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カラスは非常に警戒心が強く、学習能力の高い動物です。また、過去の失敗や経験から学び修正してしまうため、駆除に困っている個人様や店舗・企業は多数あります。
カラスの被害として挙げられるのが、まずは「鳴き声」。カーカーという大きな声は1羽だけでも気になりますが、2羽、3羽と複数が集まってくると、かなりの音量です。そして、ゴミ置き場を荒らされる、作物を荒らされるなどの被害も悩ましいところです。ゴミの日に、ビニル製のネットをはがし、くちばしでゴミ袋を突き破っている場面を目撃された方も多いのではないでしょうか。
カラスは非常に目ざとい動物で、こうした被害をそのままにしてしまうと、あっという間に何羽ものカラスが集まってきて、大変なことになってしまいます。
そこで重要なのが、正しい知識です。カラスにはどんな特徴・習性があり、どんなことを嫌がるのかを知っていれば、より効果的に駆除・撃退することができます。今回はカラス駆除に使える12の方法をご紹介いたします。ぜひご覧ください。
なかなか自分での駆除が難しい場合は、ホームレスキュー株式会社にご相談ください。豊富な知識と経験を持った当社スタッフが無料の調査とお見積りサービスで対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
相談窓口:0120-072-739
超音波はカラスに直接あてることで撃退が可能です。超音波は一般的に害虫に対して有効な方法ですが、もカラスやそのほかの一部鳥類にも効果的です。ネット通販から購入できる鳥用の超音波発生装置を試してみてはいかがでしょう。
超音波の機械を選ぶポイントは、まずカラス用の超音波発生装置であること、そして動体検知で作動する製品であることです。超音波は人間の耳でも聞こえることがあります。耳鳴りのような「キーン」という音がするため、長時間浴び続けると精神的な苦痛を伴います。そのため動いたものを捉えたときだけ作動する動体検知の機能は欠かせません。
また、超音波の有効距離と赤外線検知の角度も確認しておきましょう。超音波の有効距離は最低でも10mは必要です。距離が短すぎると効果が発揮できなかったり、超音波の音量が足りずカラスが怖がらない可能性があったりします。次に赤外線の検知角度ですが、こちらは「左右110度以上」「上下30度」以上のものがおすすめです。
簡単な撃退方法として、カラスの天敵である動物の置物を置く方法があります。カラスの天敵は「トンビ」「フクロウ」「オオタカ」ですので、これらの動物の置物を目に付きやすい場所に設置してみるのもひとつの方法です。ただし、カラスはとても頭が良い動物なので置物である事を見破ってしまうことがあります。置物を設置する場合は、こまめに(できれば毎日)位置を変えることをおすすめします。
他にも、カラスの模型をさかさまにして吊るすことで、カラスを寄せ付けないようにすることもできます。本物のカラスはこれを「カラスの死体が吊るされている」と認識して近づかなくなります。
また猫や犬などのペット飼うことで、カラスを寄せ付けない方法もあります。庭先で放し飼いにしておくなどすれば、やってきたカラスを追い払ってくれます。犬にカラスを追い払うよう教えこんでいる農家さんもいるくらいなので、ペットを飼われている方や近隣の迷惑にならない程度で放し飼いができるお宅には有効な対策です。
害鳥駆除業者が使用する対策方法として、バードスパイクと呼ばれる剣山を設置する方法があります。カラスやハトがとまることができなくなるため、害鳥の飛来防止にひと役買ってくれます。
剣山は、とまってほしくない場所、たとえば壁の上や支柱に設置するのがおすすめです。ただし頭の良いカラスは、付近の別の場所に止まる可能性があります。剣山の設置は比較的簡単で効果の高い対策ですが、効果範囲が狭いのが難点です。ほかの方法と組み合わせるなどして効果を高める必要があります。
