も存在し、乾燥したものは何でも食べてしまいます。
フォトフレームの装飾に貝殻型のパスタ(コンキリエ)が使用されている事がありますが、こういったものにも発生する事があるので注意が必要です。

駆除・予防方法

シバンムシは人を攻撃する事はなく、毒などもありません。
食害以外は無害ですが、二次被害としてシバンムシの幼虫にはアリガタバチが寄生します。
名前の通りアリによく似たハチの仲間で、毒針で刺されると赤く腫れて水ぶくれや化膿に繋がります。

ご自宅で可能なシバンムシの対策や駆除は以下の通りです。

まずは環境を整える!

シバンムシが発生するのはそこが彼らにとって餌が豊富で快適な環境であるからです。
小麦粉や乾麺、調味料などをしっかりと密閉した容器に移して保管しましょう。
販売時に入っている包装はシバンムシが穴を開ける事が可能な為、プラスチックなどの容器に入れ替えて保管する事をお勧めします。
また、長期間放置していた場合は内部にシバンムシが混入していないか確認して下さい。
調理後のキッチンや食事後の食卓には食べかすが落ちていないか確認して下さい。

粘着テープ

小さな虫の為、見つけたらガムテープや粘着テープなどで貼り付けて取り除きましょう。

ヒバ精油スプレー

ヒバとはヒノキ科アスナロ属の針葉樹です。
別名「アスナロ」とよばれることも多く、日本国内では石川県の能登ヒバと青森県の青森ヒバが特に有名です。 
このヒバを水蒸気蒸留して作られるオイルに含まれるシトロネラなどの成分が虫を寄せ付けません。

ヒバ精油10~20滴
無水エタノール5ml
100cc
スプレーボトル

【作り方】

  1. スプレー容器にエタノールを入れる
  2. ヒバ精油を1滴ずつ加えてしっかりと振り、エタノールと精油を混ぜる
  3. よく混ざったら水を加えて再度よく振る

上記の精油スプレーを、使用前にもよく振ってから散布して下さい。

市販のトラップを使用する

ゴキブリホイホイならぬシバンムシホイホイ…シバンムシの好むフェロモンで寄せ付け、粘着シートで捕らえるトラップが市販されています。
外に設置すると逆に虫を寄せ付けてしまう為、使用時は設置場所に注意しましょう。

まとめ

シバンムシは「何でも食べる」と言われるほど食害範囲が広く、小麦粉や乾麺、菓子類、畳、乾燥植物などに発生することがあります。ただし、すべての物を食べるわけではなく、主に乾燥した食品や植物性のものを好む害虫です。

ヒバ油やトラップは、シバンムシ対策の補助として役立つ場合がありますが、発生源を取り除かなければ根本的な解決にはつながりません。まずは食品棚や畳、乾物、ペットフードなどを確認し、発生源を処分・清掃することが大切です。

シバンムシ駆除でよくある質問(FAQ)

Q シバンムシとはどんな虫ですか?

結論:体長2mm程度の茶色い害虫で、乾燥食品や畳などを食害します。

シバンムシはカブトムシのメスに似た見た目をしており、全体が微細な毛で覆われています。日本で多く見られるのはタバコシバンムシとジンサンシバンムシの2種類です。

  • 頭部が大きいが下を向いているため背面からは見えない
  • 驚くと足を引っ込めて死んだフリをする習性がある
  • 漢字では「死番虫」と書き、英語名は「death-watch beetle」
  • 求愛行動でコチコチという音を出すのが特徴
  • ツタンカーメン王の墓からも発見された歴史ある害虫
Q シバンムシは何でも食べるというのは本当ですか?

