MENU

コウモリ相談件数は10年間で約2.2倍に増加し、現在も年間約2,000件の高水準が続いている
この記事の目次
「夕方になると家の周りを飛び回る」
「軒下に黒いフンが落ちている」
「天井裏から小さな鳴き声がする」
こうしたコウモリに関する相談は、全国的に高い水準が続いています。
公益社団法人日本ペストコントロール協会の集計では、コウモリの相談件数は2015年度の925件から2024年度の2,060件へ増えました。害獣駆除対策センターにも、2025年だけで346件の相談が寄せられています。
なぜ、コウモリに関する困りごとが目立つようになったのでしょうか。
この記事では、全国の相談件数と当社の月別データをもとに、相談増加の背景を解説します。
コウモリを捕食することがあるカラスの減少との関係についても、都市環境の変化という視点から見ていきましょう。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
日本ペストコントロール協会が全国の都道府県協会から集計したコウモリの相談件数は、次のように推移しています。

H27年度とR6年度を比べると、相談件数は1,135件増え、約2.2倍になりました。特にR2年度には2,240件まで伸びています。
その後は年間約1,900~2,100件で推移しており、長期的に増加したあとも、高い相談件数が続いている状況です。
毎年約2,000件の相談が寄せられていることから、住宅への侵入やフン、鳴き声などに悩む人が少なくないことが分かります。
害獣駆除対策センターに寄せられた2025年のコウモリ相談は、年間346件でした。
月別の相談件数は、以下のとおりです。

最も多かったのは7月の67件です。続いて8月が66件、9月が62件となりました。
6~9月の相談を合計すると248件に達し、年間相談の約71.7%を占めます。冬は月10件前後だったのに対し、夏は月60件を超えており、時期による差がはっきり表れました。
当社の相談データからも、コウモリに関する困りごとは6~9月に集中しやすいことが分かります。
夏にフンが増える理由や季節ごとの活動については、関連記事で詳しく解説しています。
※日本ペストコントロール協会の統計と当社の集計では、対象地域や集計期間、相談窓口が異なります。件数を直接比べるのではなく、それぞれの傾向を確認するデータとしてご覧ください。
実際の調査では、屋根裏へ入って初めて、広い範囲にフンが堆積していることが分かるケースもあります。コウモリは同じねぐらを繰り返し利用することがあるため、気づかないまま時間が経つと、見えない場所でフンが増えているかもしれません。
次の写真は、当社が調査した住宅の被害写真です。
※フンが写ります。




このような場合、目に見えるフンを取り除くだけでは十分とはいえません。コウモリが利用している範囲や侵入口を確認し、清掃と再侵入対策を組み合わせる必要があります。
また、堆積したフンを乾いたまま掃除すると、粉じんとともに病原性のある真菌などを吸い込み、感染症につながるおそれがあります。素手で触れたり、ほうきや掃除機で巻き上げたりするのはやめましょう。
フンの特徴や掃除するときの注意点、感染症については、関連記事をご確認ください。
実際のコウモリ被害については、以下の動画でも紹介しています。住宅でどのような問題が起こるのか、現場のイメージをつかむ際にご覧ください。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
コウモリの相談が高い水準で続いている背景には、住宅や都市環境との関係があると考えられます。
住宅被害の原因になりやすいのは、アブラコウモリと呼ばれる種類です。「イエコウモリ」という別名があるように、人の建物にある狭い空間をねぐらとして利用します。
山や洞窟から離れた市街地でも、建物に利用できる場所があれば生活できるのが特徴です。
代表的な侵入・滞在場所には、次のような箇所があります。

こうした場所は外から確認しにくく、住民がフンや鳴き声に気づくまで、存在を見落としやすい傾向があります。
次の写真は、当社が調査した住宅の侵入口の写真です。




コウモリが棲みつきやすい住宅の特徴については、別の記事で詳しくまとめています。
アブラコウモリは、飛んでいる小型昆虫を捕食します。
都市部や住宅地の周辺にも、河川、水路、公園、街路樹、緑地などがあり、昆虫が生息する環境は残っています。夜間の照明に集まる虫を狙い、街灯や駐車場の周辺を飛ぶ姿が見られることもあるでしょう。
研究では、河川環境の改善によって水生昆虫が増えたことや、住宅構造の変化などが、コウモリ相談の増加に関係している可能性も指摘されています。
ねぐらとして利用できる建物と、餌を得られる環境が近くにあることは、コウモリが都市部で暮らすうえで有利な条件になると考えられます。
以前は正体が分からなかったフンや鳴き声も、現在ではインターネットで特徴を調べられます。
「軒下に黒いフンがある」「夕方に何匹も飛び出す」と検索し、コウモリ被害だと気づく人も増えているのではないでしょうか。
自治体や専門業者の相談窓口が見つけやすくなったことも、相談件数に表れている可能性があります。
コウモリの天敵には、フクロウやタカなどの鳥類が挙げられます。カラスについても、コウモリを捕食した事例が国内で報告されています。
熊本県天草市では、ハシボソガラスがヒナコウモリの繁殖場所へ入り、成獣や幼獣を捕食したことが確認されました。カラスも、コウモリを食べることがある鳥の一つです。
一方、東京都が都内約40か所で行っている調査では、カラスの合計生息数が2001年度から2025年度にかけて約80%減少しました。
アブラコウモリとカラスは、次のような都市環境を利用します。

