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毎年秋の時期になるとニュースでカメムシについて取り上げられるのを見るのではないでしょうか。秋になると全国的にカメムシが増加し、多くの家庭がカメムシの被害にあっています。
2024年は過去最大級に大量発生したため、多くの地域で被害が多発しました。
そのため今年(2025年)は過去最大の大量発生が見込まれています。
農林水産省が出している「病害虫発生予報情報」によると今年は北海道と沖縄を除く45都府県で例年より多い発生が見込まれています。
また、注意報の数は36都府県で49件(2025年6月5日時点)となっています。これは6月の時点で異例で、すでに2020年の34件を大幅に上回り過去10年で最多の注意報の発表回数となっています。
本記事では、カメムシの基本的な生態や予防策について、害虫駆除の専門業者としての知識を基に解説します。
カメムシは、カメムシ目のカメムシ亜目に属する昆虫の総称で、日本にはツヤアオカメムシやクサギカメムシなど約90種類が生息していると言われています。
そんなカメムシは地域によって様々なニックネームがつけられており、例えば「屁こき虫」「クサムシ」「へっぴり虫」などと様々な愛称で呼ばれています
体調は10〜15mmほどで大人の親指の爪と同じくらいの大きさをしており、色は黄緑色や茶褐色であることが非常に多いです。
その頭部は三角形をしており、その特徴的な形が亀のこうらに似ていることから”カメ”ムシと呼ばれるようになったとされています。
1番の特徴といえばカメムシから放たれる強烈な悪臭です。これは刺激を与えたり、危険を感じると、外敵から身を守るためにカメムシから放たれます。
時には自らの臭いでショック死することもあることからその匂いの強烈さがわかると思います。
また、その臭いはパクチーに似ていると言われているのは「デセナール」や「ヘキセナール」などのアルデヒド類の成分が共通しているという研究結果が出ているように間違いではありません。
カメムシの臭いはその濃度が非常に高いため悪臭がするのです。
カメムシは1年を通して見られる虫ですが、どのような1年を過ごしているのかを紹介します。
また、カメムシが寄ってくる原因となるものについても紹介します。
カメムシは1年を通して見られることができますが、主に暖かい4月から11月に活動しています。
特に9月〜11月の秋に時期はカメムシの活動が最も活発になり、見られる数が多くなるため注意が必要な季節になります。
冬眠から覚めたカメムシは繁殖期に向けてスギやヒノキの多い山へ移動し、夏の間はそこで繁殖を行います。
秋は繁殖したカメムシが成虫になり、越冬場所を探すために集団で一斉に飛び回るため、最も活発な時期です。
この時期になると、たびたびカメムシによる公害に関するニュースを見ることも増えてきます。
カメムシが家の近くに寄ってくる、侵入してくるのは理由があります。
その原因となっている可能性があるので、原因を特定し予防しましょう。
【カメムシが好きなもの】
・果樹や農作物
・夜間に放つ光
・白い洗濯物
カメムシは、植物の果実や新芽、茎葉などの水分を多く含んでいる植物を好んで食害する吸汁性害虫なため、実のなる植物であれば広く食害します。
カメムシに食べられてしまった植物は臭いが移ってしまうことに加え、腐敗や変形をしてしまうので、食べたり販売することができなくなります。
夜、街頭にや建物の照明に様々な種類の虫が集まっているのを見たことがあると思います。
カメムシも例に漏れず光に集まる習性があり、夜になると街頭や家屋が放つ光に集まってきます。
光が強いほど寄って来やすくなるので、ちゃんとカーテンを閉める、電球をLEDに変える、玄関先の電気を消すなどの工夫をすることで寄ってきずらくなります。
また洗濯物にカメムシがついていたという経験をした方もいるのではないでしょうか。
これは2つのカメムシの性質が影響しています。
性質①:白色によってきやすい性質
光に引き寄せられるカメムシは日光を反射しやすい白い洗濯物に寄って来てしまいます。
性質②:暖かい場所が好き
暖かい場所を好むカメムシにとって、日光に当たってホカホカになった洗濯物は天国のような場所です。
