MENU

ニパウイルスの日本国内での感染リスクは極めて低く、厚生労働省が2026年2月に公式評価を発表(致死率40〜75%だが国内定着なし)
この記事の目次
2026年1月、インド西ベンガル州で複数のニパウイルス感染者が確認されました。
さらに同年2月、WHOがバングラデシュで1月に死亡した女性の感染を正式に発表。
アジア地域での報告が相次いだことで、ニュースや SNS を通じて「次のパンデミックが来るのでは」という不安が広がっています。
しかし、厚生労働省は2026年2月5日、国立健康危機管理研究機構(JIHS)のリスク評価として「日本国内ではウイルスを保有するコウモリの報告はなく、感染リスクは低い」と公式に発表しました。
| 【厚労省・JIHSリスク評価(2026年2月5日)の要点】 ①国内でニパウイルスを保有するコウモリの報告がない ②日常生活での接触で容易にヒト-ヒト感染が広がる感染症ではない → 国内での感染リスクは低く、市中での伝播可能性も低い |
感染症における「リスクゼロ」は理論上は存在しません。
ただし「極めて低いリスク」と「パニックになるべき状況」は全く異なります。
本記事では、
などをわかりやすく解説します。
是非、ご一読ください。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。

まずは、ニパウイルスがどのような感染症なのか、発見の歴史や、感染経路や症状など詳しく紐解いていきます。
ニパウイルスは1998〜1999年にかけて、マレーシアおよびシンガポールで初めて確認されました(国立健康危機管理研究機構・JIHS 2026年1月発表)。
最初の流行では、オオコウモリからブタにウイルスが伝播し、ブタから養豚業従事者へ感染が広がるという経路が確認されました。
その後、フィリピン・バングラデシュ・インドで発生報告が続いており、特にバングラデシュとインドでは2001年以降ほぼ毎年のように症例が報告されています。
WHOはニパウイルスをパンデミックを引き起こしうる優先病原体(Priority Disease)の一つに位置づけています。
致死率は推定40〜75%と報告されていますが、この数値の解釈には注意が必要です。
JIHSは「地域によってサーベイランス能力や医療体制が異なるため、軽症例が見逃され致死率が過大評価されている可能性がある」と指摘しています。
現地の医療環境が整っていれば、実際の致死率はこれより低い可能性があります。
潜伏期間は通常4〜14日(最長45日の報告あり)です。

初期症状(感染後数日)
進行期(1週間前後)
現時点では、承認されたワクチンも特効薬も存在しません。
治療は対症療法・支持療法が中心となります。
ニパウイルスの自然宿主はオオコウモリ(フルーツバット)です。コウモリ自体は発症しませんが、唾液・尿・糞などの分泌物を介してウイルスを排出します。

感染者との濃厚接触(介護・医療・家族内の看病など)でヒト-ヒト感染が起こることは確認されています。
ただし、重要な点があります。
ニパウイルスは、インフルエンザや新型コロナウイルスのように空気中を漂って不特定多数に広がる「飛沫核感染(空気感染)」をするタイプではありません。
感染には感染者の体液との濃厚な接触が必要であり、電車の中やスーパーで隣にいるだけで感染するウイルスではありません。

気になるのは、日本での感染症リスクですよね。
日本での感染症リスクは低いと先述しましたが、その根拠をご説明します。
厚生労働省は2026年2月5日、JIHSによるリスク評価を受けて次の2点を公表しました。
この評価の背景には、以下の科学的根拠があります。
万一、流行地域から帰国した人が発症した場合、どうなるのでしょうか?
そういった状況での可能性も、発表されています。
これはニパウイルスの感染力の特性(濃厚接触が必要)によるものです。
そのため、「強力すぎるウイルスは広がりにくい」という説もあります。
一方、新型コロナのように軽症や無症状でも感染が広がるタイプは、気づかないうちに接触が続き、爆発的に流行しました。
感染拡大には致死率だけでなく、感染力や潜伏期間が大きく影響するのです。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。