結論:乾燥したものを中心に幅広く食害しますが、すべての物を食べるわけではありません。

タバコシバンムシは特に雑食性が強く、乾燥食品や植物性のものを好みます。

  • 小麦粉、乾麺、菓子類などの乾燥食品
  • 畳、ドライフラワー、書籍、絵画
  • タバコの葉や漢方薬などの生薬
  • フォトフレームの装飾パスタにも発生することがある
  • ジンサンシバンムシは薬屋泣かせと呼ばれるほど生薬を好む
Q シバンムシは人を刺したり噛んだりしますか?

結論:シバンムシ自体は人を攻撃せず毒もありませんが、二次被害に注意が必要です。

シバンムシの幼虫にはアリガタバチが寄生し、このハチが人を刺すことがあります。

  • アリガタバチはアリに似た外見のハチの仲間
  • 毒針で刺されると赤く腫れる
  • 水ぶくれや化膿につながることもある
  • シバンムシの発生を放置するとアリガタバチのリスクが高まる
Q ヒバ油はシバンムシに効果がありますか?

結論:ヒバ油に含まれるシトロネラなどの成分が虫を寄せ付けない効果があります。

ヒバ精油スプレーを作成して散布することで予防効果が期待できます。

  • ヒバ精油10〜20滴、無水エタノール5ml、水100ccで作成
  • スプレー容器にエタノールと精油を入れてよく振る
  • 水を加えて再度よく振ってから使用
  • 使用前に毎回よく振ってから散布する
  • 青森ヒバや能登ヒバが特に有名
Q シバンムシのトラップはどこに設置すればいいですか?

結論:室内の発生源付近に設置し、屋外には絶対に設置しないでください。

市販のトラップはフェロモンで誘引するため、屋外に設置すると逆に虫を寄せ付けてしまいます。

  • 食品棚や畳の近くなど発生源付近に設置
  • 粘着シートで捕らえるタイプが一般的
  • 外に設置すると逆効果になるため室内のみ使用
  • トラップだけでなく発生源の除去が重要
Q シバンムシの卵はどこに産み付けられますか?

結論:乾燥食品や畳などの餌となる場所に直接産卵されます。

卵は0.5mm程度と非常に小さく、肉眼での発見は困難です。

  • 小麦粉や乾麺などの食品パッケージ内
  • 畳の隙間や表面
  • 乾物やペットフードの中
  • 販売時の包装は穴を開けられるため密閉容器が必要
  • 長期間放置した食品は内部に混入していないか確認が必要
Q シバンムシはどの季節に多く発生しますか?

結論:春から秋にかけて活動が活発になり、特に梅雨時期から夏に多く発生します。

温暖で湿度がある環境を好むため、気温が上がる時期に注意が必要です。

  • 4月から10月頃まで活動が活発
  • 特に6月から8月の高温多湿時期に大量発生しやすい
  • 室内の温度が一定の場合は年間を通して発生する可能性がある
  • 冬場でも暖房の効いた室内では活動する
Q 食品にシバンムシが混入していた場合、食べても大丈夫ですか?

結論:健康被害の報告はほとんどありませんが、混入した食品は廃棄することをおすすめします。

シバンムシ自体に毒性はありませんが、衛生面や心理的な理由から食べないほうが安全です。

  • シバンムシ自体は無毒だが不衛生
  • 幼虫の糞や脱皮殻が混入している可能性がある
  • アレルギー反応を起こす人もいる
  • 混入が確認された食品は密閉して廃棄する
  • 周辺の食品も確認して被害拡大を防ぐ
Q シバンムシの発生源を特定する方法は?

結論:成虫を見かけた場所の周辺にある乾燥食品や畳を重点的に調べてください。

シバンムシは発生源の近くで見かけることが多いため、周辺を丹念にチェックします。

  • 食品棚の奥や使用頻度の低い食材を確認
  • 開封後長期間放置している乾物や調味料
  • 畳の隙間や裏側もチェック
  • ペットフードやドライフラワーも忘れずに確認
  • 小さな穴が開いている包装や粉が落ちている場所が発生源の可能性
Q シバンムシが畳に発生した場合の対処法は?