室内に入れないよう、洗濯物を取り込む時は何度か強く叩いてから取り込みましょう。
カメムシは、わずか2mm程度の非常に小さな隙間からでも侵入してきます。
特に、秋から冬にかけて越冬を目的としたカメムシの侵入が増えるため、この時期には注意しましょう。
カメムシの侵入経路から侵入を防ぐためには、下記のような予防策が重要です。特に8月末には対策をいくつか行い、秋に備えることをおすすめします。
ではここからはどのような予防をすればいいか紹介していきます。
【カメムシの侵入を予防する方法】
・洗濯物についていないか確認
・庭の雑草・落ち葉掃除
・窓や換気扇の隙間をなくす
・ハッカ油の散布
洗濯物にカメムシが付着しており気づかないうちに室内に侵入している可能性があるので、取り込む際には一度振り払い、カメムシがいないかよく確認しましょう。
また、外干しを避けるか、カメムシが集まりにくい時間帯(昼間)に干すことも効果的です。
庭の落ち葉や雑草はカメムシの隠れ家になっている場合があります。カメムシが好む雑草が多いと、場合によってはそこで繁殖してしまう恐れもあります。
そのため、定期的に庭や花壇を掃除をしてをきれいに保つことが、カメムシが近づき、侵入を防ぐために効果的な方法です。
カメムシは2mmほどの小さな隙間からでも侵入してきます。そのため、侵入経路になりそうな隙間がある場合、物理的に埋めるのが効果的です。
特に窓や換気扇は隙間が出来やすいので、注意しましょう。
おすすめの隙間埋めテープ
3M スコッチ
すき間ふさぎ防水テープ
3M スコッチ すき間ふさぎ防水テープは、気になる網戸のすき間に貼るだけで、しっかりとカメムシの侵入も防ぐことができ、防水までしてくれます。素材は雪や雨、水、湿気に強いクロロプレンフォームを採用しており、スポンジタイプのテープのようにボロボロにならず、耐久性・耐候性に優れています。さらにアクリル系粘着剤付きのテープなので簡単にすぐ貼ることができ、重ね貼りも可能です。
カメムシはハーブの匂いを嫌がります。ハッカ油はハーブと同じ臭い成分が含まれているため、カメムシが寄ってこなくなります。
以下のレシピでハッカ油スプレーを作成し、網戸など窓の周りに吹きかけることで、カメムシの侵入を防ぐことができます。
【ハッカ油スプレーの作り方】
1.市販のハッカ油:20滴
2.水道水:90ml
3.無水エタノール(人に使う場合):10ml
上記を混ぜてスプレーボトルに入れたものを、
網戸や窓等、カメムシが寄ってきそうな場所に噴霧する事で予防がすることができます。
また、エタノールを入れることによって、人に使っても安心な虫除けスプレーにもなります。
虫が多い山に行くときなどに、露出した顔や腕、足に散布して使用しましょう。
おすすめのハッカ油
健栄製薬 天然 ハッカ油
天然100%のハッカ油オイル。メントールによる香りの力で害虫を寄せ付けません。少量なら口に入っても問題ないので、マスクに使用したりするほどができるほど安全です。もちろん虫よけスプレーとして使用できます。滴下式の瓶タイプなので使いやすいです。
カメムシを臭いを発生させず安全に駆除するためには、どれだけ刺激を与えないかが非常に重要になってきます。ここでは極力刺激を与えずに行える駆除方法を紹介します。
もし大量発生した場合おすすめなのが凍結殺虫剤での駆除です。
凍結殺虫剤は殺虫成分は含まれていませんが、一瞬で凍らせてカメムシの活動を止めます。
そのため臭いを発生させずに駆除することができます。
おすすめの凍結殺虫剤
フマキラー 凍殺ジェット
フマキラーの凍結ジェットは降下温度−85℃の冷却効果で害虫を凍らせて瞬殺できる凍結殺虫剤です。 カメムシにも効果的で、そのほかにも這う虫はもちろん飛ぶ虫(ガなど)も駆除することができます。 新開発の攻殻噴射ノズルが採用されており、集団でいるカメムシにも効果的に駆除することができます。 殺虫成分ゼロで使用後のニオイ、ベタつきがないのでペットやお子さんがいるご家庭でも案して使用することができます。
もし床にカメムシがいた場合はティッシュで優しく包んで駆除しましょう。
この程度では臭いを出さないので、落ち着いて捕獲し、袋などに入れて殺虫してから捨てましょう。
もし壁にカメムシがいたら紙コップで捕獲しましょう。
壁と紙コップを密着させてカメムシを閉じ込めることができたら、その紙コップの縁をカメムシに当てるように少し上下に動かします。