2026年2月現在、世界的に承認・実用化されたニパウイルスのワクチンは存在しません。
しかし、2026年の4月より、ニパウイルスのワクチンの臨床実験を開始することがわかっています。
ニパウイルスのワクチンが存在していないのはなぜ何でしょうか?
それは、感染者数が少なく、流行地域も限られているためです。
ワクチン開発には数百億円規模の費用と長い研究期間が必要とされています。
しかし接種対象となる人口が少ない場合、販売数が限られ、企業が投じた開発費を回収するのが難しくなります。
そのため、民間企業だけでは開発が進みにくく、公的資金や国際支援が重要になります。
治療についても現時点で特効薬はなく、呼吸管理や脳炎への対応など、症状に応じた医療が中心です。
しかし最近、重要な進展がありました。
東京大学先端科学技術研究センターが開発した「麻疹ベクターワクチン(MV-NiV)」が、2026年4月からベルギーで第1相臨床試験を開始する予定です。
これは日本発のニパウイルスワクチンとして世界最前線の取り組みと言えるでしょう。
このワクチンの仕組み
このワクチンは、はしか(麻疹)の弱めたウイルスを“運び役”として利用する仕組みです。
そこにニパウイルスの一部の設計図、つまり特定のたんぱく質を作るための遺伝情報を組み込んでいます。
体内に入ると、作られるのはニパウイルスそのものではなく、その一部分だけ。
免疫はそれを異物として認識し、将来本物のウイルスが侵入した際に素早く反応できるよう備えます。
はしかワクチンは、1回の接種でも長期間持続する強い免疫を誘導することで知られています。
その性質を応用した設計といえるでしょう。
動物実験での成果
ハムスターおよびサルの感染モデルを用いた前臨床試験では、ニパウイルスの致死的な感染に対して「完全な防御能」が確認されています(東京大学・甲斐研究室)。
第1相臨床試験では、ヒトでの安全性と免疫原性(抗体産生能)を確認します。
このプロジェクトは東京大学をリーダーとした国際共同開発です。
CEPIのほか、ベルギーの製薬企業・欧州ワクチン開発支援機構(EVI)・スタンフォード大学・バングラデシュの国際下痢性疾患研究センター(ICDDR)が参画しています。
また国内では SCARDA(先進的研究開発戦略センター)がニパウイルス感染症を重点感染症に指定し、開発を戦略的に支援しています。

インド・バングラデシュ・マレーシア・フィリピンなど流行報告のある地域へ渡航する場合は、以下の点に注意してください(厚生労働省・FORTH より)。


ニパウイルスは国内での感染リスクは低いですが、日本でも発症例のある、コウモリ由来の感染症は存在します。
ご紹介しましょう。
コウモリやネズミの尿が環境を汚染することで感染する細菌感染症です。

症状は主に下記の通り。
日本でも毎年一定数の報告があり、水害後の浸水地域への立ち入りや農作業、河川での活動に関連した感染が見られます。
早期に診断・治療することが大切。
また、散歩中に水たまりや泥にペットが触れることで感染する事例も多数報告されています。
ペットが重症化したり、ペットから人にうつることもあるので、注意しましょう。
コウモリの糞が乾燥して胞子状になったものを吸い込むことで感染する真菌(カビの一種)感染症。

症状は下記の通り。
国内での発生は非常にまれで、報告例の多くは海外渡航歴と関連しています。
しかし、屋根裏にコウモリが住みつき、フン被害が発生している場合、注意が必要。
コウモリのフンは、乾いた状態で清掃しないようにしましょう。

家屋や建物にコウモリが侵入している場合は、感染予防の観点からも適切な対処が必要です。
ご紹介しましょう。
当社がご相談を受けた、実際のコウモリの侵入口はこちら。

かなり小さな隙間からでも、コウモリは侵入することができます。
当社がご相談を受けたコウモリのフン被害はこちら。

こうした累積したフンが感染症の元になります。
コウモリは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」で保護されており、許可なく捕獲・殺傷することは違法です。
コウモリを傷つけずに追い出し、侵入経路を塞ぐことが適法かつ推奨される対処法。
自己対処が難しい場合は、専門業者へ相談することを強くお勧めします。
ご相談を受けて、お伺いしたところ、住宅に住み着いているコウモリの姿も確認できました。

コウモリを許可なく、捕獲・殺傷する行為は禁止されています。
傷つけるような行為はやめましょう。

「どこに頼んだらいいかわからない・・・」
害獣・害虫駆除の専門業者はたくさんあるため、迷ってしまいますよね・・・
そんな時は「害獣駆除対策センター」にお任せください。
害獣対策駆除センターでは、経験豊富な害獣・害虫駆除のプロが徹底的に駆除・予防をいたします!
調査・お見積もりは無料で行いますのでお気軽にご相談ください。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。

