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家の中でも特に見えない場所である屋根裏。
屋根裏には害獣が住み着き、潜んでいる可能性があります。
この屋根裏に害獣が潜んでいると、音による不快感やフンや尿による悪臭やシミ、屋根裏の破損など様々な被害を引き起こす可能性があります。
この記事では、屋根裏に住みつく害獣の種類、屋根裏に潜んでいる兆候や被害の実態、そして侵入させないための予防策について詳しく解説します。
害獣が天井裏・屋根裏で歩いていたり走り回っていると、当然ながら音がします。
音のせいで夜眠れないというお悩みの方も・・・・
害獣が壁の中を這い回っていると壁の中からも音がします。
気になってストレスに感じてしまう事例が多々・・・
害獣が屋根裏や壁に糞尿をするとシミや黒ずみができてしまいます。
内側の木材が腐敗していると大規模な改修が必要になる恐れがあります。
屋根裏や壁から害獣の鳴き声が聞こえることもあります。
最初は小さい鳴き声でも、繁殖が進むと大きな鳴き声に変わってきます。
フンや尿が蓄積したり、腐敗したエサが放置されていると悪臭を放ちます。
感染症など健康被害の恐れがあります。
害獣はなぜ住宅の屋根裏に住み着いてしまうのでしょうか。
屋根裏に住み着いてしまう理由は以下の5つです。
屋根裏は夏は涼しく、冬は暖かい寒暖差が少ない環境なので、害獣にとって非常に快適な環境です。
また、暗く静かで安全な環境であることから非常に住み着きやすい状況になっています。
屋根裏は人間がやってくるリスクが少なく、ほぼ密閉空間になっていることから天敵に襲われる心配も少ない上、食料も常備されているため、理想的な繁殖環境となってしまっているのです。
そのため、一度侵入されてしまうと高確率で害獣が住み着いてしまいます。
屋根裏に害獣がいる疑いがある場合は必ず放置してはいけません。
放置して住みついてしまった場合、自然に害獣が屋根裏から逃げていくことはなく、家や私たちに大きな被害をもたらす可能性があります。
放置すれば放置するほど被害が悪化してしまうので早急に対処しましょう。
主な被害は物理的な被害、健康被害、ストレス被害の3つに分けることができます。具体的にどのような被害があるか紹介します。
屋根裏や壁の中にある断熱材は害獣の巣作りのための格好の素材であることから使われて破損してしまう恐れがあります。
断熱材が破損することによって、断熱機能の低下はもちろん、家の強度の低下にもにつながってしまうので注意が必要です。
屋根裏や壁の中には様々な配線が通っている場合が多いです。
害獣が走り回ることによって断線してしまったり、害獣の巣作りのために切られてしまうことがあります。特にネズミは配線を噛み切ってしまうリスクが非常に高く、電気が不通になったり火災リスクを高めてしまいます。
害獣が侵入するときは、無理やり穴を開けて入ってくることもあります。そのため、家の柱や枠組みが破損している可能性が非常に高いです。
また、巣作りをするときに柱を削った木屑を使ったり、穴を開けたところに巣を作られることがあるため、知らないうちにボロボロになっていたということが多発しています。
屋根裏にフンや尿が蓄積すると天井に茶色いシミや黒ずみができてしまいます。
天井にシミや黒ずみを見つけた場合害獣が潜んでいる可能性があり、被害が進んでいる恐れが高いです。放置しておくと悪臭を放つ恐れもありますので早急に対処しましょう。
害獣のフンや尿にはサルモネラ症やレプトスピラ症などの感染症の原因となる菌があります。
屋根裏でフンや尿が蓄積してしまうと家屋中に菌が蔓延してしまい、感染症を患ってしまう恐れがあります。
また、特に肉食動物が多いことから、フンが非常に臭いことが多いため、悪臭による健康被害も考えられます。
害獣は基本的に非常に不潔なので、ダニやノミなどの寄生虫を持ち込んでくる可能性が非常に高いです。