カメムシが壁から離れ、紙コップに落ちたら、紙コップの口の部分を押さえながら紙コップごと袋に入れ、捨てましょう。
カメムシを駆除する際、誤った方法を取ると悪臭を放つ原因になります。特に、以下の行動は避けるべきです。
カメムシを掃除機で吸い取ると、掃除機内で悪臭を放つ恐れがあり、掃除機自体に臭いが残ってしまいます。この臭いは非常に取れにくいので、掃除機を使用した駆除は避けましょう。
死骸を掃除機で吸い取るのもおすすめしません。
カメムシを叩きつぶしてしまうと、強烈な悪臭が発生し、臭いが部屋全体に広がってしまいます。
床や壁に臭いが残ってしまうことがあるので焦って叩きつぶすのは絶対にやめましょう。
もし布類や皮膚に臭いがついてしまった場合、どうすれば臭いを取ることができるのでしょうか。
次の章でそんな時の対処法を紹介します。
手に臭いがついてしまった時は食器用洗剤やオリーブオイル、クレンジングオイルを使いましょう
カメムシが放つ臭いは、アルデヒド類という化学物質の混合物が含まれています。この臭い成分は水に溶けにくく、油に溶けやすい性質を持っています。
そのため手についた場合はオリーブオイルやクレンジングオイル、食用油などの油分を含んだ液体を手に塗り込むと臭いを落とすことができます。
その後、ハンドソープで洗い流し、まだ臭いが残っている場合は油を塗り込むところから繰り返し行いましょう。
カメムシの臭いは「界面活性剤」で落とすことができます。食器用洗剤には界面活性剤が含まれている上に肌に触れても悪い影響がないのでおすすめです。
油の時と同様に手に塗り込んだ後は、必ずハンドソープで洗い流しましょう。
カメムシの臭いの成分は「揮発性(きはつせい)」があるため、熱に弱いという特徴があります。
そのため、スチームアイロンやドライヤーで熱処理を行うことで、消臭する効果があります。
スチームアイロンやドライヤーがない場合は、気温の高い晴れた日に天日干しするか、熱湯につけることでも消臭することができるので自分に合った方法を試してみてください。
カメムシの臭いは界面活性剤で落とせるので、衣類に臭いがついた場合は、界面活性剤入りの洗剤で洗濯することが効果的です。
他の衣類に臭いが移る可能性があるため、必ず単品で洗濯することをおすすめします。
また、洗濯非推奨のものは手洗いモードなどを使用するといいでしょう。
おすすめの界面活性剤入り洗濯洗剤
アリエール 除菌プラス
アリエール除菌プラスは界面活性剤入りの洗濯洗剤なので、カメムシの臭いも落としてくれる効果が期待できます。 さらに日本で唯一菌を除去しながら増殖も抑える「除菌+抗菌」のW効果がるため、カメムシの臭いに含まれている悪い成分もしっかり洗い流してくれます。 面倒なつけ置きなしでも、しつこいニオイ・菌が落ちてくれるのでカメムシの臭いに非常に効果的なおすすめの洗濯洗剤です。
予防しても駆除しても全く改善されない・・・
ずっとカメムシの被害にあっている・・・
そんな時は害虫駆除のプロ専門業者に依頼して駆除してもらいましょう。
プロの業者に任せれば、的確にカメムシの侵入場所、発生理由を特定することができるので、確実に駆除・予防することが可能です。
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年中無休で対応しますので「この日しか無理」と言った場合などでも、ご都合に合わせて対応いたします。
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施工にかかる期間は被害状況や修繕場所によって変わります。施工期間の目安はお見積もり時にお伝えいたしますのでご安心ください。
定期点検
作業が完了して終わりではありません。その後、アフターメンテナンスのサポートが始まります。
柔軟かつ隅々まで行き届いたアフターフォローが可能です。
カメムシは悪臭を放つ非常に厄介な害虫です。
毎年秋の時期になるとよくニュースで取り上げられるように、全国的にカメムシが増加し、多くの家庭がカメムシの被害にあっています。
正しい駆除予防の知識を持っていないと、いざという時に悪臭に苦しめられてしまいます。
本記事で紹介した方法を用いて、カメムシの被害から身を守りましょう