ニパウイルスは致死率が高い感染症として報じられていますが、日本での感染リスクは「低い」と厚生労働省が公式に発表しています。
つまり、今すぐ私たちが過度に心配する状況ではありません。
ただし、もしご自宅の屋根裏などにコウモリが入り込んでいる場合は話が別です。
フン被害やレプトスピラ症など、日本でも実際に報告のある感染症は存在します。
「もしかして?」と感じるサインがあれば、早めの確認が安心につながります。
感染症のリスクや自分での対処が不安であれば、プロにご相談しましょう。

害獣駆除対策センターホームレスキュー株式会社では、コウモリ対策を(税込)7,880円〜承っております。
お見積もり・点検は無料なので、是非ご気軽にご相談ください。

結論:厚生労働省の公式評価により、日本国内での流行可能性は極めて低いとされています。
2026年2月5日、厚労省は国立健康危機管理研究機構(JIHS)の評価として「国内での感染リスクは低い」と発表しました。その根拠は以下の通りです。
結論:推定40〜75%と報告されていますが、医療環境により実際はより低い可能性があります。
WHOはニパウイルスの致死率を40〜75%と推定していますが、この数値には注意が必要です。
結論:空気感染はせず、感染には感染者の体液との濃厚接触が必要です。
ニパウイルスはインフルエンザや新型コロナのように空気中を漂って広がるタイプではありません。
結論:日本国内のコウモリからニパウイルス保有の報告は一切ありません。
厚生労働省およびJIHSの調査により、日本国内のコウモリは安全とされています。
結論:2026年2月時点で承認済みワクチンはありませんが、日本発のワクチンが臨床試験段階です。
東京大学が開発した「麻疹ベクターワクチン(MV-NiV)」が2026年4月からベルギーで第1相臨床試験を開始予定です。
結論:主な感染経路は動物からヒト、ヒトからヒトへの濃厚接触です。
感染経路は大きく分けて2つあります。
結論:通常4〜14日ですが、最長45日の報告もあります。
感染から発症までの期間には個人差があります。
結論:動物との接触回避、生樹液・果物の摂取禁止、帰国後の健康観察が重要です。
インド・バングラデシュ・マレーシア・フィリピンなど流行地域では以下に注意してください。
結論:ニパウイルスとは別に、レプトスピラ症やヒストプラズマ症のリスクがあります。
日本国内のコウモリが媒介する主な感染症は以下の通りです。
結論:防護具着用で糞を清掃し、侵入口を封鎖、自力対処困難なら専門業者へ依頼してください。
コウモリは5mm程度の隙間から侵入するため、適切な対策が必要です。
結論:2026年2月時点で承認された特効薬は存在せず、対症療法が中心です。
現時点での治療は症状を和らげる支持療法が主体となります。
結論:コウモリの尿に含まれる細菌による感染症で、発熱・黄疸・腎障害を引き起こします。
日本国内でも発生報告があるコウモリ由来の感染症です。
結論:コウモリの乾燥糞に含まれる真菌の胞子を吸い込むことで発症する肺感染症です。
免疫力が低下している人は特に注意が必要な感染症です。
結論:日本国内でのニパウイルス感染症の発生報告は一切ありません。
過去から現在まで、日本では国内感染・輸入感染ともに報告されていません。
結論:電車やバスなど公共交通機関での感染可能性は極めて低いです。
ニパウイルスは空気感染しないため、日常的な接触では感染しません。
結論:高い致死率とパンデミックを引き起こす潜在的可能性があるためです。
WHOは将来的なリスクを見据えて優先病原体に指定しています。
結論:鳥獣保護管理法で保護されており、無許可での捕獲・殺傷は禁止されています。
コウモリ対策は追い出しと侵入防止が基本となります。
結論:発熱・頭痛・筋肉痛などインフルエンザに類似した症状が初期に出現します。
初期症状から進行すると神経症状が現れるため早期受診が重要です。
プロが必要かすぐわかる!
無料診断!
プロが必要かすぐわかる!
無料診断!