走り回られると家屋中に広がり、私たちの健康を脅かしてくるのはもちろん、ペットの健康も脅かしてしまいます。
屋外から害獣のエサとして鳥やネズミなどの動物が屋根裏に持ち込まれ、それを溜め込んで放置されてしまう場合があります。
屋根裏に放置されてしまうと、死体が腐ってしまいひどい悪臭がしたりハエが沸いてしまう恐れがあります。
様々な健康被害があるので専門業者による早急な清掃・消毒を行うことが重要になってきます。
害獣が屋根裏や壁を走り回ると「ドタドタ」「ガザゴソ」という音がします。
屋根裏に潜む害獣は基本的に夜行性であることから、音がするのは日が暮れた後の夜であることが多いです。
夜の静かな時間に音がするのはうるさくてとってもストレスですし、音がうるさすぎると眠れないこともあり、眠れないなんてことがあったら最悪ですよね。
屋根裏に住み着いた害獣の鳴き声が聞こえることがあります。
足音と同じく、屋根裏に潜む害獣は基本的に夜行性であることから、鳴き声がするのは日が暮れた後の夜であることが多いです。
家にいるのによくわからない鳴き声が聞こえたら気持ち悪いですし不快ですよね。
しかし、鳴き声で潜んでいる種類を判別する方法が最も判別しやすいのでもし鳴き声が聞こえてきたらなんの動物が潜んでいるか判別してみましょう。
よく屋根裏にいる害獣がどのような鳴き声をするかは次の章で紹介します。
屋根裏や壁の中から「ゴソゴソ・・・」と音がしたり、鳴き声が聞こえる場合害獣が住み着いてしまっているかもしれません。
屋根裏に住みつく害獣は多種多様です。そのため、どんな害獣が住み着いているか判断するのは非常に難しいので、種類や見分ける上での特徴について解説します。
アライグマは体長60〜100cm程度と猫より一回り大きい大きさで、約30cmの尻尾を持っています。
タヌキのような見た目をしていますが、目の間(おでこ)に黒い線があったり尻尾に縞模様があるなどの違いがあります。
夜行性ですが昼間にも活動することがあるため、夜だけではなく昼間でも足音や鳴き声が聞こえることもあります。
また、執着心が強いため、一度棲みついてしまうと追い出すのは非常に難しいという特徴があります。何とか追い出しても、アライグマは非常に手が器用で力も強いため、屋根の瓦を外して再度屋根裏へ侵入することもあります。特に築年数の古い瓦屋根の家などでは瓦を外して屋根裏へ侵入することは、アライグマにとっては難しいことではありません。
アライグマは、「クルルル」「シャー」「キュー」「キュッキュッ」と鳴きます。一瞬鳥の鳴き声かと聞き間違えそうな鳴き声をしています。特にアライグマの赤ちゃんは泣くことが多い傾向にあります。
イタチは細長い体型をしており、体長は20〜40cmと小型犬程度のサイズをしており、8〜10cm(頭胴長の半分程度)の長さの尻尾を持っています。
その細さ故に狭い隙間でもするすると抜けて侵入してきます。
体重が1kgも無いため、足音が他の害獣よりも小さく、気づきづらいという特徴があります。
夜行性ですが昼間にも活動することがあるため、夜だけではなく昼間でも足音や鳴き声が聞こえることもあります。
そんなイタチは捕まえたネズミや鳥を捕まえて天井裏に運び込む習性があります。そのため、放置されると腐敗してしまい異臭とハエが大量発生してしまいます。
また、フンや尿を一箇所にする習性があるため、他の害獣よりもシミや黒ずみになりやすく、一箇所にシミや黒ずみができるという特徴があります。
イタチは、「キーキー」「クククク」「ピー」「シー」と鳴きます。まるで笛を吹いているかのような声で鳴くことがあり一種の鳥と間違えられやすい動物です。また、ヘビのようにシーと鳴くこともあります。
ハクビシンは頭が小さく細長い体形をしており、体長は50~100cmと猫より一回り大きい大きさで、30cm以上の長い尻尾を持っています。
体色は茶色から黒色で、鼻先から額にかけて走る白い線が特徴の害獣です。
ハクビシンは夜行性のため主に夜に活動します。昼間は屋根裏で休み、夜になると餌を求めて屋外に出て活動を始めます。そのため、音がするのは夜である場合が多いです。