カラスは、死んだカラスに敏感に反応します。それが本物そっくりの偽の死体でも、仲間に警戒の合図を出して周囲に警戒をうながします。カラスがどんな合図を出しているか、人間の耳で聞き分けることはなかなか困難ですが、SOSの合図を発しているカラスの鳴き声を録音することができれば、この習性を利用して、カラスを遠ざけることも可能です。
それが本物そっくりの偽の死体でも警戒します。その際にカラスは警戒の合図を周囲に促します。人間ではなかなか警戒を促す声と普段カラス同士が会話している声の違いを理解するのは難しいですが、カラス同士で理解し合える言語があります。そのため、SOSの合図を発しているカラスの声を録音して再生することで近寄れないようにすることができます。
またシンプルに大きな音を出して撃退する手段もあります。手軽なところでは花火や空砲がありますが、近隣住民へ十分な配慮が必要です。
カラスの鳴き声の録音や、花火や空砲の入手が難しい場合は、YouTubeなどの動画サイトを利用してみるのもおすすめです。カラスが警戒している声を再生するだけでも一定の効果が見込めます。
ゴミ置き場に、黄色や青色の網が被せられているのを見かけたことはありませんか。あの網には実は紫外線をカットする塗料が使われていて、網の中身つまりゴミ袋の存在をカラスの視覚から遮断する効果があります。
ただし紫外線カットのネットは、少しでもネットに隙間があれば、カラスはそこからゴミがある事を認識できてしまいます。ゴミを置く際、その上から適当にネットを被せてしまうと、とたんに効果が薄れてしまいます。カラスは記憶力が高いため、ネットを簡単に突破できることがわかると、良質な餌場として認識してしまいます。
ゴミ置き場の対策としては、ゴミを檻で囲ってしまう方法もあります。費用が掛かってしまいますが、一度設置すれば、以降は特にメンテナンスや定期的に対策を施す必要がないため、マンションやアパートでは特におすすめの対策です。
カラスは自分の指より細い紐に乗ることができないため、テグスと呼ばれる鉄線も有効です。
釣り糸でも問題ありませんが、デグスは強度が高いため耐久性も抜群です。ベランダにくるカラスの対策は、写真のように手すりから5㎝ほど浮かせた状態でテグスを張るといいでしょう。
電線や電波塔にカラスが巣を作っているところを見かけた方もいるのではないでしょうか。残念ながら、電線や電波塔の害獣駆除作業は一般の駆除業者ではおこなうことができません。お住まいのエリアの電力会社に相談しましょう。
電力会社もカラスの巣による電力トラブルには頭を悩ませています。巣が大きくなったり、巣作りに可燃性の木材やハンガーなどの金属を用いられたりすると、発火や停電につながるケースもあるので早急に通報するようにしましょう。
こちらに日本全国の電力会社のお問い合わせ先をまとめておりますのでご確認ください。
電力会社 | 問い合わせ先 | 備考 |
北海道電力 (お近くのほくでんネットワーク) | お近くのほくでんネットワーク事業所 | 近くの拠点を調べて電話 |
東北電力 | 0120-175-377 | 9:00~17:00 (土日祝休み) |
東京電力 (東京電力パワーグリッド) | 0120-995-007 | 9:00~17:00 (土日祝休み) |
北陸電力 | 0120-77-6453 | 9:00~17:00 (土日祝休み) |
中部電力 (中部電力パワーグリッド) | 中部電力パワーグリッド | 近くの拠点を調べて電話 |
関西電力 | 0800-777-3081 | 9:00~17:00 (土日祝休み) |
中国電力 (中国電力ネットワーク) | 中国電力ネットワーク | 近くの拠点を調べて電話 |
四国電力 (四国電力送配電) | 四国電力送配電 | 近くの拠点を調べて電話 |
九州電力 | 九州電力配電事業所 | 近くの拠点を調べて電話 |
電信柱や電波塔にカラスが巣を作ってしまった場合は、上記連絡先への連絡で解決しますが、自宅に巣を作られてしまった場合は、自分で対処する必要がありますが、カラスが腹を立て、被害が拡大してしまうことを考えれば、害鳥の駆除会社に任せたほうが安心です。