同じ都市部を利用するカラスが減ったことで、コウモリが捕食される機会も少なくなったのではないか、という見方もあります。
カラスは主に昼間、コウモリは夕方から夜間に活動しますが、カラスがねぐらや繁殖場所を見つければ、そこで捕食することがあります。
住宅環境や餌場の変化だけでなく、カラスをはじめとする捕食者を取り巻く環境の変化も、コウモリの相談増加を考える視点の一つです。
東京都でカラスが減った理由については、関連記事で詳しく解説しています。
コウモリを一度見かけただけでは、住宅に棲みついているとは限りません。移動中の個体が近くを通ったり、開いていた窓から偶然室内へ迷い込んだりすることもあります。
一方、フンや出入りが繰り返されている場合は、屋根裏や壁の内部などをねぐらとして利用しているかもしれません。次の項目を確認してみましょう。
当てはまる項目を選び、「診断する」を押してください。
詳しい追い出し方法や侵入口対策は、関連記事で解説しています。
コウモリに関する相談は、長期的に増加しています。害獣駆除対策センターでも、2025年に寄せられた相談の約7割が6~9月に集中しました。
コウモリは建物のわずかな隙間をねぐらにするため、姿を見かけなくても、屋根裏や壁の内部でフンが増えている可能性があります。
次のような異変がある場合は注意してください。
放置すると、フン尿による悪臭や汚れが広がるおそれがあります。出入り口を誤って塞ぐと、建物内に閉じ込めてしまうため注意が必要です。

害獣駆除対策センターでは、追い出しから清掃、再侵入対策まで対応しています。気になる痕跡がある場合は、お早めにご相談ください。

「どこに頼んだらいいかわからない・・・」
害獣・害虫駆除の専門業者はたくさんあるため、迷ってしまいますよね・・・
そんな時は「害獣駆除対策センター」にお任せください。
害獣対策駆除センターでは、経験豊富な害獣・害虫駆除のプロが徹底的に駆除・予防をいたします!
調査・お見積もりは無料で行いますのでお気軽にご相談ください。
※弊社から見積りに関してご連絡させていただく場合がございます。
結論:公益社団法人日本ペストコントロール協会が全国の都道府県協会から集計した公式データです。
日本ペストコントロール協会は、害虫・害獣防除に関する全国規模の統計を毎年発表しており、信頼性の高いデータソースとして業界で認知されています。
同協会のウェブサイトでは年次報告書が公開されており、過去のデータとの比較も可能です。
結論:アブラコウモリは1〜2cm程度の隙間があれば侵入できます。
アブラコウモリは体長4〜6cm、体重5〜11g程度の小型コウモリで、体を平らにして狭い隙間を通り抜けることができます。
目視では気づきにくい小さな隙間でも侵入経路になるため、専門家による詳細な調査が重要です。
結論:アブラコウモリの繁殖期は6〜8月で、この時期に幼獣が生まれます。
繁殖期には出産と授乳のためにねぐらに留まる時間が長くなり、フンの量も増加します。
鳥獣保護管理法により、幼獣がいる時期の駆除作業には特に注意が必要です。
結論:ヒストプラズマ症やクリプトコッカス症などの真菌感染症のリスクがあります。
コウモリのフンに含まれる病原性真菌が乾燥して粉じん化すると、吸い込むことで感染するおそれがあります。
フンの掃除をする際は必ずマスク、手袋、保護メガネを着用し、乾いたフンを舞い上げないよう注意が必要です。
結論:追い出しから再侵入対策まで、通常1週間〜1か月程度かかります。
作業内容は調査、追い出し、清掃、侵入口の封鎖という複数の工程に分かれており、建物の構造や被害の程度によって期間が変わります。
繁殖期に幼獣がいる場合は、飛行できるようになるまで待つ必要があるため、さらに期間が延びることもあります。
結論:超音波装置の効果は限定的で、すでに棲みついている場合は侵入口封鎖が必要です。
市販の超音波装置は一時的にコウモリを遠ざける可能性がありますが、コウモリが慣れてしまうことも多く報告されています。
根本的な対策としては、追い出し後の侵入口封鎖が最も確実です。
結論:火災保険の内容によっては適用される場合がありますが、事前の確認が必要です。
一般的な火災保険では害獣被害が補償対象に含まれることがありますが、保険会社や契約プランによって条件が異なります。
駆除を依頼する前に、加入している火災保険の約款を確認するか、保険会社に問い合わせることをおすすめします。
結論:冬はコウモリが冬眠するため、侵入口の封鎖工事がしやすく、夏の被害を未然に防げます。
アブラコウモリは11月〜3月頃まで冬眠するため、この時期は活動が少なく対策に適しています。
ただし、建物内で冬眠している個体がいる可能性があるため、事前調査は必須です。
プロが必要かすぐわかる!
無料診断!
プロが必要かすぐわかる!
無料診断!