また、フンや尿を一箇所にする習性があるため、他の害獣よりもシミや黒ずみになりやすく、一箇所にシミや黒ずみができるという特徴があります。
ハクビシンは、「キューキュー」「キーキー」「ミャー」「ウー」と鳴きます。まるで猫と判別がつかないほど似た声で鳴きます。普段あまり鳴く行為をす
屋根裏で最もよく見られる害獣の一つがネズミです。「ドブネズミ」や「クマネズミ」「ハツカネズミ」が屋内に侵入してくる代表的なネズミの種類です。
ネズミは夜行性のため主に夜に活動します。昼間は屋根裏で休み、夜になると餌を求めて屋内を徘徊したり、屋外に出て活動を始めます。そのため、音がするのは夜である場合が多いです。
数匹だけだと足音もほとんど気にならないこともありますが、繁殖力が高いため個体数が増えると大きな足音を発します。
また、強靭な顎と大きな歯で柱や壁をかじったりします。ネズミを放置していたら知らぬ間に屋根裏の柱や壁に穴が空いていた…というケースも珍しくありません。また、屋根裏や壁の中に配線が通っている場合、配線がかじられて電気が不通になってしまったり火災に発展する恐れがあります。
ご存知の通りネズミは、様々な病原菌やダニ・ノミが寄生していたり、中にはサルモネラ菌など人間に有害なものも持っていたりと非常に不潔な生き物です。
ネズミが家の中や屋根裏を移動することで、それらの病原菌がまき散らされ、人間に害を与えてしまう可能性があります。
ネズミは、「ピーピー」「キーキー」「キューキュー」「キュッキュッ」と鳴きます。ネズミといえば、チューチューと表現されることが多くありますが本当はこのように泣きます。また、ネズミは喜怒哀楽に応じて声の高さが変わり嬉しいときは高い声となり、怒っているときは低い鳴き声を出します。
コウモリの中でも小型の「アブラコウモリ」は屋根裏に住み着くことで広く知られています。
夜行性のため、昼間は屋根裏で羽を休ませ、日が暮れる時間帯に飛び立っていきます。夜に「バサバサ」という音が聞こえてきたらコウモリがいることを疑いましょう。
コウモリは屋根裏にフンを大量に残します。コウモリのフンは感染症の原因となる菌を含むことがあり、健康被害につながることもあります。
コウモリは、「キュルキュル」「カラカラ」「キィキィ」「チチチチ」と鳴きます。夏虫の鳴き声とよく似た鳴き声で鳴きます。コウモリは超音波で周囲の状況を判断する能力を持っていますのであまり大きな声で鳴きません。
屋根裏に害獣が住み着いてしまった場合、被害を抑えるために早急な対処が必要になってきます。
どのような対処法を行えば良いのでしょうか。
ここでは主な2つの対処方法を紹介します。
アライグマを早急に対処する方法に「燻煙剤を焚く」という方法があります。燻煙剤を天井裏や床下で焚くことで、住み着いた害獣の巣に直接働きかけることができます。
ドラッグストアやホームセンターなどで購入可能で、気軽に購入することができます。
ただし、燻煙材の使用後は部屋の空気の入れ替えをしても匂いがこもりやすかったり、残ったりすることもあるため、すぐの来客がある場合には注意しましょう。
ただし、この方法は効果が消えるとアライグマが戻ってくる可能性が非常に高いです。
効果は一時的なもので、その場しのぎのものだと考えた方がいいでしょう。
住み着いてしまった害獣を素人が完全に対策をするのは非常に難しいと言えるでしょう。
おすすめの燻煙剤
バルサン プロEX
バルサンプロは一般家庭で最も使用されている燻煙剤です。
本来はゴキブリなどの害虫に使用するものですが害獣の追い出しにも絶大な効果を発揮します。
使用後は換気や掃除を行えば、人体への危険はなく安全に使えるのでご安心ください。
使用する際はパッケージ記載の使用上の注意を読んで正しく使用することをおすすめします。
一番安全でかつ効果的に対処する方法は、「害獣専門の駆除業者に依頼する」ことです。
駆除業者は専門的な知識や技術を持っており、安全かつ効果的に害獣を捕獲したり追い出したりすることができます。
