【保存版】見逃すと危険!シロアリの初期症状を害虫駆除のプロが解説!

こんな人におすすめ!

  • シロアリ被害にあっている
  • シロアリの対策をしたい
  • 業者へシロアリ駆除の依頼を検討している



シロアリは早期発見が重要!

最近、床がきしむな…」「羽アリを見かけたけど大丈夫?」そんな不安を感じていませんか?

シロアリ被害は早期発見が何より重要です。見過ごしてしまうと、修繕費用が数百万円に膨らむケースも珍しくありません。

この記事では、シロアリの初期症状を見逃さないための具体的なポイントと、誰でも簡単にできる自宅チェック方法について、わかりやすく詳しく解説していきます


シロアリ被害の兆候とは?なぜ早期発見が重要なの?

私たちはシロアリを「見えない破壊者」と呼んでいます。

なぜなら奴らは住宅の構造材を静かに、確実に食い荒らしていきます。
特に日本の住宅に多い木造建築では、シロアリの被害は深刻な問題となります。

経済的な損失が雪だるま式に増加していく

シロアリ被害の恐ろしさは、時間が経過するほど修繕費用が指数関数的に増加することです。

初期段階であれば、薬剤処理や部分的な補修で数十万円程度で済むケースが多いのですが、被害が進行してしまうと状況は一変します。

床下の土台や大引きが食い荒らされれば床の張り替えが必要になり、柱や梁まで被害が及べば構造的な補強工事が必要となります。

日本しろあり対策協会の調査によると、シロアリ被害の修繕費用は平均で150万円程度とされていますが、被害が広範囲に及んだ場合は300万円を超えることも珍しくないとのことです。一方で、早期発見により適切な対処を行えば、多くの場合50万円以下で対処できることが多いのです。


住宅の安全性と資産価値への深刻な影響

シロアリ被害は単なる経済的損失にとどまりません。

住宅の構造が損傷してしまうと、地震などの自然災害に対する耐久性が著しく低下します。
特に日本は地震大国であり、家の耐久性は非常に重要になってきます。

また、シロアリ被害の大きな工事の履歴がある住宅は、売却時の査定額が大幅に下がることがほとんどです。
適切な駆除と補修を行っていても、被害歴があることで資産価値に影響を与えることがあります。



絶対に見逃してはいけない!シロアリの初期症状8選!

ここでは、見逃してはいけないシロアリ被害の初期症状を8つ紹介します。

シロアリの初期症状8選

  1. 床のきしみ音・沈み込み感の変化
  2. 羽アリの発生
  3. 柱や梁を叩いた時の空洞音
  4. 蟻道(ぎどう)の発見
  5. ドアや窓の建て付けの悪化
  6. 木材のひび割れ・変色
  7. 不自然な湿気とカビ臭い匂い
  8. 全体的な建物の微細な変化

1. 床のきしみ音・沈み込み感の変化

普段何気なく歩いている床から「ギシギシ」「ミシミシ」という音が聞こえるようになった場合、それはシロアリが床下の構造材を食害している可能性があります。

特に、以前は音がしなかった場所で音がするようになった場合は要注意です。

Warning

シロアリが湿気を好む性質があるため、キッチンや洗面所など、水回りの近くで特にこのような症状が現れやすい傾向があります。


2. 羽アリの発生

4月から7月にかけて、特に雨上がりの蒸し暑い日に、家の周辺で羽アリを見かけた場合は要注意です。

シロアリの羽アリが発生しているということは、シロアリのコロニーが成熟し、新しい巣を作るために飛び立つ際の現象です。
つまり、羽アリを見つけたということは、見かけた近くにシロアリの巣が存在する可能性が高いということを意味します。


シロアリの羽アリを見分けるポイント

全ての羽アリがシロアリというわけではありませんが、見分けるポイントがあります。

シロアリの羽アリは、一般的なクロアリの羽アリと比べて色が薄く、白っぽい色をしています。また、触角がまっすぐで、腰がくびれていないのが特徴です。
一方、クロアリの羽アリは黒色で、羽の透明度が高く、腰がくびれています。

▲クロアリ(羽アリ)
▲ヤマトシロアリ(羽アリ)
▲イエシロアリ(羽アリ)

3. 柱や梁を叩いた時の空洞音

住宅の柱や梁を軽く叩いてみると、健全な木材からは「コンコン」という詰まった音がします。しかし、シロアリに食い荒らされた木材からは「ポンポン」という軽い空洞音がします。

この方法は、シロアリ被害の確認によく用いられる手法です。
特に、湿気の多い場所や、以前に水漏れがあった箇所の近くの木材は重点的にチェックしてみてください。


4. 蟻道(ぎどう)の発見

蟻道とは、シロアリが移動するために作る土でできたトンネル状の通路のことです。

床下に画像のような茶色っぽい土の筋が見られたら、それは蟻道かもしれません。

蟻道の幅は通常5〜10mm程度で、指でつまんで崩すと中が空洞になっています。シロアリは光や風を嫌うため、このような保護された通路を作って移動します。

蟻道は、シロアリが活動している明確な証拠です。発見した場合は、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。