ベランダの被害などは、防鳥ネットも効果があります。カラスが巣作りのためにハンガーを盗んだり、家庭菜園の作物を食べたりといった被害にはおすすめです。防鳥ネットはポリエチレンで作られた網で、万能ネットや多目的ネットといった名前で販売されていることもあります。
ただし防鳥ネットはきちんと張っておかないと、破られたり、ひどい場合は鳥がネットに引っかかってしまう恐れがあります。支柱やケーブルクランプを使用して、壁に固定して網を張りましょう。
物件の事情で穴をあけることができない場合は、壁用の結束バンドがおすすめです。壁用結束バンドは両面テープで壁に貼り付けることができますが、壁材質や汚れなどで付着ができない場合もあるのであらかじめ確認しておきましょう。
また、スダレを隙間なくベランダに垂らすだけでもカラスがやってくるのを防止することができます。お住まいや近隣環境に適した対策を選ぶようにしましょう。
カラスは視力が良いため、そのぶん強い光に弱いという特徴があります。なかでもCDを吊るしたり防鳥風車で太陽光を反射して撃退する方法と、強力なLEDやペンライトでカラスを追い払う方法は簡単にできる方法です。
ベランダや玄関前にCDを吊るして鳥よけをしているお宅を見かけたことはないでしょうか。防鳥風車も同じ太陽の光を反射される対策ですが、これらは曇りの日は効果が薄まります。
そこでLEDライトを取り付ける方法があります。LEDライトは強い紫外線を発する商品もあり、これらの光で鳥を追い払うことができますが、近隣トラブルにつながらないよう、使用する場合は注意しましょう。
他にもペンライトを直接カラスに照射する方法がありますが、こちらも人に向けないように気を付けて使うようにしましょう。
カラスがやってくるのは、そこに餌や水があるためです。そのためカラスを引き付けている要因を全て取り除いてしまえば被害は減らせます。
特に注意が必要なのはゴミ置き場と庭木にできている木のみです。ゴミ置き場は先述の紫外線カットの網を設置する方法で対策できますが、作物や木の実は別の方法で対策が必要です。
木の実が成る植物を撤去できれば確実ですが、超音波や強力な紫外線の照射でも手軽に対策することができます。
このように、カラスの食料源をとりのぞくことでカラスがやってこない環境を作ることができます。
またカラスは、ネズミやイタチなどを捕食することがあります。そのため自宅にネズミが住み着いていると、それだけでカラスを引き寄せてしまいます。カラスとネズミで被害を完全に相殺することは難しいため、ネズミは個別で駆除業者に相談するようにしましょう。
アボカドとチョコレートはカラスにとって毒性があり、食べてしまうと命を落としてしまいます。そのため、自宅にアボカドの木を植えることでカラスを遠ざける効果もあります。
また、なんでも食べる印象のカラスですが、刺激が強い食べ物は全般的に苦手で、ワサビ・唐辛子・青汁・醤油などは苦手です。ただし、これらの刺激が強い食べ物は「嫌い」と言うだけで、必要であれば食べてしまうこともあるので、過信しすぎないようにしましょう。
適切な対策をとなければ、カラスの被害を減らすことはできません。また巣を自分で撤去する場合などは、カラスに襲われる危険性もあります。最も早くて、かつ確実な方法は、やはり専門の駆除業者への依頼です。もちろん依頼料・作業費はかかってしまいますが、ホームレスキュー株式会社では調査とお見積りが無料です。そのため、全体的な費用面からもお気軽にご検討いただける害虫・害獣駆除業者です。
当社では、一般住宅から大手企業の工場まで幅広い実績がございます。被害状況に応じた適切な対策を安心の価格でご提供しておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
害獣駆除センターの害獣駆除の研究員です。害獣の生態や効果的な忌避方法を研究しています。記事で執筆している内容は、自社で試験調査した内容や、国内と海外の学術論文を基に情報提供しています。