また、害獣を捕獲した際、鳥獣保護管理法上、自治体に捕獲証明書の発行が必要と定められておりますが、その手続きも害獣駆除業者が行ってくれることが多いです。そのため、知見がなくても安心できます。
主に以下のような作業を行います
◾️天井・床下点検
◾️忌避剤の散布
◾️消毒作業
◾️侵入口の封鎖
また、アライグマ駆除業者を探す際には、以下の点に気をつけて探すことをおすすめします。
■ 業者の実績や評判を確認する
■ 業者の料金やサービス内容が明確になっているかを確認する
■ 業者と契約する前に見積もりや説明などを行っているかを確認する
駆除して追い出したとしても、縄張り意識がある害獣はすぐに戻ってきてしまう可能性が非常に高いです。
さらに侵入されたということは、再び別の害獣が侵入してくる可能性があるということなので、追い出すだけでなく、再発防止策を徹底することが重要になってきます。
屋根裏に侵入させないためには侵入の可能性がある経路を防ぐことが重要になってきます。
害獣は自宅の通気口や屋根にできた隙間や穴などが侵入経路になりやすいです。害獣が家のどこから侵入しているのかを見極めて、その箇所を塞ぎましょう。
アライグマのように手先がとても器用で力強い害獣もいるため、段ボールや網を設置しても簡単に突破されてしまいます。そのため、硬くて頑丈な素材の板やパンチングメタルを使って塞ぐことをおすすめします。
おすすめの封鎖方法としては、ホームセンターで画像のようなパンチングメタルと業務用のハサミを購入して侵入経路を封鎖することがおすすめです。固定方法はクギで固定するか、コーキング(強力な糊)で取り付けましょう。
害獣の侵入経路を的確に見極めて、すべての侵入経路を塞ぐことができれば害獣が屋根裏に侵入してに住み着くことは無くなりますのでしっかり侵入箇所を対策しましょう。
屋根裏に侵入している害獣は屋根から侵入している可能性が非常に高いです。
その原因として、家の近くに生えている樹木が原因となっている場合があります。
アライグマやイタチなどの害獣は庭に高い樹木や長い枝があると、それを使って屋根に登ることができます。そのため、庭の樹木が高すぎたり長い枝がある場合は、定期的に剪定することをおすすめします。
また、壁面にツタなどが張っている場合も、そこから屋根に登りやすくなるため注意しましょう。
害獣は追い払ってもまだ近くに潜んでいる可能性が高いため、戻ってくる可能性を下げるために、害獣のエサとなり呼び寄せてしまうものを家の近くから無くしましょう。
害獣は外に置かれたゴミや木に実った果物をエサにします。また雨水をためている水瓶・壺も水を飲みに来る原因になりますので、不要なものは出来る限り取り除くようにしましょう。
具体的な対策方法としては、ゴミを外に置いておく必要がある場合は防臭効果のついたゴミ箱の中で管理するようにし、ゴミを出す際は必ず収集の直前に出すようにしましょう。
また、ネットは必ず被せるようにしましょう。近隣住民一人一人の心がけが大切になってきますので、観覧版がある場合は協力を促しましょう。
敷地内で果樹を栽培している場合、果実を放置してしまうと寄せ付けてしまう恐れがあるので、育った果実はすぐに収穫するようにしましょう。
家周辺で雨水が溜まってしまっている場所は害獣の水飲み場になってしまっている場合がありますので、溜め水ができない様な環境づくりを行いましょう。
屋根裏に潜む害獣は、家や住民に大きな被害をもたらします。
早期発見と適切な駆除・予防策が重要ですので、もし害獣が疑いがあって、なおかつ自分で対応が難しい場合は、早急に専門業者に相談・見積もりをしてください。
プロの手を借りることで、安全かつ確実に害獣を駆除できるので最もおすすめです。
ホームレスキュー株式会社は皆さまが安心して生活できるよう、害獣駆除の職人が確実に駆除・予防いたします。
駆除依頼を希望の方はお電話もしくはメールにてお気軽にご相談お待ちしております。