Warning

蟻道を見つけても、すぐに壊してしまわずに、専門業者の調査まで現状を保っておきましょう。


5. ドアや窓の建て付けの悪化

今まで普通に開閉できていたドアや窓が、急に開けにくくなったり、閉まりにくくなったりすることがあったら要注意です。

これは、シロアリによって、建物の歪みが生じている可能性があります。

建て付けの悪化は他の原因でも起こりうるため、気になった方は早めに専門業者に相談・調査を行なってもらいましょう。


6. 木材のひび割れ・変色

柱や梁などの木材部分が腐食していたり、ひび割れが生じたり、変色が見られる場合も、シロアリ被害の初期症状の一つです。
特に、湿気の多い場所や、以前に水漏れがあった箇所の近くでは注意が必要です。

健全な木材が急に変化することは稀であり、多くの場合何らかの原因があります。

Information

シロアリは木材を食害する際に特殊な分泌物を出すため、それが原因で木材の色が変わります。


7. 不自然な湿気とカビ臭い匂い

床下や部屋から、湿ったカビのような匂いがする場合、シロアリが活動しやすい湿度の高い環境になっている可能性があります。

また、シロアリの活動により木材の構造が変化すると、通気性が悪化し、さらに湿度が上昇するという悪循環が生まれてしまいます。

特に、梅雨時期以外にも関わらず、床下が極端にカビ臭かったり、特定の部屋だけが常に湿っぽく感じられる場合は注意が必要です。


8. 建物の微細な変化

最後に、数値では測れないような微細な変化も重要なサインです。

なんとなく家全体の感じが変わった」といった漠然とした変化も、シロアリ被害の初期段階では重要な手がかりとなります。

住んでいる人だからこそ感じられる微細な変化に敏感になることで、被害を早期に発見できる可能性が高まります。


自分でできるシロアリチェックリスト

シロアリの活動は季節によって変化するため、季節に応じたチェックポイントを設けることが効果的です。

年4回、各季節の始まりにチェックを行うことをおすすめします

屋外チェックポイント

  • 基礎周りに蟻道がないか
  • 建物周辺に羽アリが大量発生していないか
  • 外壁に不自然なひび割れがないか
  • 軒下や縁の下に木くずが落ちていないか
  • 庭の枯れ木や木材に異常がないか

屋内チェックポイント

  • 床を歩いた時のきしみ音
  • 柱を叩いた時の音の変化
  • ドア・窓の開閉具合
  • 壁紙の状態
  • カビと湿気の匂い

床下・天井裏チェックポイント(可能な範囲で)

  • 土台や床束の状態
  • 蟻道の有無
  • 断熱材の状況
  • 水漏れの跡

症状別の危険度と緊急性

以下の基準で緊急性を判断し、適切な対応を行いましょう。

今すぐに対応すべき!!(危険度:大)

構造的な変化を伴う症状

  • 床の大幅な沈み込みや傾き
  • 木材に大きな亀裂や歪み、腐食
  • 柱や梁が全体的に変色している
  • ドアや窓枠の大きな歪み

これらの症状は、住宅の構造的な安全に直接関わる可能性があるため、発見次第すぐに専門業者に相談しましょう。


シロアリの活動を示す症状

  • 羽アリの大量発生
  • 新しい蟻道の発見
  • 大量の木粉が継続的に発生

これらは、シロアリが活発に活動していることを示しており、被害の拡大を防ぐために迅速な対応が必要です。


なるべく早く対応しよう!(危険度:中)

初期段階の可能性が高い症状

  • 軽微な床のきしみ
  • 柱や梁からの軽い空洞音
  • 柱や梁の小さなひび割れと一部の変色
  • 微量の木粉の発見
  • 羽アリを数匹みた

これらの症状は、被害には遭っているが、まだ被害は大きく進んでいなく、まだ取り返しがつく初期段階にある可能性があります。
油断することなく、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。


経過観察して様子をみよう(危険度:小)

原因が特定できない症状

  • 湿気やカビの匂いが強くなった
  • ドアや窓の建て付けの違和感
  • 柱や梁が一部変色している
  • 部屋の雰囲気が変わった気がした

これらの症状は、シロアリ以外の原因による可能性もあります。
1〜2ヶ月程度継続して観察し、症状が悪化したり他の症状が現れたりした場合に専門業者に相談しましょう。


家の環境整備をして日頃から予防しよう

シロアリ被害を防ぐには、日頃からの予防が最も重要です。
被害が発生してからではなく、被害が起こる前に行いましょう

  • 木材、段ボール、古紙を放置しない
  • 庭の落ち葉や雑草の掃除
  • 床下の湿度管理
  • シロアリ専用の防除剤の散布

この4点を行うだけでグッとシロアリ発生の可能性が下がります。


異常を発見した時の正しい対応手順

ここではシロアリの症状を発見した時どのような手順で対応すればいいか、わかりやすく解説いたします。

STEP1:状況の記録
シロアリの症状を発見した場合、まずは状況を記録することが重要です。

発見した症状について、以下の情報を記録しましょう。

・発見日時と天候
・発見場所の詳細(部屋名、具体的な位置)
・症状の詳細(音、見た目、匂いなど)
・写真による記録(複数の角度から撮影)