結論:掃除機でしっかり吸い取り、天日干しや畳の交換を検討してください。

畳は内部まで食害されている可能性があるため、程度によっては専門業者に相談が必要です。

  • 掃除機で表面と隙間を念入りに吸引
  • 晴れた日に畳を外して天日干し
  • 被害が軽度なら表替えで対応可能
  • 被害が深刻な場合は畳の全交換が必要
  • 駆除後は予防のため定期的に掃除する
Q シバンムシ駆除に殺虫剤は効果的ですか?

結論:成虫には効果がありますが、卵や幼虫には届きにくいため根本的な解決にはなりません。

殺虫剤は応急処置として有効ですが、発生源の除去が最も重要です。

  • ピレスロイド系の殺虫剤が成虫に有効
  • 食品に直接かからないよう注意が必要
  • 卵や幼虫は食品や畳の内部にいるため殺虫剤が届かない
  • 発生源を取り除かない限り再発する
  • 食品棚には食品用の安全な防虫剤を使用する
Q シバンムシの予防で最も効果的な方法は何ですか?

結論:乾燥食品をプラスチック製の密閉容器で保管することが最も効果的です。

シバンムシは販売時の包装を穴を開けて侵入できるため、購入後すぐに密閉容器に移し替えましょう。

  • 小麦粉や乾麺は購入後すぐに密閉容器へ移す
  • 調味料や乾物も同様に密閉保管
  • 食品棚は定期的に清掃し、食べかすを残さない
  • 開封後の食品は早めに使い切る
  • 畳やペットフードも定期的に点検する
Q シバンムシは飛びますか?

結論:シバンムシの成虫は飛翔能力がありますが、あまり活発には飛びません。

飛ぶことはできますが、基本的には歩いて移動することが多い害虫です。

  • 成虫になると翅を持ち飛翔可能
  • 光に集まる走光性がある
  • 窓から外へ出ていくこともある
  • 飛行距離は短く、発生源の近くで見かけることが多い
  • 照明の周りで見かけたら室内に発生源がある可能性が高い
Q シバンムシの幼虫はどんな姿をしていますか?

結論:白色でイモムシ状の幼虫で、体長は2〜3mm程度です。

幼虫は食品や畳の内部で成長するため、外から見つけることは困難です。

  • 乳白色でC字型に丸まった姿勢をとる
  • 体には細かい毛が生えている
  • 成虫よりも食害が激しい
  • 食品内部や畳の中で成長する
  • 蛹になるまでの期間は環境によって変動する
Q シバンムシは一度駆除すれば再発しませんか?

結論:発生源を完全に除去し予防対策を継続しないと再発する可能性があります。

卵や幼虫が残っていたり、新たに食品を購入した際に持ち込む可能性があります。

  • 発生源の食品は完全に廃棄する
  • 周辺の食品も念入りに確認する
  • 食品棚を徹底的に清掃する
  • 購入後の食品は密閉容器で保管する習慣をつける
  • 定期的な点検と清掃で予防を継続する
Q 業者にシバンムシ駆除を依頼した方がいいケースは?

結論:大量発生している場合や発生源が特定できない場合は業者への依頼を検討してください。

専門業者は発生源の特定から駆除、予防まで総合的に対応できます。

  • 複数の部屋で同時に発生している
  • 自分で対処しても再発を繰り返す
  • 畳の被害が深刻で内部まで食害されている
  • アリガタバチによる刺咬被害も出ている
  • 発生源が特定できず対処方法がわからない
この記事の作成者
害獣駆除の専門家 鈴木 北斗

害獣駆除センター
害獣駆除の専門家
鈴木 北斗


害獣駆除センターの害獣・害虫駆除の研究員です。害獣と害虫の駆除方法について研究しています。記事で執筆している内容は、自社での実績と経験、国内と海外の学術論文を基に情報提供しています。

地域別駆除実績

関西エリア

関東エリア

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