この記録は、後に専門業者に相談する際に非常に有用な情報となります。
STEP2:被害範囲の調査
記録ができたら付近に異常がないかチェックしましょう。

特に確認すべきポイントは以下の通りです。

・発見箇所の周辺に同様の症状がないか
・水回りや湿気の多い場所に異常がないか
・建物の構造上重要な部分(柱、梁など)に影響がないか
・他の部屋や階に症状が広がっていないか


この段階で広範囲に被害が確認された場合は、被害が相当進行している可能性があります。
STEP3:応急処置方法
シロアリの疑いがある症状を発見した場合の応急処置には、以下のことを意識してください。

蟻道を発見した場合
蟻道を見つけても、すぐに壊してしまわないことが重要です。
蟻道はシロアリの活動の証拠であり、専門業者が被害の程度を判断する重要な手がかりとなります。
写真を撮影し、そのままの状態で専門業者の調査を待ちましょう。

羽アリが発生した場合
室内に羽アリが侵入した場合は、殺虫剤を使用するか掃除機で吸い取って処分しましょう。
また、羽アリの死骸も専門業者の調査に役立つ場合があるので、一部は保存しておくことをおすすめします。

木材の損傷を発見した場合
木材に穴や損傷を発見した場合は、その部分を触ったり、さらに調べようとしたりしないでください。
構造材の場合、無理に調査することで建物の安全性に影響を与える可能性があります。

STEP4:専門業者への相談とその準備
初期症状を複数確認した場合、または単独でも明らかにシロアリ被害と思われる症状を発見した場合は、速やかに専門業者に相談しましょう。

相談時に伝えるべき情報
・発見した症状の詳細
・記録した写真やメモ
・住宅の築年数と構造
・過去のシロアリ対策の履歴
・現在気になっている症状の経過

業者を選ぶときのポイント

その

補償内容

多くの業者では、駆除後の一定期間内の再発時に無償で保証対応してくれます。どのようなアフターフォローがあるか確認しましょう。

その

料金と作業内容

作業内容と費用の内訳が明確で、追加料金の発生条件などの事前の提示、しっかりとした説明を行なっているかどうか。

その

口コミ・評判

WebサイトやSNS上での評価をチェックし、対応が速いか、丁寧かなどご自身が気になる点を確認しましょう。

その

複数の業者に見積もり

料金やサービス内容は会社によって大きく異なります。

業者を選ぶときは必ず複数の会社へ見積もりを行いましょう。


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Danger

一部の害獣駆除会社は、他社に丸投げしているケースがあります……
害獣駆除業者の中には悪徳業者も多くいます。十分に注意して業者を見極めることが大事です。


害獣対策駆除センターの施工の流れ

STEP

まずはご相談ください

現場担当者が直接お電話にて相談をお受けしますから、お話もスムーズ。
ご相談は無料ですので現場の状況を詳しくお聞かせください。年中無休で対応します。


STEP

無料の現地調査を行います

弊社で対応可能であった場合、まずは現地の調査を行います。
最短30分で現地到着可能です。無料ですので、ご安心ください!


STEP

提案・お見積り・ご検討

調査した内容を元にお客様にとってベストな提案をさせていただき、作業の詳細まで説明のうえお見積りを出させていただきます。
お見積り後の上乗せはありません。明朗会計第一です!


STEP

作業日の調整

年中無休で対応しますので「この日しか無理」と言った場合などでも、ご都合に合わせて対応いたします。


STEP

駆除作業

お見積り内容にご了承いただいたら、害獣・害虫対策のプロが確実に駆除・予防します。

施工にかかる期間は被害状況や修繕場所によって変わります。施工期間の目安はお見積もり時にお伝えいたしますのでご安心ください。


定期点検

定期点検・メンテナンス

作業が完了して終わりではありません。その後、アフターメンテナンスのサポートが始まります。
柔軟かつ隅々まで行き届いたアフターフォローが可能です。




まとめ

シロアリ被害は、早期発見早期対処が何より重要です。

この記事で紹介した8つのの初期症状とチェック方法を活用し、定期的な点検を心がけることで、大切な住まいを守りましょう。

そして、少しでも異常を感じたら、「まだ大丈夫だろう」と様子を見るのではなく、専門業者に相談することをおすすめします。
早期発見することができれば、住まいの安全性を保てますし修繕費用も大幅に抑えることができます。

この記事を参考に、今日から積極的な予防と早期発見に取り組んでいただければと思います。
大切な住まいを守るため、そして家族の安全のために、シロアリ対策を住宅管理の重要な要素として位置づけていただければ幸いです。

この記事の作成者
害獣駆除の専門家 鈴木 北斗

害獣駆除センター
害獣駆除の専門家
鈴木 北斗


害獣駆除センターの害獣・害虫駆除の研究員です。害獣と害虫の駆除方法について研究しています。記事で執筆している内容は、自社での実績と経験、国内と海外の学術論文を基に情報提供しています。

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